どんなアプリかはこの画像をみてすぐに分かりますね。Re:NancyKPHはiPhoneにある写真またはカメラを使えばなんでもこのこじゃれた版画調にしてくれるかわいげのあるアプリです。
出力結果がうまくできているので、これで無料はなぜなんだぜ?とシンメトリーも開発されている作者様に聞いてみました。理由は記事の一番下にて。
NancyKPH -iPhone App by gravity-loves-time.com、デモビデオ。
上記動画で使い方はかなり理解できるのでさっぱり行きましょう。その前に今日お世話になるPIXTA画像達。おなじみのあの親子もいます!
(c) furuken|写真素材 PIXTA
(c) GOETHE|写真素材 PIXTA
(c) seAsOw|写真素材 PIXTA
(c) bossa_sea|写真素材 PIXTA
作者様のサイトより
このアプリは「ナンシー”小”関 風 パッチもん版画」作成ソフト」の画像処理アルゴリズムを使用し、 iPhone/iPod Touch用に作成したものです。
カメラから撮った写真やすでに撮りためた写真を版画風画像に変換することが出来ます。 またパラメータを変えると、違った作風の画像になります。 どのパラメータを変えたら、どう変化するかはご自身でお試しください。
オススメはやはり人間の顔写真なのですが、 親や友達ばかりに試すと嫌われる可能性がありますので、 テレビや雑誌の顔写真で試すのも楽しいですよ。 ただし公開する場合は著作権および肖像権を侵害しないようにしてくださいね。
基本画面はこうです。
左から、画像保存、各種の表現調整、画像の取り込み、もしくはカメラの使用、色変更、クレジットとなっています。
このツールバーはiPhoneを縦にするときちんと縦になるのがいい所。
ぱぱっと使える機能のご紹介。
もちろん、作った画像の保存はできますよ。
調節して画像変換できる項目は4つ、数値表示されているのでなんとなく分かるのですが、
これは細かさ
それぞれの調整項目の意義をまだ私が完全につかめていない。それぞれが違うことは分かっています。
これは太さ
べたは大きいとべたっとするよ。
もう一つ線際というのがあって、線をシャープにするのだがそれもぐわしとは掴めなかった。このあたりはなんとなくナンシー的だと思うことにする。
このアプリの作者様にも質問してみたのだが、
「各パラメータを複雑に組み合わせて画像を出力しています。意図した画像にどうしてもならないこともあるかもしれませんが、
それはそれで面白い画像が出力されていると思いますので偶然も楽しんでください。」
こういうところがこのiPhoneアプリの味というところだろう。
版画風だから単色表示、とはいうものの、ちゃんと色の変更ができます。
こうやってつまみをいじれば、すぐに色は反映されます。
この色調は海外うけしそうだなぁ。
つまみを全開にするともちろん真っ白。
それでは作品公開。
まずはシンプルに、スプーンとハムスター。
appbank管理人の先月の写真もこんな感じになる。
うむ、本人よりもいい男だ。
水面に映える鶴、ちょっとべたっとしたかな。
あとで微調整必要だな。
こっちは正月っぽくていいなぁ。
最後にお色気ショット5連発!
やはり人の顔や、物体が近くにあるシンプルな写真を使うとうまく行くようですね。
友人に使って見せてみたら、「それ欲しい、メールで送ってよ」って言われそうな予感が大いにする。
- このiPhoneアプリの販売会社: gravity loves time
- 価格: 無料
- 写真(Photography)
こんなに楽しいNancyKPHがなぜ無料なのか質問しました。
Re:NancyKPHが無料の理由
『シンメトリー』というアプリの制作中に、アートワークを待っている期間がありました。その時に『ToyCamera』とかに触発され画像処理の勉強を始めました。最初は画像を白黒にしたり、簡単にぼかしたりしていたのですが、全然楽しくありません。ふと、以前に画像処理を駆使して楽しい画像を出力しているソフトのプログラムソースを見たのを思い出しました。それが、『「ナンシー”小”関風 パッチもん版画」作成ソフト』です。
『「ナンシー”小”関風 パッチもん版画」作成ソフト』のプログラムソースを解析し、そっくりそのまま動くようにしてみて『Re:NancyKPH』のプロトタイプの出来上がりました。プロトタイプの時点で、すごくおもしろい!iPhoneはカメラがついているので、すぐに結果がみられるのがさらにおもしろい!このままにしておくのはもったいなく、リリースしたい!と思い作者の方にコンタクトをとりました。
この時にわたくしの方から「無料で配信したい」と申し出ました。どこの馬の骨かもしらないわたくしの申し出に即決でOKをいただきました。また、リリースに関して条件をおっしゃることは一切ありませんでした。作者の方にプロトタイプ送ったところ、楽しいとおっしゃっていたただき、いろいろアドバイスも頂きました。
『「ナンシー”小”関風 パッチもん版画」作成ソフト』はアイデアや出力される画像のクオリティ、プログラムソースの簡潔さ等々すばらしいソフトです。このため「移植」という言葉を使うのをためらいました。そこで「アンサーソフト」という言葉を使うことにしました。「Re:」という言葉にはメールの返信の「Re:」や「Reply」、「Respect」等の意味を込めています。このように、アイデアからプログラムソースまで使用している本アプリを有料にすることは考えられませんでした。
「シンメトリー」を有料にしている理由
でっかい会場とかでやるアーティストのコンサートとかって、でっかい花火があがったり、いろんな仕掛けがあってすごいですよね。あれって同じ価値観や興味をもった人がみんなでちょっとずつお金出し合ってワイワイ楽しんでいる、という気がしません?わたくしのアプリはそれに比べてちっぽけなものですが、ちょっとした驚きや楽しさを共有してもらうためのチケットだと思っています。今後もiPhoneアプリをリリースしていくつもりなので、もし気にいっていただけたら、まずはチケットを購入していただければ幸いです。