「魔界村はわざと簡単にした」カプコンiPhone開発者トークセッションレポート!
iPhone/iPod touchのおすすめアプリ紹介
カプコンのゲーム開発者が全国各地のアップルストアで「バイオハザード4」や「魔界村騎士列伝」の開発をテーマにトークセッションを行うイベント、「Meet the App Developer」。
本日15時からアップルストア銀座でも開催されるこのイベントを、聞けない人のために「魔界村騎士列伝」についてAppBankがお知らせしちゃいます。なお、今日のイベントではこの記事にはない新作の発表もあるとのことなので、カプコンの次のゲームが知りたいという方は15時までにアップルストアに駆けつけましょう。
「Meet the App Developer」では、カプコンのMC開発部部長、手塚武氏と伊藤幸正さんの2名が大いに語っておられました。
「魔界村」は常識を覆すくらいの難易度調整をした
もともと「魔界村」ってのは、ものすごく難しいことで有名なゲームでした。ボクもプレイヤーの時は胃を痛めながら「なんでこんな思いをして、こんな難しいゲームをやらなきゃいけないんだ」って思ってたんですね。
それで、App Storeの特徴として、お客さんが自由にレビューを書くことができます。今まで書かれたレビューは丁寧に読んでいるのですが、思いの外「難しい」という意見が多いんです。「バイオハザード」にしても、初めて遊んだというお客さんが多い。
そういうこともあって、じつはiPhoneの「魔界村騎士列伝」については魔界村の常識を覆すくらいの難易度調整をしています。たとえばアップデートで追加したパンツモード(高難易度)では敵の花が複数登場しますが、通常モードでは1体です。こうすることで圧倒的にゲームの難易度は下がるんです。
というか逆にそれぐらいやらないと、iPhoneやiPod Touchで遊んでるユーザーには、非常に難しくてやる気の起きないソフトになってしまうんです。そうなると、カプコンのゲーム、ひいてはiPhoneのゲーム自体が「私が遊ぶものじゃない」となってしまいます。それはマイナスなので、かなり思い切って難易度をさげています。
ですから当然、昔ながらの魔界村のファンの方からは「こんなの魔界村じゃない」と、「簡単すぎる」という意見もありました。そのため、もともとの魔界村らしい「パンツモード」を事前に用意しておき、アップデートとして追加することで、ファン向けに高難易度モードを追加して幅広いユーザー層に対応しています。
お客さんはイージーモードがしたいんじゃない
魔界村では今回、多数のお助けアイテムをアプリ内課金で用意しています。いわゆるチートアイテム、インチキです。これは時間のないユーザーさんでも、確実に最後まで遊べるようにするために用意したものです。
じつはモバイルで遊ばれているユーザーさんから、「レベルがMAXになれるようなアイテムを、せっかく販売できるのなら販売して欲しい」という声が多数ありました。モバイルのユーザーさんの中には忙しいために限られた時間、短い時間でリッチなゲーム経験がしたいという方が多いんです。
昔は時間があったからゲームをやりこめたけれど、今は時間がない。でも昔ながらのゲームの面白さは分かっているので、短時間で良い経験をしたい。でも、最後まで遊べないなら苦労はしたくない。そういう声に応えるために、今回6つのお助けアイテムを用意することで、さらに難易度を下げられるようにしたんですね。こういうすることで、どんなユーザーが、どんな環境で、どんな時間でやろうとも最後までは楽しんで頂ける設計になっています。
じつは、これをアンロックアイテムや隠しアイテムとして入れていると、そもそもそういうのが出せる人はクリアできる人なので、いらないんですね。こういうものがなくてもクリアできるようになってるんです。でも、さらに用意することで幅広いユーザーさんに楽しんで貰えます。カプコンは単にユーザーさんに合わせるのではなく、そのユーザーさんのライフスタイルに合わせるかたちで、ゲーム自体のデザインや仕様を考えるようにしています。
じゃあ「ノーマルモードとイージーモードでもいいんじゃないか」という考えもあると思うんですが、お客さんはイージーモードがしたいというわけじゃないんですね。普通のモードで遊べるようになりたい。だからノーマルモードを簡単にして、さらに簡単にできる仕掛けも盛り込みつつ、高難易度についてはオプションで提供する。我々としては、現時点ではこれが正解だと思っています。
おかげさまで、普通のパソコンのオンラインゲームのアイテム課金と比べると、お助けアイテムははるかに高い装着率を出しています。この数字から、我々としてはこのサービスについて理解して頂けたのではないかと考えています。
本日の発表はカプコンのニュースアプリかTwitterで!
魔界村の解説、いかがでしたか? カプコンの考え方、ユーザーに対する思いが伝わったかと思います。
そして、本日発表される新作の紹介を残念ながら聞けない方のために、カプコンが用意しているiPhoneのニュースアプリ、そしてTwitterのアカウント @icapcom でも実況する予定だそうです。
平日で見に行けないよ! という方は、ぜひアプリとTwitterでチェックしてくださいね。
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December 4th, 2009 @ 6:50 am
微妙に昔からのプレイヤーのニーズを取り違えている気がするなぁ。
パンツ一枚で戦いたい訳じゃ無いんだけど。
アーマーの耐久度設定をできるようにすればそれでいいんじゃない?
「イージーモード」という表現があれなら、「ノーマル」と「ハード」という感じで分けるほうほうだってあるだろうし。
一発ではがれるがカッコいい鎧に身を包んだアーサーが、手応えある難易度のステージで暴れ回る。
次のバージョンアップではぜひそのあたりを実現して欲しいな。