ClassicPan – Vintage Panoramic Camera は、縦横比4:9のパノラマ風写真を撮影できるアプリだ。ただし「風」というところに注意。
パノラマ写真とは、広範囲を収めた横長の写真のこと。デジタルカメラ全盛の現在ではカットを複数枚合成して作成するのが定石だが、銀塩カメラの時代にはドイツのNOBLEX 135や国産のWIDELUX F8など、専用の「パノラマカメラ」というものが存在した(参考:パノラマ写真を撮る 3)。
このClassicPanは、iPhone内蔵カメラで撮影した写真を、そういったクラシックパノラマカメラで撮影した写真の独特の仕上がり具合に似せて、フィルタ処理するだけのアプリなのである。複数枚のカットを合成して本当のパノラマ写真を作成するアプリではない。
起動すると、いかにもそれっぽい雰囲気の画面が表示される。右上の丸いボタンがシャッターだ。下部を左右にスワイプすると、フィルムの種別(写真の仕上がり)を選択できる。
設定項目にある「VIGNETTING EFFECT」とは「口径食」(口径食 – Wikipedia)のこと。古い写真でよく見られる、周辺部の光量が低下したような効果がかかる。「BACK-UP ORIGINAL IMAGE」をオンにすると未処理の写真データも同時に保存されるが、撮影後の保存処理に要する時間が長くなり、またiPhone 3Gでは保存中にアプリがしばしば落ちるなど動作が不安定になったので要注意だ。
冒頭の写真は「NORMAL POSTIVE FILM」モード、「VIGNETTING EFFECT」はオンで撮影したものだ。ちなみに、同じ風景を通常通りに撮影するとこんな感じ。このデータの上下をカットして横長にした上で、フィルタ処理しているわけだ。
以下、「NORMAL NEGATIVE FILM」「NORMAL B/W FILM」「SEPIA FILM」「DESATURATED FILM」「HIGH SPEED B/W FILM」の各モードで撮影した作例である。いずれも「VIGNETTING EFFECT」はオンだ。
撮影した写真を確認するには「RECENT PRINTS」をタップ。演出がまたいちいち凝っていて雰囲気ありあり。写真の保存形式はJPEGだ。
しつこいようだが、本当のパノラマ写真は撮影できない。しかし、ちょっと目先を変えてレトロチックな雰囲気を楽しむには、もってこいのアプリだと言える。
- 販売会社リンク:ClassicPan – Vintage Panoramic Camera
- 参考価格:115円
- 写真(Photography)



























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