【速報】アップル「教科書を再発明する」iBooks, 電子書籍作成ツール, そして iTunes U アプリをリリース。
アップルがニューヨークにて教育関連のイベントを行いました。
インタラクティブ性、表現力の高い教科書が販売される iBooks 2、その書籍を作成できる IBooks Author, そして全世界の大学の授業を無料で受講できる iTunes U、3つのアプリがリリースされました(ソース、画像ともに Engadget)。
フィルシラー氏の登場からイベントは始まり、iPad の教育現場での優位性と教科書の再発明をテーマに発表は素進められました、150万台の iPad が教育現場で使われていることなど、教育をテーマにしつつたびたび iPad の製品優位性を主張していました。3月上旬の iPad 3販売説も濃厚になってきましたね。
イベント内容の動画はアップルのサイトで視聴できます。
Apple – Apple Events – Apple Special Event January 2012
併せて公開された教科書の再発明に関する youtube 動画
それではイベント内容を簡単に紹介していきます。
パワーアップしたiBooks 2 をリリース。教科書の販売も
3Dモデル表示や動画の埋め込みなど、従来の iBooks より表現力が向上しています。
さらに、教科書そのものを販売。高校の教科書が$14.99以下で購入可能。まずは、Pearson, McGraw Hill and Houghton Mifflin Harcourt が出版社として参加。
表現力があがった iBooks 2 は iBooks のバージョン2として本日よりリリース。無料。
iBooks Author – iBooks で出版する書籍作成ツール。
教科書だけでなく、iBooks 2 でリリースされる書籍全てを作成できるツール。テンプレートも豊富。画像をドラッグするだけで追加できるなど、誰でも直感的に作成できる。
さらに、Keynote のファイルを統合するのみならず、Javascript や HTML のコードでも表現できる。
Mac, App Store でリリース。価格は無料。

iBooks Author
iTunes U – 全世界の大学の授業を受講できるアプリ
誰でも大学の授業を受けることができるiTunes Uサービスを刷新、専用アプリもリリース。
Notes機能、ハイライト付きのノートを取れるのみならず。動画や画像、関連アプリへのショートカットも可能。
本日から12の学校のコンテンツが利用可能(東京大学も含まれている)

iTunes U
以上です。
iPad を持つ大学生が増えるのみならず、親がパソコンの変わりに iPad を子どもに買うというシチュエーションが想像できますね。
またテキスト系のコンテンツに力を入れることから、時期 iPad は文字がきれいに見える Retina ディスプレイを採用することは確実だと思いました。
iBooks Author の表現力も魅力ですが、日本ではまだまだ。。。という状況ですので今年の出版業界の変化に期待したいところですね。
参考: ミュージックや出版の登録窓口はこちら。
アップル – iTunes – iTunesパートナー – コンテンツを販売する
(ソース、画像ともに Live from Apple's education event! — Engadget)