Apple、iPhoneアプリのスクリーンショット詐欺を防ぐために規約を変更。審査承認後の画像の差し替えを禁止に。

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こんにちは、KiDDです。

1月9日(水)、AppleがiPhoneアプリの審査合格後にスクリーンショットを変更してユーザーをだます詐欺を防ぐために、規約の変更を発表しました。

Beginning January 9, app screenshots will be locked in iTunes Connect once your app has been approved. New screenshots may be uploaded when you submit a binary for an update to an existing app or a new app. For more information on capturing and using screenshots, read the Xcode User Guide.

News and Announcements for Apple Developers

新しい規約では「1月9日以降、アプリが承認された後はスクリーンショットがロック(固定)されます」と書かれています。今後はアプリのアップデート申請時にのみスクリーンショットの変更が可能になるとのことです。

これまでは審査に合格したあとでもスクリーンショットを差し替えることができたため、一部の心ない開発者が問題のない画像で審査を合格させたあと、アプリの内容を誤解させる画像に差し替えてユーザーをだます“スクショ詐欺”が行われることがありました。

たとえば昨年2月には、「Pokemon Yellow」というまるでiPhoneで「ポケットモンスター」が動くかのように思わせるアプリがリリースされたことがありました。(今はリジェクトされています)


Fake Pokemon Yellow, iOS App Store Chooses You! | RipTen Videogame Blog

このアプリ、被害にあった人の話によると起動画面を見せたあとにアプリがクラッシュしてあとはウンともスンとも言わないというユーザーからお金を巻き上げるだけのアプリだったそうです。

11月にも、人気ゲーム「Minecraft」のスクリーンショットを掲載した「Mooncraft: Build Blocks」なるアプリがリリースされました(同じくリジェクトずみ)


Mooncraft — Build Blocks: Abzocke im App-Store – COMPUTER BILD SPIELE

こちらも「Minecraft」がiPhoneで遊べるかのような説明文でしたが、じつはタップするとブロックが「ABCDE・・・」言いながら増えていくだけという典型的なスクショ詐欺アプリでした。

今回の規約変更によって今後はこういったスクショ詐欺アプリが審査を通ることはなくなるため(または審査を通ってもスクショから内容がちゃんと判断できるようになるため)、ユーザーにとっては安心してアプリが買えるようになって嬉しいかぎりです。

逆に開発者の方にとっては「スクリーンショットだけを変更したいときでもいちいちアップデート申請しないといけない」と手間が増えてしまうことになりますが、詐欺アプリに流れるはずだったお金が救われて自分のもとに届くかもしれない!と前向きに考えてより良いアプリの開発にハゲんで前進しましょう。

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