iPhoneのパスコードロックが犯罪捜査の障害に。Appleに解除を要請も…

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AppBank の主任です。

CNET Japan によると、アメリカでは iPhone や iPad のパスコードロック機能が障害となり、様々な事件の捜査が難航しているようです。

というのも、iPhone や iPad のパスコードロック機能をオンに切り替えると、iPhone 内部のデータは AES-256 と呼ばれる方法で暗号化されます。

この方法で暗号化されてしまうと、正しいパスコードを入力せずに暗号化を解くことが難しく、捜査に必要な情報が手に入らない状態が生じているようです。

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むやみにパスコードを試せない事情

パスコードロック
iPhone にはパスコードを10回間違えると、データを全て削除する設定があります。

そのため、この設定が有効になっている可能性がある限り、むやみにパスコードを試すことができません。


Computer World によれば、特殊なソフトを使えば様々なパスコードを試せるものの、所要時間は6桁で最大22時間・10桁で25年とされています。

さらに CNET Japan によると、上記のような方法で iPhone のロックを解除する能力を持つ捜査機関はアメリカにはないようです。

Appleに協力を要請するも最低7週間待ち

そこで多くの捜査機関が Apple に、iPhone のパスコードロックを解除するように要請を行っていますが、最低でも7週間は待たされるようです。

CNET Japan の記事では、要請から4ヶ月が経過している事例も紹介されています。

ちなみにアメリカでは、こうした手法でロックを解除してデータを取り出す行為は令状があれば問題ないそうです。

Apple は司法機関からの要請件数・これに応じた件数を公表していません。

iMessageの暗号化も捜査の障害に

Apple が採用している暗号化機能が捜査の障害となっている事例は他にもあります。

今年の4月には、iMessage でやり取りされるメッセージは暗号化されていることが原因で、捜査機関が合法的に傍受できなかった事例が報じられています。

アップルの「iMessage」は傍受不可能–米政府の内部文書で明らかに – CNET Japan

参考(順不同)

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