デザインを一新したPages/Numbers/Keynoteアプリの変更点まとめ。
AppBank の主任です。
iOS 7 のデザインに合わせて一新された iWork アプリが公開されました。「iWork」は Pages・Numbers・Keynote の総称です。
Pages はワープロアプリ、Numbers は表計算アプリ、Keynote はプレゼンアプリです。すべて Apple が開発しています。
新端末なら無料で入手できるほか、すでにこれらの iWork アプリを購入しているユーザーはアプリをアップデートできます。
この度公開された iWork アプリはいくつかの新機能が追加され、基本的な機能を改良しています。今回はそんな iWork アプリの変更点を簡単にご紹介します。
そもそもiWorkって何ができるアプリ?
iPhone 版アプリは Mac 版ほどの機能・使い勝手は持ち合わせていませんが、空き時間などに軽く作業する際に重宝します。

表計算アプリの Numbers では家計簿・貯蓄プラン・請求書などが作成できます。表計算に必須の関数も扱えます。
プレゼンアプリの Keynote は、プレゼンに使うスライドを作成したり、そのスライドをアニメーション付きで再生できます。
Apple TV や Digital AVアダプタを使うことで内容を大型液晶テレビに表示したり、iPad ならそのままプレゼンに使うこともできます。
新しいテンプレートが追加された
Pages・Numbers・Keynote アプリの全てで新しいテンプレートが追加され、旧バージョンのテンプレートはいくつか削除されています。
項目にコメントが残せる
書類に含まれる画像などの項目にコメントが残せるようになりました。iWork for iCloud では表示されませんが、Mac 版 iWork アプリで確認できます。
iWorkを持っていない人とも共同編集が可能に
作成した書類を共有する際に生成されるリンクを送ると、相手は PC のブラウザからそのファイルを編集できます。結果は iPhone の書類にも反映されます。
左:「Numbers」の左にある共有ボタンをタップして…
右:【iCloudでリンクを共有】をタップ。
メールで送ったり、iMessage で送ることもできます。
相手はそのリンクを PC のブラウザで開くだけ。iCloud のアカウントは不要です。機能に制限はありますが、一通り書類を読む・編集することができます。
iWork アプリをインストールしている iPhone/iPad で同じリンクを開いても編集はできません。
ファイルのダウンロードは可能ですが、編集しても共有している人のファイルに結果は反映されません。
MacとiPhoneでファイル形式が統一された
これまで通り、iCloud を介して作成した書類を iPhone・Mac で編集できますが、ファイルの形式が統一されたので、より簡単になりました。
これまでは形式の違いによって同じファイルを編集できず、コピーを作成しなければならない場合もありました。
iPhone・Mac で編集した結果は iCloud を介して互いに逐次反映されます。
インタラクティブ・グラフが追加された
1つの項目に対して複数のデータがある場合、グラフの下にあるスライドバーを使って表示するデータを選べるグラフを扱えるようになりました。
日本語サポートの強化・処理の高速化・ワイド画面への対応
ワープロアプリの Pages は日本語のサポートが強化されたとしています。具体的にどのように強化されたかは不明です。
表計算アプリ Numbers は計算エンジンを一新。処理がより高速になりました。
Keynote はワイド比率のスライドも作成できるようになりました。