「VoLTE」はFaceTime・LINE・Skypeと何が違うのか?

iOS 8 で対応すると噂の「VoLTE」ですが、無料通話が楽しめる FaceTime・LINE・Skype といったアプリとは何が違うのでしょうか?

VoLTE


VoLTE は、LTE 回線を使って音声通話を実現する技術です。ただし、現在の iPhone は対応しておらず、携帯電話各社もサービスを提供していません。

一方、無料通話が楽しめる FaceTime・LINE・Skype といったアプリは、LTE 回線で利用することも可能で、今日から使うことができます。

これらのアプリと VoLTE は、いずれも音声通話ができる・LTE 回線を使うサービスなのでほとんど同じように見えます。両者には何か違いはあるのでしょうか?

1. アプリ

VoLTE は、現在も提供中の音声通話サービスを置き換える、新しい通話方式です。

したがって、iPhone が VoLTE に対応した場合、これまでと同じように電話アプリを使って通話できると考えられます。

VoLTE


FaceTime は iPhone の標準アプリですが、LINE・Skype は App Store からアプリをダウンロードする必要があります。

2. サービスを提供する企業

VoLTE は、ドコモ・au・ソフトバンクといった携帯電話各社、いわゆる「キャリア」が提供します。利用料金の請求もキャリアが行います。

VoLTE


キャリアは LTE 回線の管理・提供も行っているため、VoLTE の通話品質には期待が持てます。

FaceTime・LINE・Skype は、キャリアではない企業が提供しています。例えば、FaceTime は Apple が提供しているサービスです。

VoLTE


個々の通話で発生する LTE 回線の利用費は、アプリの利用者が「通信費」としてキャリアに支払っています。これらの企業は負担していません。

アプリの利用料が追加で発生した場合には、利用者がこれらの企業に料金を支払います。

3. 通信の優先度

LTE 回線では、用途で通信をクラス分けしています。その中でも VoLTE は、優先度が高いクラスに分類される予定です。

このクラスは、一定以上の回線速度を確保する・通信エラーが起こる確率を一定以下に抑えるため、他の通信よりも優先されます。

VoLTE


なぜなら VoLTE は、LTE 回線を管理・提供するキャリアのサービスであり、現在の音声通話を置き換えるものなので、通話品質の低下は避ける必要があるからです。

さらに VoLTE は消防・警察などへの緊急通報にも使われるため、非常時でも使えるサービスであることが求められます。

一方で FaceTime・LINE・Skype は、Safari でウェブページを表示する・メールを送受信する時と同じクラスに分類されていると考えられます。

このクラスは VoLTE よりも優先度が低く、回線速度の保証もありません。

したがって、回線の状況が良い時は大差はなくとも、回線状況が悪くなれば VoLTE の方が通話品質を維持しやすいと考えられます。

4. 電話番号と通話先

VoLTE は現在の電話を置き換えるサービスなので、電話番号は「080」や「090」から始まる番号です。固定電話・携帯電話と通話でき、番号の通知もこれまでと同じです。

FaceTime・LINE・Skype は、相手も同じサービスのアカウントを持っている必要があります。固定電話・携帯電話への通話は不可です。

Skype・LINE の有料サービスであれば、携帯電話の電話番号を使い、固定電話・携帯電話への通話を行うことができます。

VoLTEの特徴・iPhone対応の可能性

VoLTE の特徴・VoLTE に移行するメリットのほか、iOS 8 で iPhone が対応する可能性をご紹介しています。
iOS 8は「VoLTE」に対応? 音声通話をLTE回線で行う意味とは?

参考(順不同)

参考になったらシェアお願いします!
▼新着記事やオススメ記事を投稿中!
Twitterをフォローする → AppBank(@appbank)
Facebookページをいいねする → AppBank

オススメ