横須賀でIngressを使った観光事業を始めたキッカケとは? 観光課で働く人に聞いてきた!
横須賀市観光課で働く人はガチのエージェントだった。
2014年12月18日。横須賀市がIngressとの観光事業を発表しました。
→STRATEGY BASE FOR INGRESS IN YOKOSUKA
事業発表と同時に公開された特設サイトは「ガチ過ぎる」、「エリアPA01-ALPHA-12って何?」と評判を集めました。
これは、ただのIngressに乗っかった観光事業じゃない。そう確信した筆者(KEN360)は、12月25日に横須賀で行われた「横須賀 in Ingress」体験ツアーに参加してきました。
→Ingress in 横須賀。エージェントなら大量のポータルと猿島を体験しに行くべし!
その体験ツアー終了後、横須賀市商業観光課の方に時間を頂けたので、横須賀市のIngress観光事業がどのように始まったのか、お話を聞かせてもらいました。
観光課内で流行りだしたのがキッカケ
聞き手:KEN360
語り手:横須賀市商業観光課・西山さん エージェントレベル14のガチ勢。
—Ingressを事業化するということですが、最初から上手く行くと確信があったのでしょうか?
最初は課内で楽しんでいただけで事業にするという考えはなかったですね。
最初に始めた女性エージェントが、ほかの社員に「面白いよ」と勧めて、係長の矢部が始めて、私はみんなより2週間くらい遅れて始めたのかな。
「どうせつまんないだろ?」と思って始めたら、以外にハマっちゃって。
(西山さんが、朝・昼・晩と回っている三笠公園。ポータルがたくさんあり、レベル上げやアイテム収集に最適。)
やっているうちに、観音崎から千葉の方にリンクが飛んでいるのに気づいたんですね。また、三浦の方や静岡のほうからもリンクが飛んできたりして。
—静岡ですか!?
です。で、たまたまCOMM(スキャナーのコメント機能)上でお話をさせて頂いたら「千葉の方から来ました」と。
ほかにも、リアルキャプチャー※1 されたときも逗子や鎌倉の方から来られる方もいまして。L8ファーム※2 と呼ばれている三笠公園に「武器やアイテムを取りに来ました」と。
「これは、もしかして市外から人を呼べるのでは無いか?」とぼんやり考えたのが、Ingressを観光事業に発展するキッカケです。
※1 リアルに「エージェントですか?」と話かけられること。KEN360はまだリアルキャプチャーされたことがない。
※2 レベル8のポータルがたくさんある場所のこと。12月29日現在、IntelMAPで確認してもL8ポータルばっかりです。
ポータルがたくさんあれば、横須賀にIngressを遊びに来てくれるのでは?
みんなでハマっているときに「ポータルがたくさんある場所に行きたいよね?」と感じるようになって。なので、横須賀にポータルがたくさんあると遊びに来ていただけるかな?と発展していきました。
ポータルの数も含め、何か見どころがあれば横須賀にお客様がIngressをプレイしに来てくれるのではないか。
そんなことを考えていたら、横須賀市長とGoogleの川島さんが同級生だったということもあり、Googleさんとお話させていただく機会がありました。
横須賀市は何をできるのか、Googleさんはどのような配慮を頂けるのかと、相談をしていきました。
そこで話を進めていたところ、岩手県のIngress発表がありまして。
—そこで岩手ですか!
岩手にやられた!と思った
市長と「うちらが1番最初だろ」と話していたら数日後に岩手の発表がありました。
岩手県の発表は、とにかく衝撃が大きくて。イベントをどんどんやっている事にリスペクトもありますし、「素直にすごいなぁ」と思います。
ただ、我々としては「やられた!」って。(一同笑)
でも、岩手の一報で刺激を受けて、おかげで一気に話が進みました。市長も前例があることにより「どんどんやってくれ!」との声があり、逆にやりやすくなりました。
猿島航路のエージェント割は衝撃
—猿島航路のエージェント割はスゴイですね。
そうですね。まさか半額でやってくれるとは思いませんでした。
猿島へフェリーを出しているトライアングルさんは、まさかここまで人が来ると思っていなかったようで、いま驚いているところですね。
20日に始まって、23日の祝日は二桁の人数が来ました。
—なるほど。冬は滅多に来ないことを考えると、大きな効果ですね。
(猿島へは体験ツアーで初上陸したが、人が少ない方が無人島感を味わえるような気がした。この機会にぜひ猿島へ遊びに行って欲しいです)
最初はみなさん1人のエージェントだった
横須賀市商業観光課の「矢部班」。左から、西山さん、矢部さん、峰澤さん。全部で8人ほどのチームだそう。
最初は1人のエージェントとして活動していた商業観光課のみなさん。だんだんとガチエージェントになっていくにつれて、Ingressと人の動きを観察するようになるのは、さすが観光課の方。
Ingressを通じて「お客様を外から連れてくる」という本職に手がけられたのは、ただならぬIngressへの情熱と、「自分達も最大限楽しむ」ということではないかと感じました。
そんな横須賀市がこれからIngressでどんなことをするのか、いまから楽しみです。
公式サイト→STRATEGY BASE FOR INGRESS IN YOKOSUKA
体験レポ→Ingress in 横須賀。エージェントなら大量のポータルと猿島を体験しに行くべし!
三笠公園のミッション→横須賀ツアーで2つの「Mission」をやってきた!
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・開発: Google, Inc. ・掲載時のDL価格: 無料 ・カテゴリ: ゲーム ・容量: 48.9 MB ・バージョン: 1.66.0 |
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