16GBユーザーに朗報! アプリの容量を減らす『App Slicing』提供開始
地味ながら期待できる機能です。
iPhoneにインストールするアプリの容量を減らす『App Slicing』の提供を現地時間2015年10月5日に開始した、とAppleが発表しました。
この機能はiOS 9を一般公開する際に提供を始める予定でしたが、iCloudバックアップのバグにより、延期していました。
では、どうすればApp Slicingを利用できるのでしょうか?
iOS 9.0.2をインストールしよう
iOS 9.0.2をインストールしたiPhone/iPadで、アプリをダウンロードする際に利用できます。iOS 9.0.1やiOS 9、iOS 8.4.1では利用できません。
iOS 9.0.2へのアップデート方法や修正された不具合は、以下のページでご確認ください。
→ 『iOS 9.0.2』公開。iMessageやiCloudのバグを修正
変化なし・・・?
実際にiOS 9.0.2にアップデート済みのiPhone 6 PlusとiPhone 5で、同じアプリをApp Storeからダウンロードしましたが、アプリのデータサイズに変化は見られませんでした(10月6日付でアップデートされた『YouTube』で検証)。
アプリがApp Slicingに対応するために、開発者が手を加える必要があるのでしょうか。
今回の発表はアプリ開発者に向けたものなので、どんなアプリがApp Slicingに対応しているのかは明らかになっていません。
なぜアプリの容量を減らせるのか
アプリはさまざまなiPhoneやiPadに対応するために、対応するiPhone/iPad用のデータをすべて収録しています。
App Slicingはアプリのデータを自動解析。その結果、iPhone 6s用・iPad Air用といった機種ごとの専用バージョンを作成します。
たとえばiPhone 6sからそのアプリをダウンロードする場合、iPhone 6s専用のバージョンがダウンロードされます。これによってiPad Air用やほかのiPhone用のデータをダウンロードせずに済むので、iPhone 6s上のアプリは容量が小さくなります。
iPhoneにインストール済みのアプリには、どのように影響するのかは不明です。もしかすると、アプリのアップデートという形で対応するのかもしれません。