X JAPANが横浜アリーナで見せた、3時間に及ぶ全身全霊のステージ【ライブレポート】

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(※画像提供 UDO音楽事務所 以下すべて)

20年ぶりとなる日本ツアー真っ最中の『X JAPAN』は、12月3日に横浜アリーナ4DAYSライブの3日目の公演を行った。

11月28日、石巻のチャリティー公演からスタートした日本ツアー。

12月1日〜4日、横浜。7日、大阪。9日、福岡。14日・15日、名古屋。の6都市で計9公演が行われる。

横浜公演は、同じ会場で4夜連続ライブという、X JAPAN史上初の試み

20年ぶりに行われる様々な奇跡の結晶の日本ツアーは、横浜で早くも最高潮を迎えた。

X JAPAN 日本ツアー 横浜アリーナ【12月3日】

その時を待ちわびるファンたち

8月にYOSHIKIから発表された20年ぶりの日本ツアー。長年の飢餓感に見舞われていたファンによるチケット争奪戦がおこり、即日完売。オークションサイトではチケットが高額で取引される事態に。

このことを重くみたメンバーは話し合い、横浜12月1日、名古屋12月15日に追加公演が決定されたのである。

そのため、当然ながら横浜アリーナは満席。公演前から尋常じゃない熱気に包まれていた。

19時。予定の時間になってもまだ始まらない。

会場内ではメンバーの登場を待ち望むかのように、「We Are!!」「X!!」、「We Are!!」「X!!」のコール&レスポンスがあちこちで行われていた。

また、自然にウェーブが発生したりと、会場内は徐々に温度を上げていく。まるで、ライブに備えて会場自体が準備運動に入っているようだった。

19時35分、ついに会場が暗転。
オープニングSEの「Miracle」が流れると、会場は歓声が渦巻く。YOSHIKIがドラムの上に立ち、腕でXのポーズ。そして祈るようなポーズ。

その間にToshiPATAHEATHSUGIZOが配置につく。

ついに、、、始まるのだ。

新旧織り交ぜた怒涛のラインナップ

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ライブのオープニングを飾ったのは「JADE」。ステージ前方では火花が炸裂し、レーザー光線がステージを演出する。いきなり全力だ。

立て続けに初期の名曲「Week End」と続く。聴きなれた曲だけに、サビはもちろんのことコーラスの部分も観客が歌うなど、会場との一体感は凄まじかった。

フロントマンのToshiが「気合入れていけー!」と煽ると会場はその声に応えるように声援が上がった。

Week Endでは、YOSHIKIがドラムから立ち上がり、ピアノを弾くシーンも見どころのひとつ。YOSHIKIがピアノの鍵盤の音を鳴らすと、会場の視線・意識が吸い込まれるようにYOSHIKIに集中していたのがとても印象深かった。

瞬きも許さないとはこういうことなのか。

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魅力的なMCとサプライズレコーディング

曲の合間に行われた、YOSHIKIとToshiによるMCも魅力のひとつだ。

Toshiの靴がカラフルに光っている様子を見て、「Toshi、靴光ってるよ?昨日も光ってたよね」といじり、さらに畳み掛けるように「ボクのコレ(コルセット)も光るといいなぁ」と観客を笑わせた。

医療器具なのでドラムを叩く際は外せないとYOSHIKIは語った。

中盤には、3月にリリースされるアルバムのワンパートをレコーディングする場面も。

本当は1ヶ月前に終わっている作業だったらしいのだが、この日のためにとっておいたそう。レコーディングに参加できるとのことで会場はヒートアップ。

そんな様子を見ながらYOSHIKIは「(リリースに)間に合うかな?」とボソリ。「あなたしかわかりません」とToshiが言うと会場は大きな笑いに包まれた。

熱い気迫に満ちた演奏とマイペースでゆるい二人のかけあいが対照的で、ここも掴みどころがない「Xらしさ」なのだろうか。

Toshiが会場のオーディエンスの指揮をし、YOSHIKIがピアノで伴奏を弾く。Toshiが「腹から声出せよー!!」と観客のボーカル指導をしていたのも印象深かった。

また、YOSHIKIは会場の歌を一度聴いて「みんなうまいね」と褒める。するとすかさずToshiは「いいなぁ、オレなんか褒められたこと無いのに」と、会場の笑いを誘った。

ひとりのファンとして、YOSHIKIの伴奏で歌うという貴重な機会を与えられ、感無量だった。

収録した音源は、来年3月11日に全世界で同時発売される20年ぶりのスタジオアルバムに収録予定。どのような作品になるのか今から楽しみである。

各メンバーのソロで観客を魅了

印象的なレコーディグのあと アップテンポな「Hero」を演奏後、PATAとHEATHによるソロを披露。

PATAはワウペダルを使ったテクニカルなプレイで観客を酔わせ、HEATHはブルーズ的なフレーズを奏でたり、観客からペンライトを借りてボトルネック奏法を披露してたりして観客を魅了した。

お互い速弾きでバトルする姿は、ギターキッズもそうでない人も必見だろう。

PATA、HEATHのソロのあと、そのままToshiが合流し「DRAIN」が始まる。ドラムは打ち込みで、3ピースという珍しい編成だが、メンバーの圧倒的な存在感とバックスクリーンと照明を使った演出であっという間に不思議な世界に連れて行かれそうになった。

そしてSUGIZOによるヴァイオリンソロ。オーケストラの花型であるヴァイオリンだが、ここはXのライブ。クラシックスタイルでありながらも、美しくも妖しいロックな旋律を奏でた。

ヴァイオリンソロ後、Toshiがアコースティック・ギターを手に舞台の中央に登場。弾き語りスタイルで「TEARS」を披露。ファンと一緒に歌いながら、途中涙ぐむシーンもあり会場は感動に包まれた。

Toshiが言った「みんなで幸せになろう」が頭から離れない。我々は幸せになるために生まれてきた。そんな当たり前のことを気付かされる貴重な時間だった。

YOSHIKIのピアノ&ドラム・ソロ

Tearsで会場内が感動的、かつ暖かい気持ちになったあと、YOSHIKIは花束を持って登場しファンに向かって投げる。YOSHIKIからの花のプレゼントをもらえるとなると会場は悲鳴にも似た絶叫が駆け巡った。

YOSHIKIによる繊細で、かつ激しいピアノソロのあとドラムソロが始まった。

レーザー光線の演出だけではなく、ドラムセットがステージごと上昇。その間もYOSHIKIはダブル・ベースドラムを刻み続け、力の限り叩く。

そして長い。まったく記憶が定かではないが、かれこれ5分くらい経っただろうか。体はボロボロのハズなのに、まったく叩くのをやめようとしない。命の限り叩く。体がぶっ壊れるまでやる。は本当だった。

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名曲の応酬

感動的なドラムソロのあとYOSHIKIピアノによる「Forever Love」、初期の名曲「」と名曲の応酬。

Toshiが「紅だーーーーー!!!!!」と叫び、おなじみのリフが始まると会場の興奮は最高潮。腕を振り上げるファン、ヘッドバンキングをするファン、歌い出すファンが入り混じって横浜アリーナは一気にカオスに。

五臓六腑に刻み込まれた潜在意識によって、身体が勝手に動きだす。叫びだす。Xの恐ろしさを身に沁みて感じた瞬間だった。

パワー全開の紅のあと、3月11日リリース予定のニューアルバムからのシングルカット第一弾「Born To Be Free」に。

ピアノの美しくも悲しげな旋律から始まる同曲は「みな、自由になるために生まれた」という深いメッセージがこもっている。

そして、ラスト。バンド名を冠した「X」へ。

ファンは理解している。この曲が演奏されるということは、ライブの終わりが近いことを。

そんな戸惑いと興奮。喜びの感情が会場を渦巻きながら、サビの「X!!」で全力で飛ぶ。1回1回のXジャンプが愛おしいように。

ギターソロ後の間奏ではメンバーの名前をToshiが叫ぶ。ここには当然のように「オンギター HIDE!!」、「オンベース、TAIJI!!」と天国にいるメンバーの名前を叫び、会場もこのメンバーの名前を全力で叫んだ。

そしてToshiが「We Are!」と言い、ファンが「X!」応えるコール・アンド・レスポンスのシーンに。Toshiが煽り会場が全力で応える。

そのままYOSHIKIがマイクを取りアリーナを一周しながら「We Are!」「X!」と会場との一体感を高める。YOSHIKIが会場内を叫んで周っているときはToshiがドラムを叩く。メンバーもファンもこの時が終わるのを惜しむように叫び続ける。

HIDEの煽りフレーズ「飛べ飛べ飛べ飛べ〜〜〜!!」とYOSHIKIが叫び、最後の大サビで会場内は全力のジャンプ。感動と興奮のまま本編が幕を閉じた。

来年公開予定の映画の一幕も披露されたアンコール

途切れることがない「We Are!」「X!」の叫び。

ステージのX JAPANのロゴが消えると、来年公開予定のドキュメンタリー映画のトレーラー映像が流れた。

そして「World Anthem」のSEが流れ、メンバーが登場。アンコール1曲目は「Rusty Nail」。

もともとスタジオ版も疾走感がある速めの曲だが、速い速い、BPMがとても速い。アンコールも全力で戦うXのメンバーを目の当たりにした。

Endless Rain」、そして「Art of Life」ですべての演奏が終了した。

メンバーは最後の大サービスで会場内を駆けまわり、水を掛けたりしてファンとの交流を楽しんでいた。そうこうしながら閉演時間に。
暖かい声援とともに、横浜の3日目のステージがすべて終了した。

19時35分に始まったライブがすべて終了するころ、時計の針は22時45分。3時間に及ぶ長丁場のライブで出しきったメンバー、そしてファン。横浜アリーナは凄まじい熱気を残したまま、横浜ラスト、4日目に引き継がれた。

20年ぶりの日本ツアーは明日の12月7日の大阪城ホールから後半戦を迎える。石巻から始まったツアーを全力で駆けたX JAPAN。後半はどんなセットリストで行われるのか、楽しみで仕方がない。

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セットリスト【横浜アリーナ 12月3日】

  • 1.Miracle(SE)
  • 2.JADE
  • 3.WEEK END
  • 4.Beneath The Skin
  • 5.Kiss The Sky
  • 6.Hero
  • 〜PATA&HEATHソロ〜
  • 7.DRAIN
  • 〜SUGIZO ヴァイオリンソロ〜
  • 8.TEARS
  • 〜YOSHIKI ピアノソロ〜
  • 〜YOSHIKI ドラムソロ〜
  • 9.Forever Love
  • 10.紅
  • 11.Born to Be Free
  • 12.X

-encore-

  • 〜X JAPAN FILM〜
  • E1.World Anthem(SE)
  • E2.Rusty Nail
  • E3.Endless Rain
  • 〜SUGIZO ヴァイオリンソロ
  • E4.Art of Life

X JAPAN 日本ツアー開催日時一覧

※終了した公演は省いています。

  • 12月7日(月)大阪:大阪城ホール
  • 12月9日(水)福岡:マリンメッセ福岡
  • 12月11日(金)広島:広島グリーンアリーナ
  • 12月14日(月)名古屋:日本ガイシホール
  • 12月15日(火)名古屋:日本ガイシホール ※追加公演

マックスむらいのお花発見

会場には、むらい氏が贈ったお花もありましたよ。

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年末はミュージックステーションスーパーライブや、紅白に出演。来年の3月11日には20年ぶりの完全新作であるスタジオアルバムも控えている。話題に事欠かないX JAPANから目が離せない。

▽YOSHIKIのツイート

参考リンク

Apple Musicで聴こう→X JAPAN

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原作は、アニメ「PSYCHO-PASS」の脚本を担当した深見真!
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