スマホに挿して遊ぶゲーム『ピコカセット』 あえてカセットを作った理由とは?

皆さんは、『ピコカセット』を知っていますか?

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この形を見るだけで「懐かしい、、!」と胸高まる人も多いのではないでしょうか。

『ピコカセット』って?

『ピコカセット』はスマホ用のガジェットで、スマホのイヤホンジャックに挿すことでゲームをプレイできるというもの。

『ピコカセット』のコンセプトは「懐かしい、だけど、新しい。」

『ピコカセット』は現在、クラウドファンディングサービス「Makuake」で出資を受け付けています。

今後は、1,980円で『ピコカセット』を販売する目標を掲げ、現在クラウドファンディングではそのための応援資金として、4,980円から出資の募集を行っているようです。

公式サイトはこちら → スマホ用ゲームカセット<ピコカセット>遂に始動!第一弾は忍者じゃじゃ丸くん! | クラウドファンディング - Makuake(マクアケ)

どうやって遊ぶの?

「スマホにカセットってどういうこと・・・?」という方のために、『ピコカセット』の使い方をサクッとご紹介します。

▼『ピコカセット』をスマホのイヤホンジャックに差し込むと▼

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▼読み込みがスタート▼

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▼『忍者じゃじゃ丸くん』だーーー!▼

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▼「おゆき、登場」▼

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▼スマホでレトロゲーム。なんだか新鮮▼

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スマホが普及し、様々なゲームアプリが存在する今、あえて「カセット」を作ったのはなぜなのでしょうか。

気になることを確かめるべく、開発者に会ってきました!

開発者に会ってきました!

ということで、『ピコカセット』の開発者、Beatrobo,Inc代表 浅枝大志さんと、株式会社シロク代表 石山貴広さんにお話を伺ってきました。

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開発のきっかけ

ー 『ピコカセット』開発のきっかけは何だったのでしょうか。

浅枝さん
1年前くらいに飲み会の席で盛り上がった企画だったんです。

僕の会社では、音楽ガジェットを開発していまして。このガジェットをイヤホンジャックに挿すだけで、スマホにコンテンツが読み込まれて、映像や限定動画などが見られるというものなんですね。

▼イヤホンジャックにさして楽しむガジェット▼

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引用:PlugAir

浅枝さん
ただ、これってパット見音楽が楽しめるガジェットには見えないよね、と。

見た瞬間に使い方が分かるものにしたい、っていう中で盛り上がったのが、この形だったんです。

▼昔「フーフー」した、あのカセット型▼

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浅枝さん
ハードウェアはうち(Beatrobo,Inc.)で、ソフトウェアは石山くん(株式会社シロク)で、という感じでスタートしました。

ちなみに僕たちは大学の先輩、後輩で、「仲良し」ってところから始まっています。

ー 『ピコカセット』の「ピコ」とは?

浅枝さん
ナノの次に小さい単位「ピコ」を使って「小さい」という意味と、「ピコピコ」のピコです。

最初は全世界共通の製品名にしようと考えてたのですが。日本では「ゲームカセット」と言うのですが、海外では「ゲームカートリッジ」って言うんです(笑)。

だから、日本ではこのままバーンと展開して、海外展開するときは、また考えようって。

ー そうだったんですね(笑)。

開発で苦労だったこと

ー 『ピコカセット』の開発で一番大変だったことは何ですか?

石山さん
東京ゲームショウかな・・・。

浅枝さん
そうだね。

東京ゲームショウは、実はほかの会社と一緒にやる予定だったのですが、1週間前に急遽変更になって。

石山さん
やばい、どうしよう、やめようか、という話にもなりましたよね。

浅枝さん
ただ、今から出展をやめることもできなくて。

石山さん
どうせ出展するんだったら、ユーザーさんに触って見てもらえるところまでやろう、ということになって、急いでデモゲームを作成しました。

浅枝さん
東京ゲームショウ前日の夜10時から、朝4時まで作ったよね。それで、次の日朝8時に幕張メッセ集合、みたいな(笑)。

石山さん
それで僕たちは遅刻して、スタッフが怒ってました(笑)。

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ー デモゲームはどのように作られたんですか?

石山さん
ピコピコ世代のゲームといえば「ドット絵」だと思ったので、簡単なゲームをエンジニアに即興で作ってもらいました。

浅枝さん
難易度調整していないからすぐ死ぬっていう。でも、1分しか遊ばないからいいだろうって。

石山さん
実際にブースでお客さんにやってもらったんですが、ゲームが難しすぎてブースに行列ができました(笑)。

浅枝さん
悔しいから「もう1回、もう1回」って感じで、楽しんで頂けたようです。

東京ゲームショウで面白かったのが、お子さんを連れた40代前半くらいのお父さんが「あれ見に行こう」って言ってきてくれていましたね。

「お父さんの時代にはこういうのがあってね」という話をしているのも耳にして、嬉しかったです。

ー ブースにはどのくらいの人数がきたのですか?

浅枝さん
のべ4,000人くらいの方に来て頂いたと思います。

予定では1,000人くらいだろうと思ってチラシを1,000部用意していたのですが、初日でなくなってしまって焦りました。

石山さん
一般日のほうが、人が多い訳ですから、どうしようってなって。

僕たちはサイバーエージェントのグループ会社なのですが、サイバーエージェントのビルにあるプリンターをすべて貸し切って、一晩でチラシを3,000部刷りました!

浅枝さん
大迷惑だな(笑)

でも良かったのは、東京ゲームショウで『忍者じゃじゃ丸くん』の版権を持っている会社の方とお会いできたんです。

今も、クラウドファンディングを始めてから、ゲーム会社さまからオファーを頂いてます。

▼東京ゲームショウ2015出店時の様子▼
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『忍者じゃじゃ丸くん』を選んだワケ

ー 最初のゲームに『忍者じゃじゃ丸くん』を選んだのはなぜですか?

浅枝さん
ゲームを作るとき、新しくゲームを作るか、昔のゲームを復活させるか、という選択肢がありました。

やっぱりこの形なのでレトロゲー復活の方向性にしてみようとなりまして。今、いろんなゲーム会社に交渉しているところです。

最初のゲームは、歴代売り上げトップ100に入っているような作品にしたいなと思いました。

その中で、生まれて初めてやったゲームの中に『忍者じゃじゃ丸くん』って結構入っていると思っていて。この名作ゲームをソフトにしたいと交渉したところ、勝ち取れたんです。

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浅枝さん
「版権を取る」っていうときに、キャラクターの権利を取るのと、ゲーム化の権利を取るのと、ゲームそのものの権利を取るのって、全部違うんですよね。

僕らがやらなきゃいけないことは、「ゲームそのものの権利を取る」ことで、そのあたりも大変でした。

また、当時のゲームは今のパソコンと互換性がないので、ほとんどゼロから作るレベルだったんです。

石山さん
ゲームそのものを作りなおすくらいの開発労力をかけたために、最初の募集金額が大きくなっていますが、ぜひ、応援してほしいなあと思っています。

オリジナルのゲームも!?

ー オリジナルのゲームを作る予定はありますか?

浅枝さん
もちろんです!

カジュアルゲームで、お店でパッと買えて楽しめるものが良いかなあと思っています。

ゲームとおもちゃは同じものとして考えていて、「このカセットに思い出が入っている」という感覚を味わってほしいんです。

アプリ市場に出ていないゲームを作って、カセットにして出したい、という思いもあります。

石山さん
昔のものを復活させるだけでは面白くないので、僕らなりの工夫を入れてやっていきたいと考えています。

気持ちに訴えかける、懐かし新しいガジェット

ー どんな人に『ピコカセット』を遊んで欲しいですか?

浅枝さん
30〜40代の、心はガキンチョの大人たちや、そのお子さんにもやってほしいですね。

今、音楽やゲームをありがたがらない時代がきていると思っていて。

僕らなんかは、誕生日プレゼントなどでゲームをもらって狂喜乱舞していました。それと同じような感覚で、親から子へご褒美として『ピコカセット』をプレゼントする、みたいな状況が起きたら、すごく幸せだなと感じます。

親の要らなくなったiPhoneを使って『ピコカセット』で遊ぶみたいな文化ができれば良いですね。。

すべてがデジタル化するという方向性は避けられないので、将来的には、いつかこういうものがなくなってしまうんだなという悲しみもありますが。

気持ちに訴えかけるものとして『ピコカセット』が存在すれば良いと考えています。

今後の展望について

ー 今後の計画についてお聞かせください。

浅枝さん
今回のクラウドファンディングは、プラットフォームを作るというところで、時間やお金がかかっています。

その体制をつくることで、いろんなことができるようになるなと。

現時点では、ゲームカセット1つで4,980円と設定しているのですが、このカセット1つの値段という意味合いではななく、サポートして頂く価格と捉えて頂きたいです。

将来的には、1つ1,980円とかで発売できる体制を作りたい、というのはあります。そこに持っていくまでの過程を、Makuakeで一緒に盛り上げていけたらなと思っています。

ー なるほど。本日はありがとうございました!

『ピコカセット』ティザームービー

80年代のビクター製のビデオカメラで撮ったというティザームービー。

加工はほとんどしていないらしい。ちなみに「フー」には全く意味がないが、「フー」だけを別撮りして映像に重ねたそうだ。謎めいている感じがカナリいい!

『ピコカセット』が気になる方はこちらをチェック!
公式サイトはこちら → スマホ用ゲームカセット<ピコカセット>遂に始動!第一弾は忍者じゃじゃ丸くん! | クラウドファンディング - Makuake(マクアケ)

参考

ピコカセット公式サイト | 思い出のゲームがスマホで。カセットで。 |

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