【千年少女團インタビュー】台湾の広井王子さんに三顧の礼。決め手は「ゲオにしかできないこと」

mille_sis - 1


画像引用元:『千年少女團』公式Twitterで公開された羽公さんのイラスト

『ネクロスの要塞』や『魔神英雄伝ワタル』、『天外魔境』に『サクラ大戦』と、アラフォー世代の青春時代を語る上で欠かせないレジェンド級のクリエイター・広井王子さん。

そんな広井王子さんが手がける最新作が、スマホアプリ『千年少女團〜Millennium Sisters〜(仮題)』です!

mille_sis - 2


なぜゲオインタラクティブは広井王子さんと一緒にゲームを作ろうと思ったのか?そして、そのゲームで何を表現しようとしているのか?

ゲオインタラクティブの代表取締役である榎本淳一さんと、『千年少女團』のプロデューサーである永山順一さんにお話を伺いました!

▼右はゲオインタラクティブの代表取締役である榎本淳一さん。左は『千年少女團』のプロデューサーである永山順一さん。永山さんは「ジャム爺さん」という愛称でも親しまれています。

mille_sis - 1


そもそも『千年少女團』とは?

まずは『千年少女團』というタイトルの読み方について。

mille_sis - 3


「團」……えん?せんねんしょうじょえん!?

と読む人が自分の周りでは多い印象ですが、答えは「だん」。「せんねんしょうじょだん」という読み方が正解です。

本作は「広井王子作品らしさ」、「ゲオにしかできないこと」の2つをコンセプトに制作中のRPGで、ゲオならではの特徴として、全国に1,200店あるゲオの実店舗や、ゲオ公式アプリとの連動も行われる予定です。

そんな本作のストーリーがこちら。

その王国は女王によって治められていたが謎の機械兵の襲撃によって、国土の半分以上が制圧されてしまう。
この機械の敵を倒すには、仲間と秘宝が必要である。
かつて、この国を創ったとされる秘宝は、いまは各地に散らばっている。
—ある日突然、この異世界へと召喚された主人公。
秘宝と仲間を求めながら敵と戦い、王国を救うため、主人公と仲間“ミレニアム・シスターズ”たちの冒険の旅がいま始まる。

ーーー資料より転載

異世界に召喚された主人公は、機械兵と戦うために女のコたち(ミレニアム・シスターズ)とともに戦うことになります。

▼公式サイトに掲載されている「キービジュアル:時の扉」。
mille_sis - 4


女のコたちは星座がモチーフなのですが、実は「星座になる前」の物語が存在するのがポイント。

▼ミレニアム・シスターズの正体は意外なものばかり。いて座のザラちゃんの正体とか、絶対予想できないはず!

millesis - 2


【千年少女團】正解率0%。いて座のザラの正体は?

そして、敵は「謎の機械兵」。動物や人型の敵メカとのバトルが展開します。

▼公式Twitterアカウントでは、キャラの設定画や表情集、音楽などが先行公開されています!

来店者数は1日で約100万人。ゲオだからこそできたデータ収集がゲーム参入の決め手に

ーーまずはゲオインタラクティブがゲーム業界、そのなかでもスマホアプリでの展開を選んだ経緯について教えてください。

榎本:そもそもゲオは、ツールアプリでスマホ展開をしていました。クーポンをもらえたり、ゲームの予約をできたりする、いわゆる実用系のアプリですね。

今は当たり前になっていますが、この公式アプリを展開したのは今から約4年前ということで、世間的にはかなり早い段階からスマホの可能性を意識していました。

ーー4年前というと、『パズドラ』などのゲームアプリが配信され始めたばかりですね。確かにかなり早いと感じます。

榎本:まだ前例がない時期だったので、公式スマホアプリの展開は大変な部分もありましたが、将来的に多くのお客様がスマホへ流れていくという兆候は見え始めていました。

そのため、いちはやく開発にとりこんで、公式アプリの充実につとめてきたというのが、ゲオインタラクティブの出発点ですね。

その甲斐もあってか、もうすぐ600万ダウンロードというところまできています。

ーー600万!それはすごい数ですね。

榎本:すごい数ですよね。これだけの数を実現できるスマートフォンのすごさを、また別の形で生かしていきたい。

そう考えた時に選んだのが、ゲームという分野だったんです。

mille_sis - 5


ーーなぜゲームというジャンルを選んだのでしょうか?

榎本:そもそもゲオはDVDのレンタルやゲームの販売を行っており、ゲームを含めたエンタメ分野との親和性が高いです。

そして、それを裏付けるデータとして、アプリを使ったお客様のアンケート結果も活用しました。

その結果、コンシューマ系のパッケージだけでなくスマホでゲームを遊ぶお客様が一定数いることがわかり、しかも課金をして遊んでくださるお客様もしっかりと存在したんです。

興味があるジャンルやスマホの利用傾向のデータを事前に取ることができたので、ゲームについてのビジネスチャンスがあると判断できました。

ーー600万DL近いアプリでアンケートを行えるのは、ゲオならではの強みかもしれませんね。

榎本:そうですね。全国に1,200店あるゲオの実店舗にもたくさんのお客様がいらっしゃいますし、お客様のデータを活かせるところはゲオならではかもしれませんね。

来店者数は1日で約100万人となり、レジの通過数、つまり何かしらの形でエンタメ(娯楽)にお金を払ってくださるお客様は年間で1,600万人いらっしゃいます。

ーーものすごい数ですね!

榎本:しかも、全般的にエンタメ分野に興味があるお客様ですからね。

余談ですが、アンケートでは広井王子さんの認知度を調べる設問も用意していました。

ゲオのお客様は年齢層が幅広く、あまりゲームを遊ばない高齢の方もいらっしゃるので、全体の数値を見るとそこまで高くはなかったのですが、我々がターゲット層として考えている20代〜30代男性における認知度は高い結果となっていました。

ーーそういったユニークな設問もあったんですね。他にはどんなことを聞いたのでしょうか?

榎本:実店舗があるゲオらしい設問としては、ゲームと店舗連動企画に関する期待度に関する結果は興味深かったですね。

50代以上の方からはやや否定的な意見が目立ちましたが、逆に20代以下のお客様からは「ぜひプレイしたい」というポジティブな回答が多かったです。

それまでは漠然と考えていた「ゲオとゲームの親和性の高さ」ですが、アンケート結果によって「スマホゲーム」「RPG」「広井王子」という具体的なキーワードが出そろい、実際にプロジェクトが動き始めました。

台湾の広井王子さんに三顧の礼。広井さんの心を動かした決め手とは?

ーーどのような流れで『千年少女團』の企画が立ち上がったのでしょうか。

榎本:自分がプロジェクトの立ち上げを行い、最初の構想作りやスタッフ集めなどを担当しました。

永山:僕は最初、プロデューサーではなく、プロモーション担当だったんですよ。

さまざまな場所でのプロモーションを横断する立ち位置として動く予定でしたが、結果的にはプロデューサーといいますか、いろいろな部分の開発に携わる「なんでも屋」的なポジションとなりました。

榎本:永山は前職がゲーム雑誌の情報媒体でしたから、ゲームに関する知見が社内の誰よりも深いんですよね。なので、社運をかけたこのプロジェクトをやってもらうしかないな、と思いまして。

プロジェクトの初期からいたプロデューサーの劉に加えて、永山もプロデューサーにすることにしました。

mille_sis - 6


永山:社運って(笑)。ある日呼ばれまして、いきなりプロデューサーとなりました。

「You、PになっちゃいなYO♪」かな、これ?って(笑)。

気づけば開発会議の席に参加している僕がいました。すごいスピード感でしたね。

ただ、ダブルPって船頭が増えてしまい、しっちゃかめっちゃかになるので、役割分担、ではないですが榎本がチーフプロデューサーとして最も俯瞰で見つつ、僕が現場、劉が全体を、という体制で開発を進めています。

ーー『千年少女團』には広井王子さんが参加していることも大きな話題になっています。プロジェクトに広井王子氏が参加することになったきっかけは、なんだったのでしょうか?

榎本:自分が広井王子さんのファンといいますか、広井王子さんの作品で育ってきたからというのが、大きな理由ですね。

それこそ、子どものころに見たアニメの『魔神英雄伝ワタル』の影響は大きかったですからね。

当時はまだ、開発スタッフとか開発会社とかを気にする年齢でもなかったはずなんですが、それでも「広井王子さん」というクリエイター名のインパクトが大きくて、覚えちゃいましたからね。

もちろん、「ファンだから」という個人的な理由だけでなく、広井王子さんを選んだ理由はあります。

それは、ゲオインタラクティブはゲーム開発分野において、最後発です。それが明確な弱点であり、 それを払拭する作戦が必要でした。

たくさんのおもしろいゲームが存在する中に飛び込んでいくわけですから、話題性、柔軟性、実力などなど、そんな要素をお持ちのクリエイターは誰なのか?という視点で考えました。

そんな伝説的な存在として、自分も影響を受けた広井王子さんにお力を借りたいと思い、数年前に台湾までお話に行ったんです。

ーー確かに広井王子さんなら、ハッキシ言って、超おもしろカッコいい作品を作ってくれるはずですよね!ここ数年の広井王子さんは日本ではなく台湾で活躍されていましたが、その時点でお話に行ったということですか?

永山:そうですね。台湾まで伺い、いわゆる三国志でいうところの三顧の礼」的な感じで広井王子さんを迎えたと聞いています。榎本と劉が数度にわたってお話に伺い、プロジェクトへ参加していただけることになりました。

榎本が劉備で、劉が関羽。……劉が劉備じゃなくて関羽って、ちょっとややこしいですね(笑)。

さておき、僕はまだその時、ゲオインタラクティブに入社していませんでしたが、この出会いの話になった時、広井王子さんからは「永山くんは消去法で張飛だね。よく暴れるところもピッタリ(ピースマーク)」と言われました。

張飛は部下に裏切られて非業の死を遂げるので「別の人物がイイ!」と抗議しましたが
「だーめ、もう張飛。あー、張飛だ、張飛。」…と(笑)。

榎本:確定しちゃったんだね(笑)。ということで、これまでにたくさんのゲームに携わってきた広井王子さんですが、まだスマホゲームで本格的な開発には参加したことがない時期でのお話でした。

コンシューマのゲーム同様、広井王子さんならスマホゲームでも斬新でおもしろい作品を作れるはずだと思い、お声がけさせていただいたんです。

最初はお忙しいようでなかなかお会いできなかったのですが、何度も通いつめて、お話を聞いていただけました。

もし、広井王子さんが日本に戻られた後にお話をもちかけても、他のお仕事がどんどん入ってしまい、もう遅かったでしょうね。そういう意味では、早い段階で動けてよかったと思います。

ーー今回のプロジェクトについて、広井王子さんはどの部分に興味を持っていたのでしょうか?

榎本:それまで本格的には手がけていなかったスマホゲームという分野にも興味があったと思いますが、ゲオが持つリアル店舗について、特におもしろそうだと感じていただけた気がします。

全国にリアル店舗があるという特徴は、他のゲーム会社では出せない部分ですからね。そこに対する仕掛けが「ゲオならできる」と感じていただけたようです。

まだ明かせませんが、いろいろとおもしろいアイデアをいただけているので、今後の発表にご期待ください。

→次回インタビューは8月20日(日)掲載予定です

『千年少女團』注目記事

ゲオ クーポンが貰える!ゲーム予約もできる! ・販売元: GEO CORPORATION
・掲載時のDL価格: 無料
・カテゴリ: エンターテインメント
・容量: 34.2 MB
・バージョン: 10.12.0

© GEO INTERACTIVE CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.

参考になったらシェアお願いします!
▼新着記事やオススメ記事を投稿中!
Twitterをフォローする → AppBank(@appbank)
Facebookページをいいねする → AppBank
AppBankの事前登録サイト『ゲームコネクト
10vs10で繰り広げられるリアルタイム海戦が楽しめる『戦艦同盟』事前登録開始!
事前登録者数に応じて、得点がどんどん豪華になっていくぞ!

戦艦同盟

AppBank 全力プッシュ!

オススメ