【千年少女團インタビュー】ホーム画面にう○こ事件の衝撃。広井王子さんのアイデアがヤバイ!

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画像引用元:『千年少女團』公式Twitterで公開された月神るなさんのイラスト

広井王子さんとゲオインラタクティブが贈るスマホアプリ『千年少女團〜Millennium Sisters〜(仮題)』のインタビュー第2回をお届けします。

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ゲオインタラクティブの代表取締役である榎本淳一さんと、『千年少女團』のプロデューサーである永山順一さんに開発秘話を伺いました!

▼右はゲオインタラクティブの代表取締役である榎本淳一さん。左は『千年少女團』のプロデューサーである永山順一さん。永山さんは「ジャム爺さん」という愛称でも親しまれています。

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広井王子さんから提案されるユニークなアイデアについて、さまざまな裏話を聞けましたよ!

▼公式Twitterアカウントでは、キャラの設定画や表情集、音楽などが先行公開されています!

ゼロから新規IPを生む苦しみ。インタビュー中にキャラ名を変えるスピード感もすごい!

ーー完全新規IPということで、すべてをゼロから作り上げていく大変さがあったと思いますが、いかがでしたか?

永山:すでにあるIPをベースにしたゲーム化とは違い、完全に新規作品ですから、やはり大変でしたね。

榎本:ただ、広井王子さんに参加していただけたことが大きかったです。ゼロから生み出すことができる方ですし、顔も広い方なので、とても頼もしかったですね。

開発初期に広井王子さんが「いて座のザラ」のイラストを見せてくれた時は、本当にワクワクしましたね。

月神るなさんのキャラクターはとても魅力的で、『千年少女團』がおもしろいゲームなるという手応えを感じました。

▼月神るなさんが描くザラ。

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ーー最初に考えていったのは、どんな部分でしたか?

榎本:ゲーム開発は最後発ということで、まずは「他作品との差別化」を強く意識しました。

ゲームには歴史があり、いろいろなセオリーの積み重ねで進化してきたという前提はありつつも、その中でも「新しさ」や「これまでにない体験」を盛り込みたいと思ったんです。そこが出発点ですね。

永山:そこから先のクリエイティブは広井王子さんが進めていきましたが、さすがは元祖マルチクリエイターといった感じで、どんどんと進んでいきました。

榎本:最初はキャラクター作りでしたね。ザラとビビという2人のイラストができあがり、そこからいろいろなアイデアが形になっていきました。

▼こちらは月神るなさんが描くビビ。

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永山:ちょっとした裏話ですが、「いて座のザラ」は少し前まで「ライザ」という名前だったんですよ。でも、とあるインタビュー中に広井王子さんが突然「やっぱりザラだなあ」と、キャラの名前を変えちゃったんです。

ーーインタビュー中に!?すごいスピード感ですね。

永山:ちょっとこれはネタバレになっちゃうので詳しくは語りませんが、ちゃんと名前が変わったことに意味があります。そういうところは、さすが広井王子さんだと震えちゃいましたね。

個人的には、こういうスピード感でも対応できるスマホゲームの時代になって、より広井王子さんは楽しいゲーム作りができてるんじゃないかなって思います。

コンシューマ用のゲームなんかは、開発を始めたら、大きな部分は動かせないじゃないですか。でも、今のスマホゲームなら、ある程度はフレキシブルに対応できます

広井王子さんが「おもしろい!」と思ったことに対応できる環境があるわけで、それは僕の立場としては「いや、無理ですよ!?」と焦る部分がありつつ、結果的にどんどんおもしろいゲームになっていくのはうれしいですね。

▼藤島康介さんが描く案内人ロボ。広井王子さんからのオファーで参加してもらったそうです。

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広井王子さんいわく、『千年少女團』はゲームじゃない!?そして、「ホーム画面にうんこ」事件

ーーちなみにRPGというジャンルは、すんなり決まったんですか?

榎本:いやあ、そうでもないですね(苦笑)。「他との差別化」という観点からも、あえてRPGから外すことを考えた時期もありましたが、「やっぱり、広井王子さんのRPGが遊びたいよね」と、うまいところに落ち着きました。

永山:でも、実は今、『千年少女團』のジャンルをRPGから変えるかどうか悩んでるんですよね……。

ーーえ!?どういうことですか?

永山:じゃあ、RPGからアクションやシューティングになるかというと、ちょっとニュアンスが違うんですけど。

広井王子さんに言わせると、そもそも「『千年少女團』はゲームじゃないからね」という話なんですよ。

広井王子さんが考える「ゲーム」とは、かなりしっかりと腰を据えて遊ぶ類のものであって、逆にスマホで気軽に遊ぼうとすると疲れてしまうレベル。

だからこそ、スマホで遊ぶ『千年少女團』はちゃんと「気軽に楽しめる、ゲームじゃないもの」にしたほうが、むしろ端末の特徴とマッチすると話していました。

ーーとなると、『千年少女團』のゲームシステムはシンプルで遊びやすいものになるのでしょうか?

永山:それはまた別の問題で、ちゃんとゲームが好きな人が遊んで楽しめる遊びごたえは用意していますが、その一方で遊び疲れをしないような工夫は随所に盛り込まれています。

そういった中で広井王子さんは、「RPGという言葉にとらわれたくない」という話もするんですよね。むしろ、「RPG風」でいいんじゃないかって。

「がっつりRPG」という定義付けをしてしまうと、そこから逸脱した要素を盛り込めなくなるけど、「RPG風味」というスタンスなら、何をしてもいいわけで、楽しいことをどんどんと盛り込めるんじゃないかと。

なんだかもう、自分がセミナーを受けている生徒のような気分になりましたね(笑)。広井王子さんと一緒に仕事をしていると、天啓が降ってきたように「なるほど!」と勉強になることが本当に多いです。

榎本:広井王子さんは、いい意味でルールをぶっ壊す方ですからね。「普通にやっては勝てない」と思っていた自分たちにとっては、本当に心強いです。ちょっと「普通じゃなさすぎる」くらいですけど(笑)

永山:広井王子さんは、それこそ『ネクロスの要塞』のころからエンターテインメント業界で生きてきた方ですからね。アイデアの湧き方がすごいんですよ。

ーー『ネクロスの要塞』!冷蔵庫に入れると色が変わる人形とか、なつかしいです!

永山:ゲームだけじゃなく、食玩やアニメ、舞台や実写映画と、ほんとうにいろいろなことに携わってきているので、スマホゲームとの接し方もユニークなんですよね。

例えば、ログインボーナス1つとっても、「システマチックでつまらない」とか言うんですよ。結果的に「同じアイテムを配布する」ことになっても、その際の言葉や理由付けで「経緯」を変えると、それは全然違う体験につながるって言い出すんです。

「開発スタッフに子どもが生まれたからアイテムを渡します!」とか「今日は榎本社長の誕生日なので、アイテムをプレゼント。一緒にお祝いしましょう!」とか。

ーーなんだかワクワクしちゃいますね。たしかに、そういう言葉が少し入るだけで、まったく違う印象を受けます。

永山:そういう発想が本当にすごいんです。どこまで本気がわからないんですが、ホーム画面に「これ、うんこを降らせたら楽しくない?」とか言われて、ビックリしたことがあります(笑)。

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ーーホーム画面に、うんこ(笑)!

永山:『千年少女團』では季節感も大事にしているので、雪を降らせたり、花火をあげたりと、ホーム画面での演出も考えているんですけど、まさか「うんこ」とは(笑)。

でも、そこから「そのうんこをタップしたら掃除できるようにしたら楽しくない?」「うんこを全部掃除したらご褒美のアイテムがもらえる仕組みにしたら、遊びたくなるよね?」と、単なる冗談ではなく、新しい「遊び」のアイデアが生まれてくるんですよ、広井王子さんって。

ーーあれ?なんだか、うんこが真面目な話に……?

永山:やっぱり広井王子さんは、そういうこともすべて計算して動いている気がするんですよね。

デザインや世界観に関するセンスも敏感で、少し前にホーム画面のサンプルを作った時に「クエスト」や「ガチャ」など、いわゆるRPGの基本用語的なアイコンを設置していたら、広井王子さんにものすごく怒られました。「ありえない」と。

「せっかくユーザーさんが『千年少女團』の世界の中で遊ぼうとしているのに、そこで「ガチャ」みたいな現実世界の言葉を見せたら、さめちゃうでしょ。ありえない」って。

ーーああ、そういう考え方はうれしいですね。自分も世界観にひたって遊びたいタイプなんで。

永山:女のコとの個別エピソードをフルボイスにしていないことも、実はいろいろな理由があるんですよ。

ーーまさか、容量とか予算とか、そういう生々しい理由では……。

永山:違います(笑)。1つはゲームのテンポの問題で、スマホで遊ぶ時にすべてのセリフに声が入っていると、プレイに時間がかかります。

広井王子さんいわく、普段のやりとりは文字でさくさくとテンポよく目で読んでもらい、逆にとても重要なシーンは声をしっかりと耳で楽しんでほしいと、メリハリを考えたうえでの演出となっています。ロード時間でもテンポが悪くなりますしね。

それから、ひと昔前のゲームにおけるアニメムービー演出のようなもので、全イベントをアニメムービーにしたら、何が重要だとわからなくなります。

だから、あえて声を入れるところを厳選することで、そのセリフのインパクトをより大きくする狙いですね。

ーーなるほど。たしかに物語の盛り上がりに合わせて、満を持して声が聞こえたら、スキップするわけにいきませんからね。

永山:それだけでも演出的にユニークだと思うんですけど、そこに一味をくわえちゃうのが広井王子さんのすごいところなんですよ。

いくら効果的な演出とはいえ、重要なところだけしゃべる=普段はボイス演出がないのは不自然じゃないかと。

そう考えて、普段のセリフに声がないのは心の声、すなわちテレパシーでやりとりをしているからという設定が生まれたんですよ。

決めゼリフについては「大事なことは耳で聴いて」ということとも合致して、とてもおもしろい演出になったと思います。

ーー演出だからとうやむやにせず、ちゃんと整合性もとってしまうとは!

永山:なぜテレパシーなのかというと、機械に制圧されている星での戦いなので、声を出すと敵にばれちゃうし、盗聴される危険性もあるからです。そこまで考えて、演出と設定をしっかり合わせているんですよ。

ただ、あまり杓子定規に考えてもおもしろさにはつながらないので、あえて設定を無視することもありますけどね。

そんなわけで、広井王子さんとのゲーム作りは本当に楽しいですね。次から次とアイデアが出てくるから、大変な部分もありますけど(笑)。

『千年少女團』注目記事

ゲオ クーポンが貰える!ゲーム予約もできる! ・販売元: GEO CORPORATION
・掲載時のDL価格: 無料
・カテゴリ: エンターテインメント
・容量: 34.2 MB
・バージョン: 10.12.0

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