【iOS11】アップデート後に見直したい設定・新機能
『iOS 11』にアップデートすることで、設定アプリに様々な新しい設定・機能が追加されます。そこで、アップデート後に確認しておきたい設定・機能をご紹介します。
運転中の通知を停止
設定アプリの【おやすみモード】に、運転中であることを自動で検知し、その間に受け取った通知を消音したり、メッセージに自動返信したりする機能が追加されています。
【おやすみモード】→【アクティベート】で、「運転中」とiPhoneが判断する条件を設定できます。【自動】を選んだ場合、検知されたiPhoneの動きに基づいて判断されます。
【おやすみモード】→【自動返信先】では、自動返信する相手を選べます。この機能が必要ない場合は【誰にも返信しない】を選びましょう。
説明に「テキストメッセージ」とあることから、SMSでも相手にメッセージを送る恐れがあります。
SMSを送信すると、通常は送信料が発生します。条件次第ではテキストメッセージを送信してきた全ての相手に返信することもあるので、設定を必ず確認しましょう。
通知のプレビュー表示
これまではメール・メッセージアプリに限り、通知を受け取った際にメール・メッセージの一部内容を通知に表示するか否かを「プレビュー表示」で設定できました。
iOS 11では、すべてのアプリの通知についてプレビュー表示を設定できます。
設定アプリの【通知】→【プレビューを表示】ですべてのアプリ、設定アプリの【通知】→各アプリ→【プレビューを表示】でアプリごとに設定することが可能です。
『Gmail』アプリで設定を比べてみましょう。
【常に】を選ぶと、メールの件名・内容の一部がロック画面に表示されます。
© 2017 Google Inc.
【ロックされていないときのみ】を選ぶと、ロック画面には通知を受け取ったことしか表示されません。
© 2017 Google Inc.
設定は各アプリの【プレビューを表示】で選んだ項目が優先されます。
コントロールセンターのカスタマイズ
コントロールセンターに表示するボタンの一部を取捨選択できます。設定アプリの【コントロールセンター】→【コントロールをカスタマイズ】を開きましょう。

さらに、【低電力モード】・【運転中の通知を停止】・【メモ】・【ボイスメモ】・【ストップウォッチ】などの項目が追加され、コントロールセンターに追加できます。
ロック画面からアクセスできる項目
設定アプリの【Touch IDとパスコード】に、ロック画面からコントロールセンターを開けるか否かの設定と、「不在着信にかけ直す」という設定が追加されています。
コントロールセンターの設定は、iOS 10では設定アプリの【コントロールセンター】にありました。
不要であれば、オフにしておきましょう。

緊急SOS
設定アプリの【緊急SOS】では「自動通報」を設定できます。

「自動通報」がオンになっている場合、iPhoneの電源(ロック)ボタンを5回連続で押すとカウントダウン後に自動的に緊急時サービスに電話をかけます。
ヘルスケアで緊急連絡先を設定しておけば、電源ボタンを5回連続で押した際に現在地の情報とメッセージを緊急連絡先に送信できます。
App Storeの設定
設定アプリの【iTunes StoreとApp Store】には、3つの項目が追加されています。
1つ目は【ビデオの自動再生】。App Storeのページに掲載されている動画を自動で再生するか否かを決められます。Wi-Fi使用時のみに限定することも可能です。
2つ目は【App内評価とレビュー】。これをオフにしておくと、この機能に対応した評価・レビュー機能を持つアプリでは、評価やレビュー依頼の通知が表示されません。
3つ目は【非使用のAppを取り除く】。データや書類は残したまま、使っていないアプリだけを自動削除する機能です。ただし、App Storeでアプリの配信が終了していると削除されたアプリは取り戻せません。容量に余裕があれば、オフにしておいた方が良いでしょう。
Siriと検索
各アプリの使用状況に応じて、Siriが様々な提案を行う機能です。設定アプリの【メール】・【Safari】、さらにその下にある各アプリのページでオン・オフを設定できます。
写真のフォーマット
iOS 11をインストールした『iPhone 7』・『iPhone 7 Plus』以降のiPhoneでは、写真を『HEIF』、動画を『HEVC』という新しい形式で保存できます。
これらの形式で保存した写真や動画は、PCが対応していないために表示できない場合があるので、PCへの転送時にそれらの問題を解決する設定が用意されています。
設定アプリの【写真】を開き、「MacまたはPCに転送」をチェックしましょう。【自動】を選んでおけば、転送時にPCでも表示できる形式に変換されます。
AssistiveTouchの不透明度
いわゆる仮想ホームボタンとしても使えるAssistiveTouchに、非使用時の不透明度を設定できる項目が追加されました。
設定アプリの【一般】→【アクセシビリティ】→【AssistiveTouch】→【待機状態時の不透明度】で設定できます。
100%に設定すると濃く表示され、15%に設定するとほとんど見えなくなります。
明るさの自動調節
周囲の明るさに応じて画面の明るさを自動調節する機能をオン・オフする設定は、これまでは設定アプリの【画面表示と明るさ】にありました。
iOS 11では、【一般】→【アクセシビリティ】→【ディスプレイ調整】に移動しています。
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