【FFEXフォース】3DS版クリア済みレビュー。ジョブチェンジは健在だが、別ゲーに進化

日本のRPGにおけるエポックメイキングなシステムについて、友人と酒を飲みながら語るとき、「ジョブチェンジ」ってわりと定番で思い出話にあがるんですよ。

「転職」じゃなくて、「ジョブチェンジ」。ファミコンの『ファイナルファンタジーIII』で出会ったジョブチェンジは、本当に目からウロコの良システムでした。

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それまでのRPGでも職業を変更する「転職」はありましたが、それはたいていシビアな条件(レベル20以上じゃないとダメとか)が必要で、転職するとレベルが1からやり直しになったり、以前の職業には戻れないリスクがあったりと、じっくりと悩んだ上での決断が必要となるものでした。

それに比べて『FFIII』のジョブチェンジは、似て非なるベツモノ。状況に応じて気軽に職業を変えることができ、さらに職業ごとに熟練度が設定されているので、特定の状況をしのいだら元に職業に戻って、以前の強さでやり直すことまでできちゃいました。

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特に『FFIII』は小人で戦う必要があるから魔道士系のジョブにしたほうがいいとか、ガルーダの「かみなり」を避けるために「ジャンプ」できる竜騎士で戦ったほうがいいとか、ジョブチェンジを活用することが攻略のカギとなるシーンも多く、いろいろと思い出に残っています。

さらに、そのジョブチェンジシステムが進化して、1つの完成系となったのが『FFV』。ジョブごとのアビリティをつけかえてカスタマイズをすることで、「魔法剣サンダガ二刀流みだれうち」的な化学反応が起きるというおもしろさ。あれを見つけた時は、友人たちといっしょに脳汁ドバドバでした!

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のっけから余談が長くなりましたが、そんな「ジョブチェンジ」と、最大5人でマルチプレイを楽しめるアクションRPGがくっついて、おもしろくないわけがない(反語)=絶対におもしろいに決まってるじゃんというのが、今回の記事の結論なのであります!

そんな約束された良ゲー『ファイナルファンタジー エクスプローラーズ フォース』ですが、クローズドベータテスト(CBT)を遊んだ結果、その予想は確信に変わりました。

自分は3DS版『ファイナルファンタジー エクスプローラーズ』も大好きで何度もクリアしましたが、今回のスマホ版はいい意味でベツモノ

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3DS版との違いを交えながら、スマホ版『FFEXフォース』の注目ポイントをレビューしていきます!

3DS版はアクション。スマホ版はRPG。でも、アクション性はスマホ版のほうが高い!

細かな設定の違いはあれど、3DS版もスマホ版も「複数でパーティを組んで、巨大な召喚獣と戦うマルチプレイゲーム」という根本部分は同じです。

そこに「ジョブチェンジ」の概念があり、自分の好きなジョブを使って戦えるという部分も、3DS版、スマホ版ともに共通している部分です。

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でも、システムの違いによって、そのプレイフィールは大きく違うものとなっているんです。不思議ですね!

個人的な感想ですが、3DS版は根本部分がアクションゲーム的な楽しさでした。レベルの概念はなく、素材を集めて装備品を作成・強化することや、うまくクリスタルドライブ(条件を満たすことで敵味方ともに特殊な効果を得られる)を利用して立ち回ることが大事でした。

一方、スマホ版はキャラクター(というか、ジョブごと)にレベルが設定されており、経験値を稼ぐことで強くなっていきます。

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武器やアビリティも、基本的にクエストの報酬やガチャで手に入れる流れとなり、プレイヤーキャラが強くなっていく流れはオンラインRPGに近いプレイ感覚だと感じました。

でも、不思議なことにバトル中のプレイ感覚は、スマホ版のほうがしっかりとしたアクションゲームに近いんですよね。

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その理由の1つは、キャラクターの頭身が上がったことで視界が広くなり、さらにアクション演出が細くなったことで、アクションゲーム的な操作感覚を楽しめるようになったからだと思います。

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例えば、細かい部分ですが、竜騎士の「ジャンプ」1つとっても、3DS版とスマホ版はまったく違います。

3DS版の「ジャンプ」が短い距離を低空でジャンプするという幅跳びのような形の攻撃で、その際の無敵時間を利用して敵との距離を詰めるような使い方がメインだったことに対して、スマホ版はちゃんと画面外までジャンプして、はるか上空から敵をサーチして急降下攻撃を行うものとなっています。

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また、3DS版のバトルは、いい意味で「コマンド選択バトルのようなアクションゲーム」となっており、MPを消費するような感覚でアビリティを連発して戦うゲーム性でした。

それに対してスマホ版は、アビリティがクールタイム性=短時間での連発ができない
仕様となっており、通常攻撃や位置取りの重要性がグンと増しています。

もちろん、3DS版の時も「タンクがヘイトを集めて、その隙にアタッカーが敵の背後をとってバックアタックでダメージを稼ぐ」という役割分担が重要でしたが、スマホ版は敵味方ともに攻撃手段やエフェクトが洗練されており、よりアクションゲームに近い感覚で「敵の攻撃をひきつける」「敵の攻撃をよける」という立ち回りをしやすくなったように感じました。

個人的な意見ですが、良質なアクションゲームは敵味方とも「攻撃」と「防御」のターンがしっかりと分かれるものでして、『FFEXフォース』はそのメリハリがある程度きちんと表現されている印象。

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なんていいますか、「攻撃だけ」=回復魔法を連発しながら、強力な技を連発するだけの力押しで勝つ感じじゃなくて、敵の攻撃ターンはその動きを見て攻撃を避けたりガードしたりして、その後にできた隙を狙って攻撃を叩き込む感じ。

その攻防のターンがしっかりしているゲームって、なんだか「アクションゲーム」って感じがするんですよね。

『FFEXフォース』では敵の強力な攻撃の範囲が画面上に表示されますし、誰がヘイトを集めているか=攻撃対象として狙われているかも、視覚的に表現されます。

そういった情報をもとに、回復役のヒーラーなどは、攻撃に巻き込まれないようにうまく逃げながら戦うとか、そういう役割分担が楽しいんですよね!

ジョブごとにテクニカルな特徴が存在するからこそ、役割分担が大事!

『FFEXフォース』にはジョブごとに固有のアビリティが用意されており、それがまたジョブごとの特徴を際立たせているといいますか、アクションゲームらしいプレイフィールに直結している部分があります。

なんといいますが、モードチェンジに近い特殊な効果のアビリティが多いため、リアルタイムでの判断を迫られる=アクションゲームのような、いい意味で忙しい楽しさを味わえるわけですね。

▼ナイトは盾を構えた「ガード」が可能。敵の攻撃タイミングにあわせてガードをすることで大幅にダメージを軽減できます。まさにアクションゲーム的ですね。
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▼竜騎士の特徴は「ドラゴンソウル」。通常攻撃や特定のアビリティを使ってドラゴンソウルゲージを貯めることで、一部のアビリティの攻撃力がアップします。
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▼モンクは「闘気」によって、瞬発的に攻撃力をアップできます。
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▼狩人は「ねらう」ボタンをタップすることで「通常状態」と「ねらう状態」を切り替え可能。「ねらう状態」では命中・クリティカル率がアップする上に、APが25%以下になると「ねらう」アイコンが変化して、強力な「ラストショット」を撃てます!
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▼黒魔道士の「スタンスリバース」は赤と青の切り替えでダメージや消費APが変動します。同じ属性の魔法を連発するとゲージが赤になり、ダメージや消費APがアップしますよ。
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▼白魔道士の「いのり」は範囲内を回復可能。一度タップすると、その場で祈り始めて自分のAPを回復し、もう一度タップすると、自分と範囲内の仲間のHPを回復できます。
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その他、ガチャで入手できるアビリティにも特殊なモーションや効果のものが多く、ド派手なエフェクトのアクションゲーム感覚で楽しめます!

▼ナイトの長剣用アビリティ「グラビスタッブ」。周囲の敵を引き寄せて、ダウンを狙えます。
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▼ナイトの長剣用アビリティ「ホーリーグレイル」。物理防御力を上げるほど効果がアップするHP回復アビリティです。タンクであるナイトが自己回復までできちゃうわけで……ほしい!
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▼竜騎士の槍用アビリティ「ライトニングブロウ」。ドラゴンソウルで蓄積したストックを消費することで大ダメージを与えられます。
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▼竜騎士の槍用アビリティ「ヘヴィスラスト」。突進することで、攻撃を受けた際のリアクションを無効化けした状態で攻撃できます。いわゆる、やられモーション無効というやつでしょうね。
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▼モンクの格闘武器用アビリティ「闇勁」。自身を中心に広範囲への攻撃が可能です。
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▼モンクの格闘武器用アビリティ「カウンター」。ガード中に攻撃を受けると、敵の攻撃を避けながら反撃できます。操作が難しうだけど、便利そう!
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▼狩人の弓用アビリティ「フレイムシュート」。着弾時に爆発して敵に火傷効果を与える、炎属性攻撃を繰り出します。
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▼狩人の弓用アビリティ「ストロングショット」。チャージ攻撃で強力な攻撃を行います。スイングキックからのキャンセルからだと溜めが最大の状態で発動可能。アクションゲームのコンボみたいですね!
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▼黒魔道士のロッド用アビリティ「ウォール」。無敵効果があるので、回避ができない場合の緊急回避手段として便利です。

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▼黒魔道士のロッド用アビリティ「ファイガ」。ファイア、ファイラと連携して使えるそうですよ。
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▼白魔道士の杖用アビリティ「レジスト」。すべての属性耐性を強化できます。
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▼白魔道士の杖用アビリティ「ウォタガ」。水属性攻撃アビリティで、敵に接近された時の緊急攻撃手段としても使えるとのこと。
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複数のジョブを育てることが重要というゲーム性

自分は3DS版を初めて遊んだ時、最初から最後までほとんどモンクのみでクリアしちゃいました。

理由はシンプルで、基本的にアビリティを使い込めば使い込むほど付加効果が増えて強力になっていくため、少数のアビリティをとことん強化するほうが効率がよい=1つのジョブを使うほうが楽だった部分があったんですよね。

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モンクの攻撃用アビリティをベースにしながら、自分のHPや状態異常を回復する効果なんかもつけたりして、いろいろとカスタマイズするのが楽しかったです。

それに比べてスマホ版は、ジョブのレベルを上げると、他のジョブにもボーナスがつくパッシブが用意されているため、ある程度はいろいろなジョブを育てるほうが、結果的に冒険を有利に進められる仕様になっています。

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基本的に装備品やアビリティのガチャはジョブごとに分かれており、いろいろなジョブに手を伸ばすのは難しい部分もありますが、気軽にジョブチェンジをしていろいろな遊び方を楽しめるのは『FFEXフォース』の魅力の1つ。

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ジョブチェンジはいつでも気軽に行えるので、1つのジョブに固執せず、いろいろなジョブで遊ぶのもおすすめです。

自分は今回、竜騎士をメインにプレイしましたが、モンクでの素早い連続攻撃も楽しかったですし、狩人の遠距離からの連射&敵を状態異常にするトリッキーな戦い方も楽しかったです!

最大5人のパーティプレイが前提だけど、NPCとのぼっちプレイも可能

3DS版では他のプレイヤーとのマルチバトルの他、モンスターを仲間にして擬似的なパーティプレイが可能でした(リザードや鉄騎士にお世話になったなあ)。

スマホ版は他プレイヤーとのランダムマッチングやフレンドとの協力プレイの他、「アシスト(NPC)」を連れていくことでもパーティプレイを楽しめます。

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経験値やアイテム稼ぎのためにすぐクリアできるクエストを周回したい時とか、アシストで気軽に周回プレイしやすいので便利です。

オート移動&バトルも用意されているので、アシスト(NPC)を連れて気兼ねなくがんがん周回できます(笑)。
(他プレイヤーと一緒だと、ちょっとオートだと申し訳ないと思っちゃいますので)

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余談ですが、3DS版のクエストは広いフィールドを移動して、その道中で素材を集めたり、遠くにいるボスを目指して進んだりする流れでしたが、スマホ版は基本的にクエストに出発→すぐに目的のモンスターと交戦できるようになっています。

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かなりテンポよく遊べますし、強大な召喚獣とのバトルに専念できるようになっていますよ!

まとめ:『FF』のジョブで楽しく「ごっこ遊び」ができる良作

こういうゲームを遊ぶと、やっぱりマルチプレイのアクションゲームって、それだけで盛り上がるなと再認識しちゃいました。

特に本作の場合、ナイトやモンク、竜騎士といった『FF』でおなじみのジョブになりきって、派手なアクションを繰り出したり、オトリ役や攻撃役といった役割分担をしたりと、楽しく「ごっこ遊び」をできるわけですからね。そりゃあ、つまらないわけがない!

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それに加えて、魔石を使って歴代の『FF』キャラにトランス(変身)することも可能。これは3DS版にもあったシステムですが、トランス中は音楽や声、アクションも変わるので、めっちゃ盛り上がるんですよね!

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メインストーリーもしっかりと用意されているので、物語を楽しむというモチベーションで1人用のRPGに近い感覚で楽しむことも可能です。

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CBTの範囲では、アシスト(NPC)の力を借りるだけでも、メインストーリーのノーマルモードは普通にクリアできましたしね。

▼マッチョなおっさんもいます。
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▼カエルの女の子もいます。かわいいです!
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まだ配信時期は未定ですが、1人でも5人でも、しっかりと楽しめる良作に仕上がりつつあると感じました。

3DS版とはかなり違いますが、3DS版を楽しめた人なら、またあの自分自身が『FF』世界の住人になったような感覚を味わいながら、ジョブチェンジを楽しめるはずです!

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逆に『FF』をまったく知らないという稀有な人でも、みんなで遊べるマルチプレイアクションゲームとしてすんなり遊べるはずなので、ぜひご期待ください!

→事前登録はこちら:→ファイナルファンタジー エクスプローラーズ フォース公式サイト

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ILLUSTRATION: Ⓒ 2017 YOSHITAKA AMANO

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