『D×2 真・女神転生』を100%楽しむために知っておきたいこと

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いよいよ『D×2 真・女神転生リベレーション』(以下、『D×2』)の配信日が迫ってきたということで、前回のベータ版レポートに引き続きまたやってまいりました。フリーライターの塩田信之です。

今回、セガゲームスさんのご好意で「ほぼ配信バージョン」をプレイさせていただけましたので、改めて『D×2 真・女神転生リベレーション』がどんなゲームなのかを、この作品で初めて「メガテン」に触れるという方でもわかりやすいよう紹介していこうと思います。「メガテン」好きな人間がどんなところを楽しんでいるのかを見て、それを参考に実際に楽しんでみていただければ幸いです。

リリースされました!
『D×2 真・女神転生リベレーション』リリース! もう遊べるぞ!

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また、ベータ版と比べてどんなところが変わったのかも触れていきますので、百戦錬磨のメガテン好きの方々にもお付き合いいただければと考えております。

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やり込み要素たっぷり。でも「メガテン」が初めてでも大丈夫

ゲームを始める前にまず憶えておいてほしいのは、下記の3点です。

・『D×2』は家庭用ゲーム機のソフトまるまる1本分を優に超える要素が詰まったボリュームたっぷりなゲーム

・25年の歴史がある『真・女神転生』シリーズ(メガテン)の面白さを詰め込んだ上、さらにプラスしている

・『メガテン』シリーズを遊んだことがない人でも楽しく遊べるように作られている

その理由は、まず「チュートリアルが充実」していること。いっぺんにいろいろなことを説明されても覚えるのが難しいものですが、『D×2』では要素ごとに細かく分けて一度の説明があまり長くならないようになっています。

ゲームの新しい要素が増えた時、必要な分だけ説明してくれますから、「メガテン」をまったく知らなくても大丈夫というわけです。

また、チュートリアルは「次はここをタップ」と実際の操作をガイドする形ですからわかりやすく作られていますし、説明のあと図解でまとめを見せてくれますから憶えやすくなっています。例えば「2体の悪魔を合体させる」チュートリアルでは、合体に必要な悪魔を用意してくれたり、費用をタダにしてくれたり、チュートリアルで作った合体後の悪魔をその後も使える親切設計です。

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※この画像はβ版のものです


ちなみに配信版では、ベータ版からチュートリアル部分もあちこち「より分かりやすく」改良されていました。場合によっては憶える要素自体の順番を入れ替えたり、ベータ版では説明されていなかった部分が追加されるなど、ベータ版でのユーザーの反応も見ながら整備されていったものと思われます。

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※この画像はβ版のものです

『メガテン』のキモ その1「戦うのはアクマでも悪魔」

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※この画像はβ版のものです

『メガテン』が他のRPGと異なるポイントのひとつに、「主人公は悪魔を操って悪魔と戦わせる」という考え方があります。手に入れた悪魔をパーティーに入れて、遭遇した悪魔と戦っていくことになるわけです。

シリーズ作品では実際には主人公や仲間となるキャラクターも戦闘には参加することが多いのですが、特に初期の作品は「人間よりも悪魔の方が強く」設定されていて、主人公は倒されるとゲームオーバーになってしまうので強い悪魔を前面に立たせた方が攻略しやすかったのです。

『D×2』では、パーティーに編成して戦闘に参加するのは悪魔だけで、主人公や人間の仲間たちが実際に戦うことはありません。主人公たちの成長が悪魔の能力を高める効果はありますが、攻略するためには強い悪魔でパーティーを作る必要があります。そういう意味では、『D×2』は『メガテン』原点に近い設計になっていると言えます。

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※この画像はβ版のものです

ところで以前のここでの記事にも書きましたが、『メガテン』では手に入れた悪魔のことを「仲魔(ナカマ)」と呼びます。「仲間の悪魔」という意味になるわけですね。『D×2』でも「仲魔」と呼んでいますが、シナリオやチュートリアルでさらっと使っているので『メガテン』を初めて遊ぶ方が「仲間のまちがい」かと思われるかもしれません。字の意味からすぐに理解できるとは思いますが。

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※この画像はβ版のものです

「メガテン」のキモ その2「交渉と合体」それが基本

「強い悪魔」をどうやって用意するか、そこがゲームを進める最重要ポイントとなるわけですが、それが「交渉と合体」です。

交渉」というのは、敵として現れた悪魔を「会話(TALK)」で仲魔にすることです。そのシステムから「ナンパ」とユーザー間で言われていた時期もあり、時にはアイテムやパーティーの仲魔のHPを貢ぐなどして「口説く」必要があります。従来の「メガテン」シリーズでは、基本的にはこれが仲魔を増やす手段でした。

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※この画像はβ版のものです

『D×2』の場合は「召喚(いわゆる「ガチャ」のようなシステム)」でも仲魔を入手可能になっていますが、課金覚悟でなければあまり頻繁に召喚はできませんから、やはり「交渉」は重要な仲魔獲得手段です。

もっとも、『D×2』は従来の「メガテン」と異なり、いつでも「交渉」できるわけではありません。戦闘中、敵悪魔の頭上に「TALK」という吹き出しが表示されている相手にのみ話しかけることができます。会話は悪魔の問いかけに、いくつかある選択肢を選ぶことで進み、基本的には悪魔を喜ばせる選択をしていくと仲魔になる確率が上がります。

悪魔が仲魔になるために代償を求めてくることもあって、要求に応じることで仲魔になってくれることもありますが、悪魔には気まぐれなものも多いのでもらうだけもらってやっぱり戦うことになることもあります。

悪魔には子供っぽいタイプや老人、女性、偉そうだったり臆病だったりと性格があって、ある程度反応が予想できるため、慣れれば有利に進めやすくなります(ランダム要素もあるため確実ではありませんが)。

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※この画像はβ版のものです

主人公が成長していくと弱い悪魔は声をかけるだけで仲魔になったりするので、ゲームを遊んでいけば仲魔を集めやすくはなっていきます。問題は戦闘中に「TALK」が表示されるかどうかということになるので、「TALK」が出たらすかさず「ナンパ(交渉)」することをお勧めします。

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※この画像はβ版のものです

さてもう一方の「合体」は、文字通り仲魔同士を合体させることです。仲魔は戦闘に勝つことで経験値を得てレベルアップしていきますが、「合体」させることでも強化することが可能です。

従来の「メガテン」では、「仲魔A」と「仲魔B」を合体させると、基本的には「仲魔C」という別の悪魔になったわけですが、『D×2』ではさまざまな合体方法が用意され、合体の利用回数も格段に増えることになりました。これは、「『D×2』のキモ」と言うべき重要ポイントとなります。

『D×2』のキモ その1 さまざまな合体を駆使する

従来の「メガテン」は基本的に「邪教の館」と呼ばれる場所で合体を行っていました。『D×2』では、「邪教の館」に近い施設として「偽神教会」があって、さらに仲魔のパワーアップをするための新たな合体施設として「万魔の社」が用意されています。

偽神教会」には「二身合体」と「多身合体」のメニューが用意されていますが、どちらも合体前とは異なる悪魔に変わることになります。必ずしも合体前よりも強い悪魔ができるとは限りません。「メガテン」好きならお馴染みなので、特にシリーズ初期から遊んでいる場合は仲魔を増やしてきては合体を繰り返し、ストーリーがなかなか進まなかったという思い出を持っている人も多いのではないでしょうか。

「偽神教会」での合体には「MAG(マグネタイト)」という『D×2』上での通貨(従来の「メガテン」とは役割が若干異なります)を支払う必要があります。ベータ版ではMAGを集めることが比較的難しかったのであまりたくさん合体できないかもと思いましたが、配信版ではかなり集めやすい形に変わっていました。

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万魔の社」は悪魔をさまざまな合体でパワーアップする施設なので、悪魔自体は合体前も合体後も変わりません。合体の種類については実際に遊んでみて、ひとつずつチュートリアルを体験していった方が理解しやすいのですが、武器や防具を装備するような感覚の合体や、悪魔が持っていないスキルを別の悪魔から継承させる合体などがあります。

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悪魔にはそれぞれ、いわゆる「レア度」に相当するランクが設定されています。それによって「万魔の社」でパワーアップできる限界も変わってくるのですが、例えば「☆1」で最初から仲魔にいる「妖精ピクシー」でも、デフォルトで持っている「ザン」以外に「アギ」や「ジオ」などのスキルを持たせたり、他の悪魔などを素材にして「転生」を繰り返すことで「☆6」まで強化できます。さまざまな合体を駆使することで大幅なパワーアップが可能となるので、「お気に入り」の悪魔をずっとパーティーに入れておくことも可能となるのです。

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「万魔の社」を利用した仲魔の育成システムは、従来の「メガテン」からプラスした要素の多い『D×2』ならではの楽しみと言えます。

『D×2』のキモ その2 シナリオ・ダンジョンの攻略

『D×2』は、「STORY」から選択できる「秋葉原」や「新宿」などの東京各都市を攻略していくことで物語が進んでいきます。都市それぞれに10を超えるバトルが用意されていて、これに勝ち進んでいくことで「アコライツ」と呼ばれる組織の陰謀がだんだんとわかってくるという具合です。

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※この画像はβ版のものです

「STORY」以外にも、「アウラゲート」、「デビルバスター」、「ジゴクパーク」といったダンジョン探索やバトルをこなしてアイテム収集等を行うモードが用意されています。ゲーム序盤は「STORY」を進めるなど特定の条件をクリアしていくことで、合体や「アウラゲート」等も含めたさまざまなゲーム要素が少しずつ開放されていくことになりますから、まずは「STORY」を進めていくことになります。

「万魔の社」の合体要素が開放されていき、悪魔をパワーアップさせることができるようになると、「デビルバスター」なども頻繁に利用するようになります。パワーアップにはさまざまなアイテムが必要となるため、素材集めのために利用することが多くなるというわけです。「STORY」も先へ進むに従って強力な敵が現れるようになるので、合体を駆使しての戦力アップは必須と言えます。

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※この画像はβ版のものです

ちなみに、単純に仲魔たちの経験値稼ぎをするという意味では、ベータ版から配信版への変化の中で追加された「レベリングクエスト」を利用することで効率よく稼げるよう改良されました。「STORY」中の特定のバトルをクリアすることで利用できるようになるもので、比較的倒しやすい悪魔が出現し、ふたつのパーティーで同時に経験値が溜まるお得な仕様となっています。

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『D×2』のキモ その3 相手の弱点を知り、そこを突く

『D×2』の「会話」や「合体」は、「メガテン」シリーズ初期からの馴染み深いシステムをベースに、遊びやすくアレンジしたりさまざまな追加要素を盛り込んだ形になっていますが、「戦闘」については『真・女神転生III-MPCTIRME』以降搭載されるようになった「プレスターンバトル」を採用しています。

相手の弱点となる属性を突くことで有利になると同時に、仲魔の弱点を突かれると一気にピンチにもなりうる「プレスターンバトル」は戦略性の高さと油断やミスによって下手をすると全滅しかねないスリリングな仕様が「メガテン」らしいと評価され、今やシリーズの「顔」のひとつとして定着しつつありますが、ただ「たたかう」を連打するだけでは済まない「ちょっと難しい」戦闘システムでもあります。そして、これを理解していなければゲームの序盤すら勝ち進むことができない非常に重要な要素なのです。

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※この画像はβ版のものです

例えば「雪だるま」の姿をした「ジャックフロスト」は「炎」が弱点で、ハロウィンの「かぼちゃランタン」の姿をした「ジャックランタン」は「氷」が弱点というように、悪魔それぞれに「属性」が設定されています。「炎」が弱点なら炎の攻撃である魔法「アギ」が有効ということになるわけですが、「プレスターンバトル」では弱点攻撃や「クリティカル攻撃」が決まると「味方の攻撃回数が増える」効果があります。

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※この画像はβ版のものです

4体の仲魔が編成されたパーティーならば、1ターンに4回(各仲魔が1回ずつ)攻撃できるわけですが、うまく弱点攻撃をしていけば最大8回攻撃できるようになります。このシステムを利用して敵よりもなるべく多く攻撃できるようにしていくことがバトル攻略の要となるわけで、それを実現するためには出現する悪魔の弱点を意識して、それに合わせたスキルを持つ仲魔でパーティーを組むことが必要となってくるわけです。

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※この画像はβ版のものです

悪魔の中には特定の属性攻撃を無効にしたり、ことによっては反射してくるものもいます。そうしたことを防ぐためにも悪魔の属性確認が重要となるわけですが、こればかりは何度か痛い目にも遭いながら慣れていかないとならないかもしれません。ただし、「プレスターンバトル」についても『D×2』は細かいチュートリアルを用意していますから、実際に遊んでみることが一番の早道と言えます。

まずは恐れずにダウンロード 。そして、チュートリアルで少しずつ慣れていく。
なによりも、これが『D×2』を楽しむための遊び方と言えることは間違いないでしょう。

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ライタープロフィール
塩田信之(しおだのぶゆき)
かつて編集プロダクションCB’s Projectに所属し、スーパーファミコン版『真・女神転生』発売当時から宝島社(当時はJICC出版局)やファミ通、ソフトバンク等のメガテン関連書籍制作に携わる。フリーランスとなって以降も、『真・女神転生IV FINAL 公式設定資料集+神話世界への旅』(一迅社)等関連書籍を制作し、アトラスの『真・女神転生IV FINAL』、『真・女神転生DEEP STRANGE JOURNEY』公式サイトで神話と歴史のコラムを執筆するほか、『真・女神転生DEEP STRANGE JOURNEY 真・女神転生25周年記念スペシャルボックス』同梱の記念教典『メガテンマニアクス』編集執筆も担当。

©SEGA/©ATLUS

D×2 真・女神転生 リベレーション ・販売元: SEGA CORPORATION
・掲載時のDL価格: 無料
・カテゴリ: ゲーム
・容量: 194.0 MB
・バージョン: 1.0.0

©SEGA/©ATLUS

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