【メギド72インタビュー】今後の展開は? シバの女王やハルマが仲間になる可能性は?

DeNAとメディア・ビジョンが手掛けるフォトンドリヴン世界救済RPG『メギド72』

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配信開始から約半年が経過した現状を、DeNAの宮前公彦氏とメディア・ビジョンの宍倉紀春氏に伺ってきました。

イベントについてや今後の展望など、ファンなら見逃せない内容が多く飛び出したので、ぜひご一読を! これから始める新規プレイヤーにも見ていただきたい本作のポイントなどもありますよ。(文:ユート)

▼ディレクターの宍倉紀春氏(左)と、プロデューサーの宮前公彦氏(右)。

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プレイヤーの熱意に応えられるゲーム作りを

ーー昨年12月の配信開始から、約半年が経過しました。はじめに現在の感触的なものや、現状などをお伺いできればと思います。

宮前:配信開始してから、1月末から2月上旬に不具合が生じご迷惑をおかけしてしまいました。プレイを進めるにあたって分かりづらいなどのプレイヤーからのご意見を反映させ、チュートリアルも改善したバージョンを4月26日に配信しました。

▼アップデートで加わった要素の1つ「達成ミッション」。内容を達成することでさまざまな報酬が獲得できる。

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4月26日バージョンに対する反響は比較的好評なご意見を多くいただき、新しい人が入ってきて継続してくださっているのも確認できているので、ここ数週間はかなり手ごたえを感じています。

最新メインクエストの5章も追加させていただきましたが、ここから安定して動いていけるようであれば、チームとしても1段成長できたと思えるんじゃないでしょうか。

▼赤い月の騒動の流れから、より戦いが佳境に入っていく5章。

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ーー5章は話数だけで見るとこれまでと比べて少ないですが、なにか理由があるのでしょうか?

宮前:ストーリーはもともと3か月に1回、約12話を追加していくという構想だったんですね。ただ、我々が想定していたよりもプレイヤーの進行スピードが速く、実装するペースを速める必要が出てきたんです。

今回に関しても、本当は12話分追加してまた3か月後に次の章をと考えていましたが、プレイヤーの進行具合を鑑みて、これからはひと月ごとに約4話を章単位で追加していく方針に変更しました。

5章も話数としては4話ではありますが、バトルとストーリーのボリュームはこれまでと遜色ないものになってると思ってもらえるはずです。

ーー自身もプレイヤーなので実装が早まるのは喜ばしいですが、物語として見たときにカットされてしまうような部分も出てくるのでは?

宮前:物語全体の流れはすでにできていて、具体的な内容に関しては現在作っているところなので、実装期間が縮まったからといってカットするようなことはありません。

ーー安心しました。ストーリー付きのサブイベントのほうも、これまでと変わらないペースで配信されるのでしょうか?

宍倉:はい。これまで同様、月に1つくらいのペースで新イベントを配信予定です。

内容も、これからはよりメインストーリーとの整合性が取れるものにしていく予定です。ただイベントとメインのサイクルは根本的に違うので、イベントの時系列とプレイヤーの進行度の差をどう埋めるかは議論しているところですね。

宮前:例えば、2章が終わったあとの時間軸のイベントを出すとしたら、その時系列の話だと分かるようにしたうえで、誰でもプレイできるようにするといった形がいいのかな、とかですね。

▼外伝的なエピソードが楽しめるイベントクエスト。イベント限定のメギドも要チェック。

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ーー個人的に本作はコンシューマに近い作りになっていると思うので、物語でもメインキャラが死んだり、敵が味方になったりといったシチュエーションも想像できたりします。そうなると、メインストーリーとサブイベントの時間軸や整合性を調整する際に大変な作業になりそうですよね。

宮前:作業はもちろん大変ではありますが、シナリオライターさんときちんとやり取りしていますし、これまでも展開の相談などを行っているので大丈夫だと思います。

むしろ、整合性を取るために初期に作ったものを手直しさせてください、といったことがあるかもしれません。当時はイベントでの起承転結を考えて作りましたが、メインを見たとき、このキャラがこんなことをいうのはおかしいといった部分もあるんですよ。

宍倉:イベントをリバイバルした際に、前回とはちょっと違った言動になっているとかもありえますね。

シナリオに対するプレイヤーの熱意がすごく、皆さんきちんと読んでくださっているので、我々としても適当なことはできないぞという意識が高まってきていますし。

宮前:最初はスキップしてバトルを進め、全部終えてから通しで見ているといってくださる方もいますからね。ありがたいです。

ーープレイヤーの熱意でいうと、本作はツイッターでの反響がすごくあるように思えます。開発スタッフの方々はご覧になられていますか?

宮前:見ています。AppStoreのトレンド検索に入っていたときはビックリしましたし、同時にすごくうれしかったです。みなさんポジティブなツイートをしてくださるので、とても励みになっています。

宍倉:4月のアップデートでのツイートもすごかったですよね。神アップデートっていってくださる方がたくさんいて。開発一同感涙でしたよ。本当にやってよかったなって。

ーーファンツイートもよく目にしますが、熱心なファンの方はプロデューサーレターの一文にすごく反応してたりもしますよね。

宮前:僕自身、チームを率いていたことはあるものの、プロデューサーレターを出す運営というのは初めてでして。極力自分の言葉で書くようにしています。

ーーネットでは、「広告費もすべて開発費につぎ込んだ」という噂もありますが、真相はいかがですか?

宮前プロデューサーレターでコメントした認知度拡大についての言及部分ですね。

半分は冗談ですが、とにかく面白いゲームさえ作れればいいというスタンスで全力を尽くしていました。

逆にプレイヤーの皆さんがSNSや口コミを通じて『メギド72』の情報を拡散してくださることを目にすることが多いので、本当に感謝しています。

ーー楽しさを共有したいというのもあって、宣伝を求めるプレイヤーが多いですよね。一部の方は自分で本作を広めていたりもしますし。

宮前:ゲームの面白さにはすごく自信があるので、そこで存在感を出しつつ、気づいてくれた人たちの口コミで広まっていくのは、本当にうれしいことですね。

宍倉:Twitterをはじめとしたプレイヤーの皆さんの感想やご意見は参考にさせていただいております。

また、なんらかの感想やリアクションをいただくこと自体が、開発スタッフにとって本当に励みになっておりますので、これからもぜひたくさんの感想をいただけると嬉しいですね。

宮前:そういった熱心な方々に応えたい、恩返しをしたいというのもあり、プロデューサーレターでも少し触れましたが、7月2日をメギドの日にしたいと考えてるんですよね。

どのくらいの規模で展開できるかはわかりませんが、企画はすでに動いています。

続報は今後も出していきますので、ぜひご期待ください。

メギトとハルマ、そしてヴィータを巻き込むハルマゲドンの行方は?

ーーこれから本作を始めるという方に向けて、改めて世界観などをお伺いできればと思います。

宮前:物語の軸になっているのは、ソロモンの少年が自分でも気づいていなかった能力と出会い、その能力を使いつつ周囲にも助けられながら世界を救っていくというものになります。

▼ソロモンの指輪の力で幻獣を撃退する主人公。しかしその先に待っていたのは過酷な現実だった……。

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世界観としてはヴィータ(人間)と呼ばれる種族が住むヴァイガルド、メギド(悪魔)と呼ばれる種族が住むメギドラル、ハルマ(天使)と呼ばれる種族が住むハルマニアの3世界が中心。そこで起こるといわれる最終戦争「ハルマゲドン」を巡る戦いが展開します。

それぞれの世界の思惑と、その戦火に巻き込まれていく主人公の成長を楽しんでいただければと思います。

▼物語のキーワードとなるハルマゲドン。同じメギドでも、ハルマゲドンを起こそうとするものと、阻止しようとする者が存在します。

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宍倉:ヴィータはいわゆる人間で、彼らからするとメギドは悪魔、ハルマは天使という認識ですが、実際はそういうわけではありません。

メギドはメギド、ハルマはハルマという種族であり、人間同様に個々の考えのもとに存在しています。純粋にメギドは悪、ハルマは善という風に見ると違和感があるかもしれませんね。

ーーメギドは悪魔だから人間の敵、ハルマは天使だから人間の味方だとは限らないと。

宮前:そうですね。メギドだけ見てもメギドラルにいる者とヴァイガルドにいる者が敵対関係にあったりします。今後も、それぞれの関係性などを面白く描けていけたらいいですね。

▼例えば主人公の仲間であるマルコシアスは、メギドでありながら「魔物ハンター」として活躍して、ヴィータを守っています。善良なメギドもいるわけですね。

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ーーヒロイン的な存在であるシバの女王についても聞かせてください。

宮前:気丈にふるまう反面、弱い部分があるところも描かれてきました。強く凛としなきゃいけないところとのギャップもありますし、ヒロインらしくなっていけばいいなと。

とはいえ本作は彼女の物語ではないので、彼女は彼女としてのポジションを維持しつつ描けていけたらと思っています。

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ーー物語を楽しむ上で、押さえておきたいポイントはどこでしょう?

宮前:主人公がなぜソロモン王の力を持っているのかというところと、主人公とともに戦ってくれるメギドたちが、なぜメギドラルから追放されたのかという部分ですね。

彼らとメギドラルにいるメギドたちがどう対峙していくかに注目してみてもらいたいです。その過程でハルマがどう絡んでくるかも見どころです。

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宍倉:メギドラルの本当の目的もこれから少しずつ描かれていくと思います。

主人公がこれから「どう在っていくか」を楽しみにしつつ進めていってもらえるとうれしいですね。

ーーちなみに、印象に残っている名場面はどこですか?

宮前:ネタバレになるので詳細は省きますが、ヴィータの女性であるエイルに関するエピソードはお気に入りですね。

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ソロモンの成長エピソード的にも重要なものとなるので、ぜひゲームを遊び始めた際は、エイルとのエピソードが登場するまでゲームを進めてもらえるとうれしいですね。

キャラクター的にはミカエルがお気に入りですね。ちょっとクセがあるキャラですが、いろいろと目立つシーンが多いので、今後の活躍にもご期待ください。

▼シバの女王に協力するハルマのミカエル。いろいろとインパクトが強い言動の重要キャラです。

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▼余談ですが、記事の担当編集のそめやんは、シバの女王とその侍女マイネ関連エピソードでホロリときました。

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運営の方針について

ーー個人的な意見で恐縮なのですが、本作はキャラにレア度の差がなく、全員同じ段階まで育つ部分は、運営方針に基づいた設定でしょうか。

宮前:本作はそもそも、キャラを無尽蔵に増やすわけではなく、「72体の悪魔」という限られたリソースをベースに戦略性を楽しむという、コンシューマのパッケージゲームに近いゲーム設計にしています。

プレイヤーが管理しきれる選択肢の量もたぶんあると思いますし、そのなかで無作為にキャラを増やし続けていくというのはちょっと違うかなと。

宍倉:例えば、お正月やクリマスのような季節イベントの際に「サンタ姿のシャックス」を作って、通常のシャックスよりも強い能力にして、それをガチャに投入するという流れもありうると思うのですが、『メギド72』ではいろいろと難しい部分がありまして。

▼最初から仲間として戦うシャックス。バトル中に見せるヒヨコ姿もかわいいんですよね。

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1つはゲームバランス的な観点で、どんどんキャラを作ってインフレさせていくと、もはや『メギド72』じゃなくなってしまいますよね。

もう1つは世界観的な問題で、『メギド72』の世界の中で「シャックスは1人しかいない」ので、別パターンで性能が違うシャックスが存在し、パーティ内に複数存在するということは、開発スタッフ的に違和感があるんですよ。

今後において、キャラクターの魅力を掘り下げるためや、バトルをよりおもしろくすることに効果的な場合、性能が異なるメギドが出る可能性もあります。しかし、少なくとも「バージョン違いでシャックス5人のパーティを作って戦う」など、世界観を壊してしまうような形にはしたくありませんね。

宮前:そもそものゲームバランス的にゴリ押しをできるようにしたくないので、現状でもメギドの性能は「一強」が出ないように考えています。

ストーリーやイベントで配布されるキャラと、ガチャで手に入るキャラとの性能差をつけていないのも、そういう考えに基づくものですので。

ガチャで手に入るキャラは、あくまで「戦略の幅を広げるもの」であって、「ゲームクリアに必須のもの」という位置付けにはしたくないんです。

ーーなるほど。そういう考え方は、運営型というより、コンシューマのゲーム作りに近い気がしますね。ストーリーで手に入るキャラだけで攻略できる作りも、そういった考えからきているのでしょうか?

宮前:メインクエストはそうですね。本作はパーティの組み換えによる戦略性の変化が面白いゲームなので、ガチャを引かないとそこが楽しめませんというのは違うと思うんです。

キャラごとの強弱があるというより、どのフォトンをどのキャラに渡すかという点や育成具合、事前の戦略などで強弱が決まるというのが、僕らの考えた遊びなので。

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シバの女王のプレイアブルキャラ化の可能性は? 気になることを聞いてみた!

ーー要望のようになってしまいますが、例えば、メインストーリー中に命を落としたキャラがサブイベントで再登場したり、シバの女王がプレイアブルキャラになったりなどはあり得ますか?

宮前:サブイベントでキャラの過去を掘り下げることがありうるので、そういう意味ではキャラの生死を問わずにありえるかもしれませんね。

あくまで構想レベルですが、お盆の時期などに、物語中で命を落としたキャラクターのイベントを開催して物語を振り返るような演出も、キャラの掘り下げ的にはおもしろいかなと思ったこともあります。

シバの女王についてはプレイヤーの皆さんから要望をいただくこともありますし、実は開発内でもプレイアブルとして使いたいという声があがっています。

宮前:ソロモンの代わりにシバの女王を使って戦うことは、ゲームシステム的には、もちろん可能です。

ただ、シバの女王を使うなら、世界観的にメギドではなくハルマを召喚して戦うべきですし、そうなるとハルマをバトルで使えるようにしないといけない=バトル用のモデリングやモーション作成、バランス調整も必要なわけで……。

かなり大変な作業になるので、現状では気軽に「やります」とは言えない状態ですね。

▼設定的にはシバの女王の持つ指輪でもメギドを召喚できそうなんですよね。もしかしたら!?

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宮前:例えば、メインクエストのなかの1つの章をシバ編にして、シバの女王がメギドを召喚して戦うような演出を盛り込むことは可能ですが……。

なんにせよ、まだまだ議論レベルの段階だと思っていてください。

▼メインストーリー的には「不死者」と呼ばれる勢力との戦いが佳境に。今のところ、ソロモンとシバの女王の共闘態勢は続いていますが……?

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ーー最後に本作のファン、そしてこれから始めようと思っている方にメッセージをお願いいたします。

宍倉:開発は本当に大変ですが、皆さまの声やツイートを力に頑張っています。本当にすごく励みになっているので、ありがたい限りです。

ゲームとしても、ボス相手に苦戦した時にパーティ編成を見直すだけで一気に進めるようになるなど、自身の思考が勝敗を大きく左右する戦略性の高い遊びを用意しています。

戦略の組み立てが好きな方にはハマっていただけるはずなので、まだ未プレイの方はぜひそこを楽しんでいただけるとうれしいですね。

宮前:今後もアップデートをしっかりと入れ、飽きないゲームを提供するのを第一に開発を進めていきます。

現在遊んでくださっている皆さまには感謝していると同時に、これからもぜひ楽しんでいただければという気持ちですね。

まだ本作を遊んだことのない方には、よくあるゲームアプリとは違う遊びを満喫できることをお約束します。

少し頭を使いますが、本作ならではの戦略性の高さを楽しんでみてください。

『メギド72』注目記事について

AppBankでは本作のレビュー「さすがDeNA&メディア・ビジョン。ドラフトフォトンシステムのバトルが奥深い『メギド72』レビュー」やインタビュー「DeNAとメディア・ビジョンの新バトルシステムは対人戦とも相性抜群。新作RPG『メギド72』誕生秘話」を掲載しています。本作が気になる方はぜひチェックしてみてください!

メギド72 ・販売元: DeNA Co., Ltd.
・掲載時のDL価格: 無料
・カテゴリ: ゲーム
・容量: 107.4 MB
・バージョン: 1.4.2

© DeNA Co., Ltd.

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