iOS12やmacOS Mojave発表! アップル「WWDC 2018」の新製品まとめ


6月5日午前2時からライブ配信が行われた「WWDC 2018」で発表された新製品をまとめました。

「WWDC 2018」ではiPhone・iPad用の『iOS 12』、Apple Watch用の『watchOS 5』、Applt TV用の『tvOS 12』、そしてMac用の『macOS Mojave(モハーヴェ)』の4つのソフトウェアが発表されました。

安定性を向上させた『iOS 12』

システムの最適化やパフォーマンスの向上に注力した新しいiOS『iOS 12』が発表されました。


『iOS 12』は2013年以降に発売されたすべてのデバイスに対応します。現在、『iOS 11』をインストールできているすべてのデバイスにインストールできます。


これまでiOSが新しくなると古いデバイスでは速度が遅くなっていましたが、iOS12では『iPhone 6』で起動速度が40%早く、キーボードの表示が50%早く、カメラの起動速度が70%早くなっています。


ほかにも共有シートの起動やアプリの起動が2倍速くなっています。


また、CPUパフォーマンスの最高性能を最初から発揮できるように最適化されました。


マルチプレイで体験を共有できる「AR」

AR用に「USDZ」というファイルフォーマットをピクサーと共同開発したとのこと。


「USDZ」はアプリから共有しやすい形式であり、Adobe CCも「USDZ」をサポートします。


サイズを正確に測定できる新アプリ『メジャー』


測定したい物体にカメラを向け、頂点をタップで指定することで長さや面積を計測できます。


長方形の物体であれば自動で計測できます。写真なども外枠を判断してくれます。


マルチプレイに対応した『AR Kit 2』

『AR Kit 2』では複数のユーザー(最大4人)でAR体験を共有できるマルチプレイに対応しています。


例えばLEGOブロックを使い、現実で組み立てたブロックに仮想のブロックを追加して遊ぶことができます。


LEGOで作成した建物をAR上で拡張し、風景なども追加できます。


LEGOのアプリは今年後半から提供開始予定。

写真を自動で分類するようになった写真アプリ

写真アプリが車や犬、花などの撮影対象やシーンに応じて写真を予測分類するようになります。分類からの検索も可能。


「For You」タブができました。思い出を展開してくれます。「今日の1枚」も。


写真に写っている人を認識してそのまま共有ができます。


ほかの人が撮影したに自分が写っている場合は「共有するかどうか」の問い合わせがくるように。


これらはすべて暗号化されているとのことです。

『Siri』にアプリの動きを登録できるショートカット機能


アプリを一つずつ起動しなくても、一連の流れとしてSiriが行えるショートカット機能が追加されます。


Siriからさまざまなアプリの動きの提案もしてくるようになります。


アプリをいくつか改善


ニュースアプリはiPad版にサイドバーを追加。


株式アプリはアプリからニュースのチェックが可能に。


ボイスメモアプリがiPadに対応。録音したメモをiPhoneと同期できます。


iBooksアプリも改善。名前がApple Bookアプリに。


CarPlayアプリがサードパーティアプリに対応。Googleマップアプリでカーナビ可能。


「おやすみモード」機能を強化

「おやすみモード」中はロック画面にも通知が表示されない新機能「Do Not Disturb During Bedtime」。


場所によって「おやすみモード」を解除する新機能「Automatically ending」


通知機能の調整が可能に

アプリごとに通知を取得する数を調整できる「Instant Tuning」。


通知をグループ化できるように。


子供のiPhone依存を防ぐ「Screen Time」

アプリの利用時間がわかる新機能「Screen Time」発表。


親のiPhoneから子供のiPhoneの利用を確認できます。


特定のアプリの使用制限も可能に。


アニ文字がベロの動きに対応

アニ文字がベロの動きを読み取り、表示するようになりました。


新キャラにおばけ、コアラ、虎、ティラノサウルスが追加。


自分の分身「Memoji」でアニ文字ができる!

自分のアバターを作ってアニ文字として使える機能「Memoji」が発表。


多人数で『Facetime』できるように!

Facetimeが最大32人までの会話に対応しました。


Facetime中にアニ文字、Memojiを使うことができます。


『watchOS 5』にアクティビティ競争やトランシーバー機能が追加

友達とアクティビティのスコアを競える機能が追加されます。


また、ワークアウト(運動)を開始したらその種類を自動で認識してくれるように。


ワークアウトにヨガとハイキングが追加されます。


セルラー、またはWi-Fi回線を使ってボイスメッセージが送れるトランシーバー機能が追加されます。


『iOS 12』のSiriショートカットとも連動します。


Safariも対応します。


「DOLBY ATMOS」に対応する『tvOS 12』

Apple TV 4Kが4K HDRに対応し、既存の購入コンテンツに4K対応作品があれば無料でアップグレードされます。


立体音響システム「DOLBY ATMOS(ドルビーアトモス)」に対応。


パスワードなしでログインできる「Zero Sign-on」を発表。


「4K スクリーンセーバー」にISSから見る地球が追加。


ダークモード搭載『macOS Mojave(モハーヴェ)』

これまでmacOSは山の名前ばかりでしたが次は砂漠です。その名も『macOS Mojave(モハーヴェ)』。



Mojaveではダークモードが使えます。ダークモードは暗いだけではなく、コンテンツがハッキリわかるように。


デスクトップが朝・昼・晩と時間帯に応じて自動的に切り替わります。



デスクトップのファイルが自動的にスタックされ整理されます。



もちろんスタックは開けます。


Finderにギャラリービューを追加。プレビューが最大化されます。映像などを見るためのもの。


サイドバーでメタデータの確認も。サイドバー下のクイックアクションで写真の編集もできます。


クイックアクションは選択したファイルによって自動的にかわります。クイックアクション内容はカスタマイズできます。


Quick Lookからカンタンな編集ができるようになります。


スクリーンショット撮影後にダブルクリックでマークアップなどの編集ができます。


選択エリアの動画の録画もできるように。


iPhoneで撮影した写真をそのまま取り込める「Continuity Camera」

iPhoneのカメラで撮影した写真を自動的にそのままファイル内に取り込める新機能「Continuity Camera」。



写真だけではなく書籍やレポートもスキャンしてファイル化できます。


Apple News、株価、ボイスメモ、Homeアプリがmacに対応

Apple Newsと株価がmacに対応。



ボイスメモも対応。iPhoneで録音したメモを同期できます。


Homeアプリも対応。MacからHomeKit製品を操作できます。


プライバシー保護やセキュリティを強化

アプリケーションがプライバシー情報へのアクセスを求めたときは、つねに警告を表示するようになります。


また、Safariから個人情報の追尾(トラッキング)を禁止するようになりました。


この機能は『iOS 12』のSafariにも実装されます。

Mac App Storeが新しく!

『Mac App Store』が作り直され、新しくなりました。



iOSで実施されている「今日のApp」がMac App Storeにもやってきます。


マイクロソフトのOffice 365やAdobeのLightroomなど、Mac App Storeで有名アプリの提供も始まります。


ソフトウェア発表のみのWWDC 2018

事前のうわさでは「新ハードウェアの発表がある?」と話題でしたが、ソフトウェアのみでした。

そのなかでも注目はやはり『iOS 12』!

古い端末でも高速化するとのことなので、バッテリーさえ交換すれば『iPhone 6』や『iPhone 6s』でもあと1年くらいは使えそうです。

もちろんSiriのショートカットや「Screen Time」なども気になります。どこまで使いやすくなっているのか、早くインストールして試してみたいですね!

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