【FGO】メンテ当日、何が行われているのか? ディライトワークスPMのとある1日が公開

ディライトワークス(以下、同社)は、FGO PROJECTの仕事に興味がある方を対象としたキャリア相談会「肉会(MEAT MEETUP)」の第3回を8月10日(金)に開催しました。


第1回では「FGO PROJECT総合プロデュースチームキャリア相談会」、第2回では「FGO PROJECT マーケティングセミナー」と題して行われてきた本イベント。

今回は「集まれ!プロジェクトマネージャー」をテーマに同社の現場で実際に活躍しているプロジェクトマネージャー(以下、PM)2名が登壇し、同社におけるPMの仕事の醍醐味や奥深さ、おもしろさがトークセッション形式で紹介されました。

▼2018年7月現在の会社情報も公開。4月時点では従業員数が270名でしたが、現在は380名と大幅に増えていることがわかります。


プロジェクトの命運を握る毎日。PM2人の1日のスケジュールが公開

トークセッションは、『FGO』のPMセクションリーダーだったというFGO PROJECTクリエイティブプロデューサー塩川洋介氏の司会のもと進行。

2年半ほど『FGO』関連のPMとして業務を行っていた戸田圭佑氏、『FGO』の現PMセクションリーダーで企画部マネージャーの芦田夏希氏の1日の業務内容が紹介されました。

▼塩川氏はPMの重要性を考え、同社になかったPMセクションを設立。その時の部下が戸田氏と芦田氏とのこと。


■戸田氏のある1日「怒涛のMTG! 分刻みの1日」


時間 業務内容
10:00 出社&メールチェック。まずは外部を優先。
10:30 A Projectの協力会社様との週次定例MTGに出席。
12:00 B Projectの社内定例MTG。正午あたりは分刻み!
12:30 4Fのカフェでランチ。健康を気遣ってパワーサラダ。
15:00 C Projectの社外MTG。議題によって出向いて対応。
17:00 帰社&デスクワーク。
19:30 退社。開発状況によって遅くなる日もありますが、自身の裁量のもとに臨機応変に働いています。

戸田氏の1日は大半がミーティング(以下、MTG)で埋まっているように見えますが、MTGとデスクワークが混在すると集中してタスクを処理できなくなってしまうため、あえてMTGを固めた1日を切り取っているからだそうです。

MTGをいっさい入れない日も作り、打合せとデスクワークを切り替えながら効率よく業務を行っているといいます。

17:00にようやく帰社してたどり着いたデスクワークは、主に外部の協力会社とのやり取りや監修物のチェック、メール・電話対応などのこと。

『FGO』にはアーケードゲームやボードゲーム、脱出ゲームなど多数の関連作品が存在しており、多くの外部の協力会社がかかわっています。

それぞれの協力会社とやり取りを続けていると、どの案件でどう対応したのか混乱してしまいそうですが、サポートしてくれるPMに議事録の作成をまかせるなど自分が行うべきことと他の人に任せられるタスクを切り分けることで解決しているそうです。

■芦田氏のとある1日「プロジェクトの命運を握る毎日!」


時間 業務内容
10:00 チャット、JIRA、メールのチェック、PMチームへの指示。
10:30 FGOチームの全体朝会で共有事項を連絡。
11:00 チームと打ち合わせして半年〜1年先のイベント進捗確認。
13:00 メンテナンス開始! アプリ配信、サーバ更新などの依頼をかけつつQAチェック進行。
17:00 リリース準備完了し、ほっと一息。
18:00 メンテナンス終了!!!
20:00 リリース後のユーザーさんの動向を確認しつつ状況を見て帰宅。

芦田氏は、「プロジェクトの命運を握る毎日!」と題して水着イベント「サーヴァント・サマー・フェスティバル!」開催当日のスケジュールを切り取って紹介してくれました。

メンテナンス中はやることがないから遊んでいる、なんてことはもちろんなく、5人いるPMチームでメンテナンス後の段取りまで考え、プログラマーやQA、サーバにデータをアップする担当者のスケジュールを分刻みで作成するそうです。

メンテナンス開始後はスケジュール通りに作業が進行しているか逐一確認し、問題がなければデータをアップ。その指示もPMが出しているといいます。

仮に問題が発生した場合、そのタイミングで開発ディレクターに確認したうえでリアルタイムに修正。延長せず無事にメンテナンスが終われば、そこで第一段階の作業が終了します。

メンテナンスが終わってからも、ユーザーが仕様通りにゲームを楽しめているか、問題が発生していないかを引き続きチェック。1、2時間ほど大きな問題が発生しなければ、初めて
作業終了ということで帰宅するそうです。

話を聞く限りでも、かなりの緊張感の中で業務が行われていることがわかります。個人的に驚いたのは、水着イベント開催当日という大事なメンテナンスの直前に半年〜1年先のイベントの進捗打ち合わせが行われていること。

つねに現在と未来を見据えながら運営・開発することが支持されるコンテンツを生み出し続けるためには重要なのでしょう。

そして、メンテナンス直前に別の打ち合わせができるということは、前もってしっかりと当日の準備を行っており、タスクの管理も十分だということ。突発的な障害は除いて、以前に比べてメンテナンスの延長が少なくなった理由がPMの1日のスケジュールに集約されているのかもしれません。

ディライトワークスにおけるPMのやりがいとは?

1日のスケジュールを紹介してくれた戸田氏と芦田氏それぞれの視点から、同社におけるPMのやりがいについてプレゼンテーションがありました。


戸田氏は「職域にとらわれない超・自由度がある!」と表現。PMはプランナーのように仕様書を作ったり、デザイナーのように絵を描いたりと直接的に手を動かす業務ではありませんが、チーム全体を横断的に見て、さまざまな面からクオリティアップに関与できるところにやりがいを感じているそうです。

例えば、外部の協力会社にとっては同社が一次監修者になります。納品物をPMが最初にチェックした際に要求されるクオリティを満たせていない場合、改善点についての要望を遠慮せずに出していくそうです。

PMだからといってプログラムなどの開発にかかわる話をしないわけではなく、職域にとらわれずに作品をよくするための意見を交換できる自由度が同社にはあるといいます。

ちなみに戸田氏は、以前レポート記事でもお伝えした「ボードゲームパーティー」の立ち上げに携わった人物。PMとしてやるべきことをしっかりやっていれば、「やりたい」あるいは「やったほうがいい」提案をやらせてもらえることに「超・自由度」を感じているのだとか。


一方、芦田氏は「PMこそがプロジェクトの要」であると断言。ディレクターがおもしろさを突き詰める役割だとすれば、PMはすべてのチームをまとめる役割を持っています。

進行管理は端から見ているだけなのでは? おもしろさを突き詰めるディレクターのほうがやりがいがあるのでは? と考えがちですが、芦田さんはディレクターのやりたいことをチームに伝えて実際に動かしているのはPMであり、すべてのリソースにかかわる「要」だと語ります。

それこそが他社のPMとは違うやりがいだと感じているそうです。

PMセクション新規発足。立ち上げメンバーの募集が開始

塩川氏によると、ゲーム業界ではタスク管理などもリーダーの役割であるとして、PMの業務をディレクターが行っているケースが少なくないそうです。

FGO PROJECTではPMの役割を重要視し、8月にPMセクションを新規に発足。現在立ち上げメンバーを募集しています。


求める人材について戸田氏は「開発のタスクや問題を自分のことのように考えて、チームのメンバーを巻き込んでいける人」とコメント。

芦田氏は「ディライトワークスでは1つのプロジェクトにプロデューサー、ディレクター、PMがセットで入ります。PMはチームの管理に特化したい人にとっては楽しい仕事です」とあらためてPMの醍醐味を語りました。

▼同社はPMの仕事内容をまとめたガイドブックを独自に制作。従業員に配るとともに、イベントなどでも配布を予定しているそうです。(追記:CEDEC 2018で参加者に配布)


「肉会(MEAT MEETUP)」第4回の開催日も同日に発表。次回9月7日は「ゲームプロデューサーの集い」をテーマに、同社プロデューサー陣が制作過程での裏話やここでしか聞けない秘話などを公開予定です。


▼第3回の料理のテーマは「夏ジビエ&ケバブ」。目玉として南伊豆産の鹿やイノシシのハンバーグが用意されていました。


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(C)TYPE-MOON / FGO PROJECT

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