『ファンタジーアース ジェネシス(FEG)』インタビュー。PC同様100人対戦を実現+スマホ独自の進化も!

アソビモスクウェア・エニックスが共同開発を行い、先日正式リリースが9月27日に決定し、現在事前登録受付中のアクションRPG『ファンタジーアース ジェネシス』。

本作は『ファンタジーアース ゼロ(FEZ)』の流れを汲み、10分間で50対50の大人数バトルをスマホで手軽にプレイできる注目作です。


本作のプロデューサーである河野智幸氏(アソビモ)と、監修ディレクターの内山スグル氏(スクウェア・エニックス)に、コンセプトやクローズドβテストを経た現在の開発状況などをお聞きしました。(文:唐傘)

▼画面左から河野智幸氏、内山スグル氏。


最初から妥協なし! PC同様、50対50の大乱戦を実現!!

ーー今回のプロジェクトの立上げのきっかけを教えてください。

内山:スクウェア・エニックスとして『ファンタジーアース』シリーズは、PCで12周年を迎える老舗のタイトルです。

2015年からは自社で運営を行っておりますが、今回のプロジェクトはFEZ運営チームとは別の、主にスマホ向けタイトルの開発と運営を行っている部署にアソビモ様から声がかかり、当時その部長であった渡辺とプロデューサーの佐野が立ち上げました。

※渡辺:渡辺泰仁…スクウェア・エニックス執行役員。FEZの前身である『ファンタジーアース ザ リング オブ ドミニオン』のプロデューサー。
※佐野:佐野一直…本作『ファンタジーアース ジェネシス』プロデューサー。

以前にも『ファンタジーアース』シリーズとして『メルファリアマーチ』スマホアプリをリリースしたことはあったのですが、それは「メルファリア」という世界観や物語を重視したタワーディフェンス型のゲームでした。

しかし『ファンタジーアース』シリーズをプレイされているお客様には、50対50のわちゃわちゃしたアクションを好まれるだろうという思いもあったんです。

アソビモ様は以前からシンプルな作品ではなく、ハードコアなタイトルを開発されていることは知っていたのでスマホでしっかりしたアクションRPGができるのではと、弊社側でもFEGチームを立ち上げ一緒に開発することとなりました。

河野:弊社はこれまでもMMORPGをいくつも開発、運営してきた実績があり、『FEZ』と合致する部分も多かったので、そこをスタート地点にして開発を始めました。


ーー早い段階で、50対50というコンセプトは固まっていたんですね。

河野:そこが大きいコンセプトです。

内山:素直に言うと、50対50が実現できるのか懸念はありました

10対10や20対20でもいいんじゃないかという意見もあったのですが、ユーザーは大規模なバトルに楽しみを見いだしているシリーズなのでまずはコンセプトとして目指して厳しければ考えましょうと。

開発チームががんばってくれまして、50対50でもカクカクになることがなくプレイできる確証が取れたのでそのまま進めようということになりました。

ーースマホアプリは日々進化していますが、かなり険しい道を選ばれたんですね。

内山:そうですね。今でこそ大人数が同時に戦うバトルロワイヤル的なゲームが流行っていますが、プロジェクトが発足した3年前はそういう作品がほとんどない状態。

そのため、本当に再現できるのか、また通信環境の不安も払拭できるのかという課題に真剣に取り組みました。

ーーPCと違って、スマホでは無線前提という違いも大きいです。

内山:そこもあります。開発するなかで気を付けたのは、正常な通信環境なのに不利な状況にならないこと。これは揺るがせてはいけないこととして、『FEG』を開発しています。

河野:また通信環境が多少悪いところでも、同じ戦場に復帰できるなどリカバリーできるようにしていますので安心してください。

ーー『ファンタジーアース』シリーズらしさを踏襲した部分、逆にあえて変更した部分はありますか?

河野:大きく変えた部分は、クォータービューにしたことです。スマホはどうしても画面が小さいので、周囲や敵の行動が見えるように斜め上からの視点にしました。

ーー操作性もオートで近くの敵に攻撃するなど、『FEZ』よりも敷居が低くなっている印象を受けました。

内山:最初は同じマップを入れるなど、移植版くらいの勢いで開発していました。

でも実際に遊んでみると、操作が複雑でストレスが多い内容だったんです。エイムをあわせたり、予測して攻撃を当てたりするのは『FEZ』の魅力ではあったんですが、アプリでその操作性まで再現するのはどうしても難しい。

そこにこだわるより、ゲームの根幹である仲間との連携や何かを成し遂げる楽しさを体験してもらうことの方が重要です。

スマホアプリはライト層も多いので、そういう方も楽しめるようにクウォータービューやオートエイムを採用しました。


ーー『FEG』では、成長要素も大きく変わっていますね。

内山:『FEZ』は全員ほぼ同じ性能で一緒にという感じでしたが、積み上げ要素があまりありませんでした。

毎日時間を見つけてプレイしていただくなら、遊ぶほど自分のキャラクターが成長していく楽しさを体験してほしいと思い、防具のステータスをカスタマイズできるマテリアルを入れています。

マテリアルはいろいろな種類があるので、HPに特化したタンクだったり、攻撃特化のハンターだったり、自分好みにカスタマイズできます。

河野:少しずつでも、毎日コツコツ遊んでいただけたらと思います。


クローズドβテストを経てさまざまな面がブラッシュアップ

ーー先立ってクローズドβテストが行われました。反響やアンケートの結果を受けて、調整している部分などありますか?

河野:多くのみなさんに遊んでいただき、本当にありがとうございました。厳しくも期待のこもった声をいただき、そのすべてに目を通して真摯に対応している最中です。

現時点で具体的に調整しているのは、バランスですね。ガチャでレアリティの高い物を引いた人が有利になりすぎないようにとか、回復アイテムの効果などの調整を検討しています。

内山:バランス面に関しては、とても厳しいお声をいただきましたね。ガチャについてもガラッと変わりますので安心してください。

クラス別のガチャも、検討の段階に入っております。

ーーレベルや装備に差があるプレイヤーが戦場に集うぶん、調整も難しそうです。

内山:そうですね。ただ、ライトユーザーがにっちもさっちもいかなくなるかと言えば、そうはならないようにしたいと思っています。

逆に課金していただいたプレイヤーは強くなり、戦場でのボス的なプレイを楽しめるように調整中です。

本作は1対1ではないので、どちらのタイプのプレイヤーもちゃんと戦場で活躍できるように調整中です。

どこで攻めるか、どこで引くかなどの立ち振る舞い方により、ユーザーごとに違った活躍ができる作品を目指したいと思っています。


ーー確かに鈍足やスタンなど、連携に役立つデバフもたくさんありますから、うまく活用すればアシストとして大活躍も可能ですね。

河野:Aさんが敵に鈍足をかけたら、周囲の仲間が追い打ちをかけるという連携ができるのは、このシリーズだからこそだと思います。

ーーCBTでは、ケムダーヴ同盟が人気でした。

内山:私はアデルヴァル同盟で戦っていたんですが、対ケムダーヴ同盟戦のときに相手にはやる気がある人が多く、通常攻撃でバタバタと味方が倒れていくという状況を体験しました。

ほかの戦場でもケムダーヴが猛威をふるっていて、そうなりすぎると、ほかの同盟を選んだプレイヤーの士気が下がってしまいます

対人戦で面白いのは、やはり最後までどっちが勝つか分からない僅差のバトル。本作なら10分間ギリギリまで楽しめる展開が理想です。それは強い人も、弱い人も求めているニーズだと思います。

そのため、今回のように人数差が大きい時の改善は絶対にやります。本当にアデルヴァルとエイルザンを選んだ方は、待っていてください。また戻ってきてください!

ーーバトルでは、召喚が勝敗に大きな影響を与えそうです。プレイヤーから反響はいかがでしたか?

河野:ケムダーヴが強すぎて、召喚する前にバトルが終わってしまうと言う声もあったので、そのタイミングは見直そうと思っています。

また、逆転要素の召喚獣につきましても、競り合いになるようにしています。


ーー現時点では具体的な調整をお答えいただくのは難しいかもしれませんが、例えば不利な方が早く召喚できるなんてことも?

内山:そういうことも含めて検討しています。運営側が不自然に介入することは避けつつ、いい意味で逆転要素や接戦を演出できればと考えています。

初心者はまず周囲を見ること!

ーー5つのクラスがありますが、初心者にオススメのものや立ち回りがあれば教えてください。

河野:私は大剣を使うストライカーがオススメです。

内山:大剣はダメージも出て、立ち回りを見誤らなければ爽快感が大きく初心者にオススメです。

個人的には、とにかく死ににくいソルジャーですね。あまり攻撃力は高くありませんが、敵の進攻を止めるなど役に立っている感が半端ないです。

アタッカーならストライカーもいいんですが、失敗するとボコボコとされてしまうんですよね。

そういう意味ではウィザードとか、捕まらないように中距離支援しつつダメージソースになるのも面白いです。

また、前衛でわーわーやっているところではなく、あえてその後ろで戦っているグループを狙ってみたりとか(笑)。

▼河野さんオススメのストライカー。攻撃力が高く、初心者でも前線で戦えます。


▼内山さんのオススメはソルジャー。守備力は高く、タンク的な活躍ができます。


クラスの立ち回りというわけではないですが、初心者にはぜひ戦場をよく見ていただきたいです。死角になっているエリアなどがあるので、そこから狙って攻めていくと楽しいと思います。

河野:アサシンの後ろについていって、デバフがかかった敵を倒すなんていいとこどりのプレイもアリです。

内山:スキルも今後どんどん増えていくので、特殊なスキルが入るたびに新しい戦略が生まれていくのかなと思います。

▼テクニカルなキャラクターのアサシン、遠距離攻撃のハンター、遠近両方の魔法を使用できるウィザード。




ーー各同盟には、魅力的な盟主たちがいます。お気に入りの人物はいますか?

河野:CBTでは魔女レグルスが人気でしたが、私としては王道のハルトです。広範囲に攻撃できるので、前線にどんどん進めます。

▼ハルト・ベオウルフ(声優:内山昂輝)


内山:私は能力というよりもイラストなんですが、アデルヴァルのアストライア一択。さげすんだ目とか最高ですね(笑)。

▼アストライア・L・サーガラティア(声優:佐藤利奈)


河野:豪華な声優陣を起用しておりますので、好きなキャストという観点から選んでいただくのもいいかと思います。

▼魔女レグルス(声優:悠木碧)


ーーCBTで召喚できた盟主は各同盟1人でしたが、今後はほかの盟主も召喚できるようになるのでしょうか?

河野:時期は未定ですが、ほかの2人も加わる予定です。召喚できる盟主など、随時提供していきたいと思います。


ーー盟主はとてもモデリングが凝っていて魅力的です。彼らのアバターなどを実装する予定は?

河野:のちのちのイベントや、コラボなどで盛り上げていけたらと思っています。

内山:ちなみにPCの『FEZ』では盟主たちの着せ替えがすでにコラボで実装され、大人気でした。

今度は逆に『FEZ』の国王の服を『FEG』のアバターとして取り入れるなど、皆さんがよろこんでくれそうな装備を考えていきたいです。


すでにPC版『FEZ』の要素はほとんど全部スマホ版『FEG』でじっくりと動き始めている!?

ーー今後の開発や運営で、特に力を入れたい部分を教えてください。

河野:『FEZ』のプレイヤーの皆さんだけでなく、新たに始める初心者の方もいます。そういう方に向けた施策ですね。

リリース時に始めても、少し経過してから開始しても気軽に楽しめる要素は追及していきたいです。具体的には初心者だけのチャンネルや、装備パックなどを考えています。

内山:私が力を入れていくのは、戦闘と戦術面です。

今はマップも狭く、ルールも単純で、初めてのお客様でも簡単に遊べるチュートリアルのような雰囲気です。

でも慣れてきたら、奇襲や裏からまわるなど戦術的な戦いをしたいと思う『FEZ』プレイヤーさんが登場すると思います。

また本作から始めてくださった方にも、仮想現実だからこそ楽しめる軍団と軍団のバトルを伝えていきたい。

そのためにはシンプルすぎてはだめ、でも難しくてもいけない。そのさじ加減が重要だと思っています。

例えば陣取り合戦など、既存のルールでは物足りないと言う人も満足できるような戦術面での楽しさをリリース後早い段階で提供していくことをお約束します。


ーーそうなると、また違った熱いバトルが展開しそうですね。

内山:そのような戦術的な戦いをするには、コミュニケーションが重要になります。

しかし熱くなると強い言葉を使ってしまいがちなので、バトルではあえてチャットを入れていません。今後は目的地を光らせたり、定型文を入れたり、スムーズにプレイヤーが連携を取れるように強化していきます。

実はPC版『FEZ』のほとんどの要素は、すでにスマホ版『FEG』の開発環境ですでに実装されているんですよ。

巨大なハンマーのような「手甲」を装備して戦うクラスの「セスタス」も実機で動いていますし、プレイヤーが建築物を建築する要素も入っています。

ーーそれはすごいですね! となると、早い段階で新要素がどんどん実装されていくことに?

河野:いえ、いろいろな要素がテスト的に実装されていますが、それをそのまま『FEG』に実装するかというと、そうではありませんので。

今回の『FEG』はあくまでもスマホで楽しむ新しい『ファンタジーアース』であり、PC版の移植ではありません。『FEG』に適すると判断した要素を入れていくので、最後までセスタスが実装されない可能性があるかわりに、『FEG』ならではのオリジナルの新クラスが登場する可能性もあります

内山:個人的には、鞭のような剣を使うクラスとか、おもしろそうだと思っています。

某対戦格闘ゲームで女王様みたいなキャラが使っているような武器とか、好きなんですよね(笑)。

あと、現状では3つの同盟が大きなグループとなっていますが、もう少し少人数でのギルドやグループ的な要素とかも、ゆくゆくは入れてもおもしろいのかなと思っています。

先ほどの繰り返しになりますが、あまり最初からいろいろな要素を入れすぎても、遊んでくださる方が混乱してしまう部分もあるかと思いますので、ユーザー様のプレイ状況を見ながら、よいタイミングで新要素を投入していきたいと考えています。

ーー最後に楽しみにしているユーザーの皆さんにメッセージをお願いします。

河野:貴重な意見や厳しいお声を真摯に受け止め、楽しめるゲームを作っております。

オフイベントやお客様の声を直接聞ける機会を増やして行く予定ですので、お気軽に声をかけていただけると嬉しいです。皆で一緒になって作っていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

内山:シリーズをやったことがあるないにかかわらず、皆が楽しめるゲームにしたいです。

『FEZ』のよさ、そしてスマホにあった遊び方を突き詰めていきたいと思います。

CBTにつきましては我々も想定していなかったことが起こり、作品について誤解させてしまった部分もあります。そこをしっかりと直し、「スマホで50対50で遊べるのって楽しいね」と言ってもらえるようにしていきます。

CBTで遊んだ方も、どこが変わったのかぜひ確かめていただきたいです。アデルヴァルとエイルザンに所属していた方は、ぜひ戻ってくるように! もう1度メルファリアで会いましょう!

▼正式リリースは9月27日。CBTを遊んだ方も、これから初めて『FEG』を遊ぶ方も、ぜひメルファリアでお会いしましょう!


事前登録受付中!

CBTを経て、よりブラッシュアップされた『FEG』は9月27日に正式リリースとなります。

現在事前登録受付中なので、ぜひ公式サイトをチェックしましょう。 

Fantasy Earth Genesis ・販売元: ASOBIMO,Inc.
・掲載時のDL価格: 無料
・カテゴリ: ゲーム
・容量: 164.4 MB
・バージョン: 1.2.0
※容量は最大時のもの。機種などの条件により小さくなる場合があります。

※本記事の画像・情報はCBT時点のものであり、正式サービス時には変更となっている場合があります。
© ASOBIMO,Inc. © SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.

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