【あおガルシナリオ集】現世(エイドス)サイド:第5章「終幕の予兆」


2019年1月31日にサービス終了を迎えるスクウェア・エニックスのアイドルゲーム『青空アンダーガールズ! Re:vengerS(リベンジャーズ)』のシナリオ集をお届けします。

この記事では、現世(エイドス)サイド:第5章「終幕の予兆」を紹介します。

目次
現世(エイドス)サイド:第5章「終幕の予兆」第1話「開幕のカーテンコール」
現世(エイドス)サイド:第5章「終幕の予兆」第2話「過酷な運命と慟哭」
現世(エイドス)サイド:第5章「終幕の予兆」第3話「星の欠片を集めて」
現世(エイドス)サイド:第5章「終幕の予兆」第4話「行方の知れぬ航海」
現世(エイドス)サイド:第5章「終幕の予兆」第5話「煙る歩みの先」
現世(エイドス)サイド:第5章「終幕の予兆」第6話「年長者はかく語りき」
現世(エイドス)サイド:第5章「終幕の予兆」第7話「蠢く者」
現世(エイドス)サイド:第5章「終幕の予兆」第8話「遥かなる旅路」
現世(エイドス)サイド:第5章「終幕の予兆」第9話「密談」
現世(エイドス)サイド:第5章「終幕の予兆」第10話「私の花道」
現世(エイドス)サイド:第5章「終幕の予兆」第11話「岩倉発見伝〜対決中華部の巻〜」

現世(エイドス)サイド:第5章「終幕の予兆」第1話「開幕のカーテンコール」

ーー学園内広場

●晴海
…………。

ーー廊下

●和歌
あれ? あそこにいるの、晴海じゃない?


●プロデューサー
晴海?

●萌
あの子は『銀河歌劇団』の渡辺晴海さんでしたか。
たしか、ひなたさんと和歌さんのクラスメートでしたね。

●ひなた
そうそう! クラスでよくお喋りする友達なんだ!
でも、なんだか暗い顔……どーしたのかな?

●萌
彼女の所属する学プロはなにかと問題が多いと聞きますし、
気苦労が絶えないのかもしれませんね。

……なんだか、他人の気がしません。ええ。

●和歌
たしかに本人からいろいろトラブルの話は聞くけど、
あんなに沈んでる姿は、はじめて見るわね。

少し時間をもらっていいですか?
ちょっと、話を聞いてあげたいんです。

●プロデューサー
もちろん。

●ひなた
うんっ! あたしもお話、聞いてあげたい!

ーー学園内広場

●ひなた
晴海ちゃーん!
暗い顔でどうしたの?


●晴海
きゃっ!?
……あ、ひなたちゃんに和歌ちゃん?

●ひなた
どうしたの? なんだか暗い顔してたみたいだけど。

●和歌
ユニットのセンターなんでしょう?
ほら、シャキッとしないと他のメンバーに笑われるわよ。

●晴海
あ……そのこと、なんだけど。
私、一体どうしたらいいのかわからなくって……。

●ひなた
わわ、泣かないで晴海ちゃん!
ねえ、なにがあったのか聞かせて?

●和歌
もしかしたら、私たちに協力できることがあるかもしれないし。

●晴海
ありがとう、ひなたちゃん。和歌ちゃん。
実は……。

●ひなた
『銀河歌劇団』が解散ーっ!?


●晴海
うん……うちの学プロをまとめるチーフプロデューサーさんが、
今のままだとランク上位を狙うのは難しいからって……。

●和歌
だからって、解散だなんて。
ユニットを盛り上げて上を目指そうって気はないってこと?

●ひなた
そんなのってヒドイよ!
まるでユニットを使い捨てカイロみたいに!

●晴海
……うぅ。

●和歌
ひなた、その表現はちょっと……。

●ひなた
え? え? なにか間違ってた?

●和歌
間違ってないのが問題というか、直接的すぎるから……。

●萌
……わからない話ではないですね。

●ひなた
萌ちゃん!? それって、ユニットの解散に賛成ってこと!?

●萌
いえ、そういうことではなく。

私が聞いた話によると、彼女の所属する学プロのチーフプロデューサーは
かなりのワンマンで、横暴な采配が多いと聞きます。

成績の振るわないユニットは改善するよりは切り捨てる方が効率的。
そんな事を考えていても、不思議ではないでしょう。

●プロデューサー
どうにかしたい。

●萌
気持ちはわからなくもないですが、これはよその学プロの方針です。
こちらから口を出すのは、越権行為のように思えますね。

●ひなた
でも、放っておくことなんて出来ないよ。
晴海ちゃんがこんなに悩んでるんだから!

●晴海
ひなたちゃん、気持ちは嬉しいけどムリは……。

●ひなた
ダメだよ、諦めちゃ!
ユニットのみんなと離れたくないから、悩んでるんでしょ?

●晴海
うん、そうなんだけど……。

●ひなた
なら、一緒に考えよう?
どうすれば解散しなくてすむのか。

今のユニットのみんなで、ヴァルプロみたいなアイドルに
なりたいって、話してたじゃない!

晴海ちゃんが悩んでいるのは、みんなが大好きだから。
離れたくないからだと思うんだ。
だから、諦めちゃダメだよ!

●晴海
……ひなたちゃん。
ありがとう。

●和歌
……そもそも、肝心の『銀河歌劇団』のメンバーは
どう考えているのかな。
そこはきちんと確認したの?

●晴海
……でも、私以外の子たちは新しい環境に向けて頑張ってて、だから。
そんなこと聞いたら、みんなきっと困っちゃうから……。

●和歌
それ、晴海の悪い癖よ。
相手に遠慮して、自分1人で勝手に結論を出しちゃうんだから。

●晴海
うぅ……でも……。

●ひなた
それじゃ、一緒に聞きに行こうよ。メンバーのホントの気持ち!
あたしたちも一緒に行くから。



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現世(エイドス)サイド:第5章「終幕の予兆」第2話「過酷な運命と慟哭」

ーーレッスン場

●和歌
……みんな、黙々とレッスンを受けてるわね。

●ひなた
でも、どうして別々のレッスンを受けてるの?

●晴海
私以外はみんな、行く先が決まってるの。
それで、それぞれに進路に合わせたレッスンをしてるから……。

みんながそれを受け入れているなら、
その邪魔をするのはダメだよ。

●ひなた
……晴海ちゃんはそれでいいの?

●晴海
……みんなが自分自身の夢に近付けるのなら、
それが一番素敵なことだと思う。


●和歌
でも割り切れないって、顔に書いてあるわよ?

●晴海
そう、なんだけど、でも……。

●ひなた
とにかく、話を聞いてみようよ! ね?
ユニットのみんなだって、晴海ちゃんと離れたくないって
思ってるはずだよ!

●晴海
そう、かな……?

●ひなた
そこのあなた! ちょっといい?

●弟っぽいアイドル(悠)
自分ですか?

って、晴海先輩! どこ行ってたんです!?
みんな、ちょー心配したんですよ!

●晴海
ごめんね、悠ちゃん。

あ、この子は悠ちゃんです。
『銀河歌劇団』の元気担当なんですよ。

●悠
中等部3年の舞沢悠です!
先輩のお友達ですか? よろしくお願いします!


●プロデューサー
元気だね。

●悠
そう言ってもらえると、嬉しいです!

●ひなた
えっとね、悠ちゃん。
単刀直入に聞くけど……ユニットの解散のこと、どう思ってる?

●悠
すっごくイヤです!
一緒にいられるのなら、自分はまだこのユニットに居たいです!

●ひなた
わぁ! ストレート!

●和歌
……晴海? もしかして、メンバーとなにも話してないの?

●晴海
だ、だって、解散はもう決まってるって、チーフが……。
それで私、頭の中真っ白になっちゃって……。

●和歌
それでも、言うことは言っておかないと。

●晴海
ごめんなさい……。

●悠
なんですか? 晴海先輩に文句ですか!?
それなら自分が相手になりますよ!

●ひなた
違う違う! 今ね、晴海ちゃんと一緒に
ユニットを解散しなくていい方法を探してるところなの。

●悠
……そんなのあるんですか!?

●ひなた
まだわからないの。
だから、まずはユニットのみんなの気持ちを確かめようって。

●悠
え? そんなの聞くまでも……。

●大人のお姉さんなアイドル(麻里紗)
あら、なんだか賑やかね。

●晴海
麻里紗さん?
あ、ごめんなさい、レッスン中に騒がしくしちゃって。


●麻里紗
いいのいいの。最近うちは静かすぎたもの。
これくらい騒がしい方が、私たちらしいわ。

それで、なんのお話?

●ひなた
ほら、晴海ちゃん!

●晴海
う、うん……あの、麻里紗さん。
麻里紗さんは、ユニットの解散のこと、どう思います、か?

●麻里紗
……そうね。
みんなの空気がギクシャクしてたのには、もちろん気づいてた。
この雰囲気をなんとかできれば、とは思っていたわ。


でも、みんな解散という現実を形はどうあれ受け入れている。
私はそう感じたの。

●悠
そ、そんなことないです……!

●麻里紗
だったら、解散が決まった日に
みんなで直談判でもなんでもするべきだったのよ。

でも、そうはならなかった。
悠もこう思っていたんじゃない?

あのチーフプロデューサーは、
どうせ私たちの話なんて聞いてくれないって。

●悠
……それは。

●ひなた
いろんなプロデューサーがいるんだね。

●萌
それこそ、アイドルと同じく十人十色ですから。
……うちはゆるすぎる気がしますけど。

●麻里紗
それに、みんなもう新しい場所で活動する準備をはじめているの。
その邪魔をすることは、私にはできないわ。

ユニットの雰囲気を良くしようってことなら賛成よ。
私もここが気に入っていたし――
アイドルとしての活動は、これが最後になるしね。

●晴海
え? でも麻里紗さんは、他の学プロからお誘いがあるって。

私はね、このユニットが好きだから、続けてた。
それだけがすべてで、他のところでやり直す気なんてない。

●麻里紗
『蝶はモグラではない。でもそのことを残念がる蝶はいない』
アインシュタインの言葉よ。

ここがいいの。ここだけが。
他の場所は、必要ないわ。

……だから、ね。どうせ終わるなら、
最後は笑って解散したいなって……そう思ってる。

●晴海
そう、ですか……でも。

●麻里紗
納得、いかない?

●晴海
……その、知りたくて。
みんながユニットの解散のことを、どう思ってるのか。

●麻里紗
そう……だったら『みんな』に話を聞かないとダメよ。

●晴海
え?

●麻里紗
ここに居ない子が、いるでしょ?
解散が決まってから、2人ともレッスンが終わると
すぐに出て行っちゃうんだから。

私の考えと悠ちゃんの気持ちは、もう話したでしょう?
だから今度は、あの子たちの話を聞いてあげて。

その上で、あなたの判断を聞かせてちょうだい。

●晴海
は、はいっ!

●ひなた
よし、行こう! 晴海ちゃん!

●晴海
うん!

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現世(エイドス)サイド:第5章「終幕の予兆」第3話「星の欠片を集めて」

ーー学園内広場

●ひなた
いたーっ!
さっき『銀河歌劇団』のレッスンを受けてた子!

●妹っぽいアイドル(くるみ)
うひゃっ! なな、なんです!?
くるみを食べてもおいしくないですー!!

●和歌
ひなた、落ちついて。
相手は下級生なんだから、もう少し優しく声をかけてあげないと。

●萌
あの、たとえ同級生や上級生でも、もう少しマイルドな対応を
心掛けた方がよろしいかと……。


『銀河歌劇団』の、乙葉くるみさんですね?


●くるみ
えっ? えっ? どこかで会ったことあるですか?
ごめんなさい! くるみ全然、覚えがないです……。

●晴海
えっと、違うの。くるみちゃん。
彼女たちは私のお友達なの。

●くるみ
晴海さん!?
どうしたですか? くるみになにかご用です?

●晴海
えっとね、『銀河歌劇団』、解散するでしょう?
そのことについて、くるみちゃんは……。

●くるみ
っ!! 聞きたくないです!

●晴海
くるみちゃん?

●くるみ
くるみは、そのお話のたびに『銀河歌劇団』が暗くなるのイヤーです!
だから、そのお話は聞きたくないですー!

だから最近は、レッスンが終わったらすぐに出てくです……。
くるみはおバカだから、むずかしいことはわかんないですけど。

でもでも! もう会えない話なんて、聞いても悲しいだけなのはわかるです!
元気だけが取り柄の悠くんすら暗くて、
くるみはどーすればいいかわかんないです!


●晴海
そう、だったんだ。

●くるみ
く、くるみは、みんなが笑ってるのが一番好きです! 解散はやーです!
だから、そんな悲しそうな晴海さんとは、お話できないです!

●晴海
ごめんね。いっぱい心配かけちゃってたんだね。

●くるみ
うう……。

●晴海
もっと、くるみちゃんの気持ちを聞かせてくれる?
私は私なりに、……解散をなんとかするために頑張ってみるから。


●くるみ
ホントなのです!?
えへへ、晴海さんに任せておけば安心なのです~。

……はっ! それじゃ、くるみダメな子です!
なにかお手伝いしないと! なにかないですか!?

●晴海
そ、そんなに気負わなくても……。

●和歌
えっと、晴海。
解散がかかってるんだし、ここは気負うべきところじゃない?

●晴海
それは……そうだね。
でも、くるみちゃんにプレッシャーをかけるのは、違うというか……。

それじゃあ、えっと……寧々ちゃんが居る場所、どこかわかるかな?

●くるみ
はいです! 知ってるですよ!
なんなら、全力でここまで連れてくるです! 引き摺ってでもってやつです!

●晴海
えっとね、くるみちゃん。無理はしないようにね?

●くるみ
わかったのです!
これは無理じゃなくて無茶だー! ってやつなのです!

●晴海
そ、そうじゃなくてね?

●プロデューサー
場所を教えて。

●くるみ
そうなのですか?
寧々さんなら、たぶん図書室にいると思うですよ。

前に見かけたときは、そこで読書中でした!
すごい集中力で、くるみが声をかけても気付かなかったくらいです!

●ひなた
それじゃ、次はその寧々ちゃんに話を聞かないとね!
行こう、晴海ちゃん!

●晴海
うん!
また後でね、くるみちゃん!

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現世(エイドス)サイド:第5章「終幕の予兆」第4話「行方の知れぬ航海」

ーー図書室

●引っ込み思案なアイドル(寧々)
…………。

●和歌
すごい集中力ね。
鬼気迫るというか、話しかけるのが、申し訳なくなるというか……。

●ひなた
でも、お話しないと始まんないよ!
ねえ、ちょっといいかな? あなたが寧々ちゃん?


●寧々
……ヒィっ!? え、あ、あの……。

●ひなた
あたしは高等部1年の櫻花ひなた。
ねえ、なんの本を読んでるの?

●寧々
な、なんでもありません……。

●ひなた
あ、ごめんね。あたし普段本とか読まないから、気になっちゃって。
それでね? ちょっとお話したいんだけど……。

●寧々
あの、ど、読書……中、ですのでっ。

●ひなた
どんな本を読んでいるの?

●寧々
ひ、秘密……ですっ!

●ひなた
むむむ、つけ入る隙がないなぁ……。

●和歌
……彼女、もしかしてすっごい人見知りなの?

●晴海
えっと、うん。
『銀河歌劇団』のメンバー以外とは、あまり。

●和歌
それは……ひなたが相手だと話が進まなさそうね。

●晴海
そ、そうだよね!
ひなたちゃん、私が話すから。

●ひなた
コミュニケーションならずかぁ……残念。
なにがいけなかったんだろうね、プロデューサー。

●プロデューサー
優しくいこう。

●萌
たしかに、内向的な性格の子だと、
ひなたさんのようなグイグイ行く感じは、苦手かもしれませんね。

●ひなた
え? でも萌ちゃんとは仲良く話せてるよね?

●萌
私を勝手に、内気な属性あつかいしないでもらえますか。
コミュニケーション能力には自信があります。


●プロデューサー
…………。

●萌
あの、なぜ黙るんですかプロデューサー。

●晴海
あのね、寧々ちゃん。
今、お話して大丈夫かな?

●寧々
晴海さん……?
は、はいっ、大丈夫……ですっ。

●晴海
まずは、ごめんなさい!

●寧々
え? えっ、なんで、晴海さんが……あやまるん、ですか?

●晴海
解散の話が決まった時、全然みんなのことに気付けなくて。
1人で悩んで、勝手に苦しんで……すごい勝手だった。


だから、ごめんなさい。
寧々ちゃんにもいっぱい、迷惑かけちゃったよね。

●寧々
め、迷惑だなんて……みんな、そんなこと思ってない、です。

●晴海
ありがとう、寧々ちゃん。

それでね、今更だけど、寧々ちゃんの気持ちを聞かせてほしいの。
『銀河歌劇団』の解散について、どう思っているのか。

●寧々
……私は……。

どうしたらいいか、正直、わからない……です。
で、でも……。

みんなには、目指してる夢とかあって。
だから……私は、その邪魔だけはしたくない、です……。

わ、私なんかを、受け入れてくれたみんなにっ。
いっぱい、良くして、くれて……そんな、みんなの努力を、尊重したい、です。


●晴海
それは、解散に賛成ってことなのかな?

●寧々
ち、違うけど、そう、です……。
悲しい、けど、みんな……後悔しない道、進んでほしい、から……。

●晴海
……そっか。
うん、話してくれてありがとう。

●寧々
晴海さんは? どうしたい……ですか?

●晴海
私も、わからないんだ。でも……。
みんなで、もう一度話し合おう?

●寧々
あ……はい! 私も……それがいいと、思います。

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現世(エイドス)サイド:第5章「終幕の予兆」第5話「煙る歩みの先」

ーープロダクション室

●ひなた
どうかな? みんなの気持ち、わかった?

●晴海
……寧々ちゃん、仲直りの本を読んでたの。
何冊も、テーブルに積んであった。

やっぱり、私ダメだなって、その時思ったの。

だってみんな、あんなに考えてくれてたのに。
1人でウジウジ悩んで、
『一緒にいたい』なんてワガママかなって、勝手にあきらめて……。

そうじゃ、なかったんだ。
みんな、一緒にいたいって、思ってくれてたんだ……!


●プロデューサー
お役に立てたかな?

●晴海
はい! 相談に乗っていただいて、ありがとうございました!

●和歌
なら、後はどうすればいいかわかる?

●晴海
みんなと、もっと話したい!
なにが出来るのかはわからないけど、なにかしたいよ。

●ひなた
なら、作戦会議だね!
打倒、解散!

●萌
いやいや、意味わからないですから。

まあそれはともかく、もう一度全員で、
今後について話し合ってみては?
おそらくですが、他の方々もそうしたいと考えていると思いますよ。


●晴海
うん! そうしてみようと思う!


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現世(エイドス)サイド:第5章「終幕の予兆」第6話「年長者はかく語りき」

ーー学食

●ひなた
晴海ちゃん、元気になったみたいでよかった!
これで『銀河歌劇団』のみんなも仲直りだね!

●萌
いや、そもそも仲違いしていたわけではないと思いますが。
まあ、状況的に少しギクシャクはしていましたが。

●ひなた
あ、そっか……解散、なんだよね。
どうにかしてあげられないかなぁ……。

ーー選択肢1
●プロデューサー
大切なのは、彼女たちの意志だよ。

●萌
プロデューサーの言う通りです。

他の学プロが勝手にこういう問題に口をはさんでも、
トラブルの原因にしかなりません。

●ひなた
うぅ……もどかしい。

ーー選択肢2
●プロデューサー
なんとか力を貸してあげたい。

●萌
助けを求められたなら、友人として力を貸す。
それくらいの距離感でいるべきだと思いますよ。


●ひなた
そうだよね!
なんとかしてあげたいよね!

●萌
プロデューサーがお節介なのはいつものことなので、
構わないのですが……。

無理に首を突っ込んで、
お互いの首が回らなくなるような事態だけは避けてくださいね。

●ひなた
も、萌ちゃんクールすぎない!?

●萌
すぐに熱くなる2人と一緒なので、しかたなくです。

●ひなた
結局は晴海ちゃんたち次第、なのかなぁ。

●麻里紗
あら、私たちのユニットの話?

●ひなた
あ、麻里紗さん!

●麻里紗
ごめんなさい、驚かせちゃったかな?

●ひなた
全然へーきだよ。
麻里紗さんは、いま……。

●佳奈恵
麻里紗ー! ご飯食べに行こうって誘ったのそっちなのに、
なに油売ってんのよー。

●和歌
あれ? 佳奈恵さん……?

●佳奈恵
お昼時間とか短いんだからさぁ~。
もーちょい、急いでもいいんじゃない?

●麻里紗
『君、時というものは、それぞれの人間によって、
それぞれの速さで走るものなのだよ』

●佳奈恵
何? また名言?

●麻里紗
シェイクスピアよ。

●佳奈恵
まあ、なんでもいいんだけど。

って、あれ? ひなたじゃん。
セリアがまた遊ぼーって言ってたから、今度付き合ってやってくんない?

●ひなた
佳奈恵ちゃん!
2人って、もしかして仲いい?

●麻里紗
仲が良いというか、腐れ縁ね。
同級生だし、なんだかんだ顔を合せる機会が多いから。

●佳奈恵
そうそう! 麻里紗にはちょーお世話になってるから!
特に今日の数学の宿題とかね! ね!

●麻里紗
……教えはするけど、写したりしたらダメよ?

●佳奈恵
ちぇ、ケチ~。
でも意外。ひなたと麻里紗って、知り合いだったんだ。

●麻里紗
うちのセンターのクラスメイトなの。

●佳奈恵
ああ、晴海の! あの子、お嫁さんの素質あると思う。


●ひなた
あ、それはわかる!
いつも手作りのお弁当持参なんだけど、それがすっごく美味しくて~。

●麻里紗
ふふっ、面白い子ね。ひなたちゃんは。

……晴海のこと、よければ支えてあげてね。
あの子はなんでも1人で背負いこもうとするから。

●佳奈恵
そこを調節してあげるのが、年長者の務めっしょ?

●麻里紗
先輩っていう立場が邪魔をすることもあるのよ……。
とくにあの子、自分を追い詰めちゃうタイプだから。

支えるといっても、話を聞くとか、声をかけるとか、それくらいでいいの。
そういう些細なことで、気分が晴れることもあるから。

●ひなた
大丈夫だよ! 任せて!
あたしたち、友達だから!


●麻里紗
うん、よろしくね。
それじゃあ佳奈恵、行きましょうか。

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現世(エイドス)サイド:第5章「終幕の予兆」第7話「蠢く者」

ーープロダクション室

●ひなた
あ、プロデューサー!
いいところにっ!

これから、『銀河歌劇団』のみんなのところに行こうと思ってたの。
ほら! この間、みんなで話し合うって、
晴海ちゃん言ってたじゃない?

それがどうなったのか、気になっちゃって。

●萌
他所の学プロの事情に首を突っ込むのは、
あまり感心しませんけど……。
たしかに、気になるところですね。

●ひなた
でしょでしょ!
だから、ちょっとだけ! ね?

●プロデューサー
分かった。

●ひなた
そうこなくっちゃ!

ーーレッスン場

●ひなた
晴海ちゃーん!

●晴海
ひなたちゃん? どうしたの?

●ひなた
あの後、どーなったのか気になっちゃって。
ユニットのみんなとは、お話しできた?

●晴海
うん。ひなたちゃんたちのおかげで、
みんなの気持ちをちゃんと確認できたよ。


●悠
あ、ひなた先輩にプロデューサーさん!
この間ぶりです!

●ひなた
様子を見に来ちゃった!
悠ちゃんはみんなと本音で向き合えた?

●悠
はい! みんな、ユニットのこと大事に思ってるってわかって、
すごく嬉しかったです!

最近、解散のこと意識してヘンにギクシャクしてたんで……。
その辺を解消できたの、ひなた先輩たちのおかげですよ!

●ひなた
えへへ、そうかなー?

●萌
ところで、他のお三方は?

●晴海
くるみちゃんと寧々ちゃんの移籍先に、ご挨拶に。
麻里紗さんは2人だけだと心配だって、ついて行きました。

●萌
なんだか、仲のいい姉妹みたいですね。

●悠
あー、麻里紗先輩はそういうとこあるんですよ。
妹扱いというか、ネコ可愛がりというか……。

●晴海
ふふっ、悠ちゃんもいっぱい構ってもらってたよね?

●悠
自分的にはこう、パン買ってこーい的な感じのほうが
しっくりくるんですけどね。
麻里紗先輩は甘々すぎて、正直ちょっと気恥ずかしいです。

●ひなた
いいなー。
あたしも、もっと可愛がられたいなー!

●萌
ひなたさんには、十分みんな甘いと思いますよ、ええ。

●ひなた
そ、そうかなー?

……解散の件、さ。
やっぱり、どうにもならないのかな?

●晴海
それは……。

●ひなた
だって、『銀河歌劇団』のみんな、こんなに仲が良いんだよ?
お互いのために、一生懸命考えられて……。


そんなみんなが、離れ離れになるなんて、悲しいよっ。

●晴海
そう、だよね。私も……。

●悠
……そのこと、麻里紗先輩とも話しました。

●ひなた
そうなの?
そ、それで、解決法とかは……!

●晴海
やっぱり、チーフの決定をくつがえすのは難しいだろうって。
『銀河歌劇団』というユニットを存続させるには、
もっと思いきった手段じゃないと……。

●ひなた
例えば!?

●悠
先輩は、ユニットごとの移籍とかなら可能性があるって、言ってました。

●ひなた
あ……! そっか、それなら!

●萌
なるほど、たしかにその形でなら今のメンバーのまま活動を続けられますね。
……1つ、大きな問題はありますが。

●ひなた
問題? ユニットがそのままなら、問題なんてないんじゃない?

●萌
そのユニットを、どこに移籍させるのかという話です。

移籍というからには、当然学プロ単位での話になります。
ですが、基本的にどこも自前のユニットを抱えているんですよ?


よっぽどの評価でもない限り、
受け入れてくれる学プロはないと思います。

●晴海
『銀河歌劇団』のアイドルランクは、平均Dランク。
最高でも、麻里紗さんのCランクですから。

なにか、大きな実績がないとユニットごとの移籍なんてとても……。

●ひなた
むぅ……で、でも! 方法はあるって、わかったじゃない!
あとは、メンバーの頑張り次第だよ!

●悠
そ、そうですよね!
自分、頑張ります! 頑張りますから、晴海先輩!

●晴海
うん、そう……だね。

●???(律)
…………。

●萌
……プロデューサー?
どうかしたんですか?

●プロデューサー
誰かがいたような……。

●萌
誰もいませんけど。

●ひなた
とにかく、あたしたちも出来る限り協力するね!
ね、プロデューサー!

●悠
ホントですか!?

●ひなた
もちろん!

●悠
それじゃ、さっそくなんですけど……。

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現世(エイドス)サイド:第5章「終幕の予兆」第8話「遥かなる旅路」

ーープロダクション室

●ひなた
悠ちゃんのお願いって、なんだろうね?

なにかトラブルかな?
先輩として、あたしがしっかり導いてあげないと……!

●琴音
な、なんでしょうか、このそこはかとない不安は。

●プロデューサー
琴音?

●ひなた
えへへ、どんなお願い事をされるかわかんないから、
琴音ちゃんについてきてもらっちゃった♪


●琴音
私なんかが役に立つかは分からないですけど。

●ひなた
そんな、あたしより勉強できるでしょ?
それは立派な個性だよ!

●萌
たしかに琴音さんは学業優秀ですけど、
比較対象がひなたさんだと肩透かし感がありますね。

●ひなた
えぇ!? 萌ちゃん、ひどいよ~!

●琴音
えっと、とりあえず行きましょう。

『銀河歌劇団』の……悠さんでしたか。
待っていると思いますから。

●ひなた
そ、そうだったっ!

ーーレッスン場

●ひなた
お邪魔しまーす!

●悠
あ、先輩方! 待ってましたよ!

●寧々
あ、あのっ、よろしくお願い、します。

●ひなた
寧々ちゃんも一緒なんだね。
それで、相談っていうのは?

●悠
自分、考えたんですよ。
『銀河歌劇団』が解散しなくてもすむ方法。


●ひなた
おお! その様子だと、なにか思いついたの?

●悠
それがまったく! なので知恵を貸してほしいんです!

●琴音
行き当たりばったり、なんだね……。

●悠
その通りですけど! その通りですけど!!
こっちはこれでも、真面目なんです! ピンチなんです!

●寧々
あの、悠くん……?
その、いつもより、小物っぽく、なってる。

●悠
なにがですか!? ああ、喋りが!
でも、それぐらいテンパってるんですよ!

●琴音
えっと、まずは落ち着いて?
あせって結論を急ぐと、たいていロクなことにならないから。ね?

●悠
は、はい……。
えっと、高等部の方ですよね?

●琴音
うん、ひなたちゃんと同じユニットの、野々宮琴音です。
よろしくね。

●悠
『銀河歌劇団』の舞沢悠です!

●寧々
あの、同じく……岩倉寧々……ですっ。

●ひなた
琴音ちゃんはウチの頭イイ担当だからね!
いっぱい頼っていいんだよ?

●悠
おぉ……! 心強いです!

●琴音
あ、あのね、ひなたちゃん。
私は人より少し勉強ができるだけで……そんなに持ち上げられても困るよ。

●ひなた
その少しが、どれほど高い壁か……!
防波堤ぐらい高いよ……!

……防波堤って、どのくらいの高さ?

●琴音
……さ、さぁ。どうかなぁ。

●悠
ひなた先輩……自分、先輩とは友達になれる気がします!

●ひなた
なにを言ってるの、悠ちゃん!
あたしたちはもう、友達だよ……!

●寧々
あ、あのっ、すごく、脱線してる……。

●悠
そ、そうだった! 今大事なのは『銀河歌劇団』です!
解散を乗り越えるためにどうすればいいのか、
一緒に考えてほしいんです!

●プロデューサー
他のメンバーは?

●悠
そ、それは……その。

●寧々
頑張るって言って、すぐ晴海さんに頼るのカッコ悪い……
って、悠くんが。

●悠
そうです! タンカ切った手前、
『でも何も考えてませんでした!』は格好がつかなさ過ぎです!

●琴音
うーん、でも『ユニットごとの移籍でも欲しい』って
他の学プロに思わせるのは、すごく大変だと思うな。

引き抜きだから、学プロ間でもギクシャクしちゃうと思うし……。

それこそ、ヴァルプロに在籍できるくらいの実力者か、
もしくは誰もが気になるような話題性が必要じゃないかな。

●悠
つまり、猛特訓でスーパーアイドルになればいいんですね!


●寧々
ちょっと過激な、スキャンダル……?

●ひなた
ちょ! それ極論じゃないかな……!?

●悠
極み……! いい言葉ですねぇ!

プロデュースする側としてはどうですか?
どっちがいけそうですか?

ーー選択肢1
●プロデューサー
スーパーアイドル。

●悠
さすが、ひなた先輩のところのプロデューサーさんです!
特訓こそ最高の解決法!

●琴音
……でも、それ。解散までに間に合うのかな?

●悠
……あ。

いやその、さすがにそれは無理……ですね。

ーー選択肢2
●プロデューサー
スキャンダル。

●寧々
え? あ……その、思いついて、口にしただけなので……。

●悠
でも、可能性があるなら試したいです!
どうすればいいですかね?

●寧々
よく聞く、話だと……プロデューサーとアイドルの、ロマンス?

●悠
それ、寧々先輩がいつも読んでる小説じゃないっすか!

●寧々
あ、う……。

●悠
うぅ……ダメです。思いつかないです。

●ひなた
あきらめないで、一緒にいろいろ試してみよう?
あたしたちも、協力するから。ね?

●悠
そうですね。
解散までまだ猶予はあるし……。

今度は、ヘンに格好つけずに
『銀河歌劇団』のみんなと一緒に考えてみます。

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現世(エイドス)サイド:第5章「終幕の予兆」第9話「密談」

ーー廊下

●ひなた
……ねえ、プロデューサー。誰も見てない?


●プロデューサー
大丈夫。

●ひなた
よぉし、抜き足差し足……。

●和歌
これからレッスンだっていうのに、どこに行くつもり?

●ひなた
わっ、和歌!? これは、その……。
は、晴海ちゃんたちはどうしてるかなって……。

●和歌
はぁ……そんなことだとは思っていたけど。

ほら、ひなた。晴海のことが気になるのはわかるけど、
自分たちのレッスンもしっかりやらないと!

●ひなた
うぅ、わかってはいるんだけどぉ……。

●和歌
だったら、まずは自分のやるべきことをする!
じゃないと逆に、晴海たちに心配をかけることになるでしょう?


●ひなた
は、はぁい……。

●和歌
プロデューサーさんも、ひなたと一緒にいたなら止めてください。
というか! 萌さんが探してましたよ?

●プロデューサー
……ごめんなさい。

●ひなた
……ん? あれ?

晴海ちゃんと……誰だろう?


●和歌
ほら、よそ見してないでこっちに来る!
私たちもライブが近いんだから、遊んでる時間はないの!

●ひなた
あ、はーい……。

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現世(エイドス)サイド:第5章「終幕の予兆」第10話「私の花道」

ーー教室

●晴海
……はぁ。

●ひなた
大丈夫? 晴海ちゃん。
なんだか最近、元気ないけど。

●晴海
え? そ、そうかな……。

●和歌
もしかして、ユニットの移籍のことで根を詰めてるの?
アイドルは笑顔も大切なんだから、無理はしちゃダメよ。

●晴海
えっと、そういうのじゃなくて……。

●和歌
それじゃあ、どうして?

●晴海
…………。

●ひなた
……ねえ、晴海ちゃん。
この間、あたしの知らない人となにか話してたよね?

●晴海
……っ!

●ひなた
晴海ちゃんの元気がなくなったのって、その時からだよね……?
なにかあったなら、相談してほしいな。

もちろん、言いにくいことなら言わなくてもいいよ。
でも、力になれることがあったら言って?

●晴海
ひなたちゃん……。
……実はね、誘われたの。
『フレイヤ・プロダクション』に入らないかって。


●ひなた
それって、勧誘ってこと!?
すごいよ、晴海ちゃん。

●和歌
『フレイヤ・プロダクション』――通称『フレプロ』。

同じ学園のアイドルでありながら
プロデューサーを志望してるってウワサの人が作った学プロね。

たしか……ヴァルプロの碓氷律って人だったと思うけど。

●ひなた
ヴァルプロの……。

●和歌
まあ私も、萌さんほど詳しいわけじゃないんだけどね。

『フレイヤ・プロダクション』は、その人が立ち上げた、
いわばヴァルプロの予備軍って呼ばれてる学プロよ。

碓氷さんは才能のあるアイドルを見つけてきては、
その学プロに引き入れて、全力でプロデュースしてるって。

●ひなた
アイドルなのに?

●和歌
アイドルなのに。
腕は確かで、トップアイドルの登竜門とも言われてるらしいわ。


●ひなた
そんなところに誘われたって……すごいことじゃない!?

●晴海
そ、そうなの、かな。
私のどこが気に入ったのかは、全然わかんないけど。

●和歌
でも、それに参加するということは、今のユニットから離れるということ。
心配なのは、そのあたりかしら。

●ひなた
あっ! そっか……。

●晴海
……うん。

●晴海
正直ね、最初に声をかけられたときは、嬉しかった。
トップアイドルになることは、私の夢――憧れだったから。

でも、碓氷さんのお話を受けるってことは、
『銀河歌劇団』のみんなと……。

●ひなた
そんなのダメだよ!
せっかく、ユニットを解散しないですむ方法が見つかったのに!

●和歌
でも、それは確実な方法じゃない。

●ひなた
そ、それは! そうだけど……。

●和歌
夢を叶える道は、1つじゃない。そういうことよ。


●晴海
…………。

●ひなた
だって、晴海ちゃんはそれでいいの?
あのユニットで頑張りたいって、みんなが好きだって言ってたでしょ?

●晴海
うん。私は『銀河歌劇団』のみんなが大好き。
だから、この話はお断りするつもりだよ。

●和歌
晴海……本当にそれでいいの?

●晴海
……うん。
心配かけたくないから、この事はみんなには秘密にしてくれる?

●和歌
ええ、わかったわ。

●晴海
あ、もうこんな時間! ごめん、私行かないと……。

●和歌
……頑張ってね。

●晴海
ありがとう、和歌ちゃん。ひなたちゃん。

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現世(エイドス)サイド:第5章「終幕の予兆」第11話「岩倉発見伝〜対決中華部の巻〜」

ーーレッスン場

●晴海
……それじゃあ、今日のユニット練習はこれくらいにしておこうか。
みんな、柔軟をよーくしてからあがってね。


●寧々
はふぅ……なかなか上手く、踊れなかったな……なにを失敗してたんだろ。
……くるみちゃん、悠くんはどうだったのかな……?

●悠
くるみ、ちょっと見ててよ! 麻里紗先輩のモノマネするから!

『カラテは私に人生を教えてくれた。努力すれば必ず報われるということを』
……大山倍達さんの言葉よ。フッ……。

●くるみ
おおっ……空手家の名言を持ってくるとはやりますねー!
それならくるみ、晴海さんのモノマネをしちゃいまーす!

ほらほら悠くん? 髪のここが跳ねてるですよー?
仕方ない子ですね、晴海が直してあげるのですっ。

●悠
……ただの晴海先輩の真似してるくるみになってるよ?
っていうか、自分のコレはクセ毛だからいいんだっ!

●寧々
……2人とも、楽しそうにお話してる……!
じゃ……邪魔するのも悪いし、こっそり……見てよう……。

●麻里紗
あらあら、2人ともそんな風に私たちを見ていたのね。
……私、そんなに名言しか口にしてない?

●悠
麻里紗先輩っ! こ、これはあくまでモノマネなのでっ……!
えっと! この名言も、自分で調べてきたものですから!

●晴海
ううっ……くるみちゃんから見た私って、
そんな感じだったんだ……くすん。

●くるみ
うぇぇっ、晴海さん!?
く、くるみは悪いこと言ってないですよー!?

くるみも、お姉ちゃんっぽくなれるように、
晴海さんのこと参考にしてるんですからぁー……!

●寧々
あわわっ……2人が怒られちゃったらどうしよう……!
わ、私に出来ることは、なにか……。

●麻里紗
……ふふっ、2人とも気にしないでいいわ。
私も晴海も、ちょっとイジワルを言っちゃっただけ。

●晴海
悠ちゃん、くるみちゃんごめんなさい。
2人とも可愛かったから、ついね。

●悠
はっ、はぁぁぁっ……心臓に悪いですよぉ……。
てっきり怒られるかと思いました……。

●くるみ
くるみもですー……ひやひやしすぎて、
練習の時よりも汗かいちゃったです……。

●寧々
2人とも、怒られなかったんだ……よ、よかった。

●麻里紗
……それで? 寧々ちゃんはいつになったら私たちと
仲良くお話してくれるのかな?


●寧々
ひゃあっ!? まっ、麻里紗さん、いつの間に!?
ああっ、あ、あのっ、私はそのっ……!

●麻里紗
ふふっ……1人で寂しそうにしている後輩がいたら、
気にかけるのが私たちの役目よね、晴海?

●晴海
麻里紗さんずるい!
私も一緒に寧々ちゃんを気にかけたいです!

●寧々
晴海さんまで……!?
あ、あの、私、人見知り、で……。

●晴海
うんうん。でも、やっぱりこういうものって、
がんばってみないと直らないわよね?

●麻里紗
というわけで、お姉さんと晴海は、2人で寧々ちゃんに
抱きついてみることにしたわけなのです。えいっ!

●寧々
あっ、ええ!? ……あのっ、だ、抱きつかっ!?

●晴海
すんすん……麻里紗さん、すごいです。
さっき動いたばっかりなのに、寧々ちゃんからいいニオイがします……!

●麻里紗
えっ、ホントに? スンスン……ほんとだ、甘い香りがする……。

●寧々
あああぁぁっ、汗くさい、ですからぁっ……!

●くるみ
す、すごいですっ! 寧々さんがゆでだこさんになって、
顔がまっかっかになってるですよー!

●悠
先輩たちに挟まれて、羨ましいですよ寧々先輩っ!
……自分は、耐えられそうにないですけど。

●晴海
これに懲りたら、みんなと一緒にお話するんだよ?
私たちも寧々ちゃんと話したいんだからね。

●寧々
は、はひぃぃぃっ……がんばり、ます……。

●麻里紗
よろしい。『学びて時に之を習う。亦説ばしからずや』というやつよ。
孔子の言葉を胸に、がんばってね?

●くるみ
三人ばっかり仲良くしてずるいですー。
悠くん、くるみたちも寧々さんにアタックですよー!

●悠
う、うんっ、そうだよね! よーし先輩がた、かくごー!!

●寧々
あわわっ……悠くんとくるみちゃんまで……!

(……す、すっごく緊張するけど、みんな楽しそう……。
 私も……みんなと一緒に、ユニットになれたんだ……)

(銀河歌劇団かぁ……私、このメンバーとなら、
 アイドルも、がんばれる、気がする……)


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・カテゴリ: ゲーム
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© SQUARE ENIX CO.,LTD. All Rights Reserved.

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