【あおガルシナリオ集】想世(アンダー)サイド:第2章「輝きの誕生」


2019年1月31日にサービス終了を迎えるスクウェア・エニックスのアイドルゲーム『青空アンダーガールズ! Re:vengerS(リベンジャーズ)』のシナリオ集をお届けします。

この記事では、想世(アンダー)サイド:第2章「輝きの誕生」を紹介します。

目次
想世(アンダー)サイド:第2章「輝きの誕生」第1話「悪夢、再び。」
想世(アンダー)サイド:第2章「輝きの誕生」第2話「瘴念人<ミアノイジー>」
想世(アンダー)サイド:第2章「輝きの誕生」第3話「望月愛美の慟哭」
想世(アンダー)サイド:第2章「輝きの誕生」第4話「女神の価値と愛美のカタチ」
想世(アンダー)サイド:第2章「輝きの誕生」第5話「向き合う心の強さ」
想世(アンダー)サイド:第2章「輝きの誕生」第6話「決意の5人」
想世(アンダー)サイド:第2章「輝きの誕生」第7話「『Twinkle☆Star』」
想世(アンダー)サイド:第2章「輝きの誕生」第8話「幻影と訪問者」
想世(アンダー)サイド:第2章「輝きの誕生」第9話「弱き者たちの苦悩」

想世(アンダー)サイド:第2章「輝きの誕生」第1話「悪夢、再び。」

ーー廊下

●ナレーション
また、あの夢だ。


自室で眠ったはずだったのに、気づけばまた、
よく知っている、だけどどこか違和感のある空間にいた。

●神蔵
よう、ずいぶんと遅かったな相棒。
こっちはお前のこと、毎晩夢に見るくらい心待ちにしてたのによ。

……って、なんだ? まだ寝ぼけてるのか?
気の抜けた顔してるぜ。

油断してると、瘴念<ノイジー>にやられちまうぞ。
アイツらにやられると、お前っていう存在ごと喰われるからな。

●プロデューサー
聞いてない。

●神蔵
え? 話さなかったか?

想世<アンダー>で死ぬと、現世<エイドス>でお前は
最初からいなかったことになる。

つまるところ、みんな、お前のことを忘れるんだ。

……悪かったよ。ほら、おじさんもう年だからさ。
多めに見てやってくれよ。

さ、とにかくこっちに呼ばれたってことは、
何かしらお前にやるべきことがあるからだ。

行こうぜ相棒。
ミッションスタートだ。

(学園内広場に移動して)いたぜ。どうやらお前を待っていたようだ。

●ひなた
あ、プロデューサーだ!
やっほー! こっちの世界で会うのは、2回目だね!


●和歌
どちらさまですか?
近くでコスプレ大会でもやってるんですか?

●琴音
和歌ちゃん……。き、気持ちは分かりますけど……。
ひなたちゃんから説明聞きましたよね?

●プロデューサー
プロデューサーだよ。

●愛美
信じがたいわね。
……ていうか、ぶっちゃけ信じてないけど。

●千尋
そう? わたしは信じるかなぁ。
だって、そっちの方が夢があると思うの~。

●愛美
どのへんが?

●千尋
絵に描いたもちでも、食べれるって思ったほうが楽しいでしょ?
だから、あったらいいなぁは、信じることにしてるんだぁ。

●愛美
いや、私はそもそもあって欲しくないんだけど……。
悪夢よこんなの……。

●神蔵
ところがどっこい、これが夢じゃないんだよなぁ。
ま、それもすぐに分かってもらえると思うけどよ。

ほら、お出ましだぜ。


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想世(アンダー)サイド:第2章「輝きの誕生」第2話「瘴念人<ミアノイジー>」

ーー学園内広場

●千尋
い、いまのは……?
あの虫みたいなの、何ぃ……?


●神蔵
あれが瘴念〈ノイジー〉だ。
どうだ? これでもまだ夢だって思うか?

●愛美
むしろ夢であって欲しいと、更に強く願うわね。

●神蔵
そうか。だったら……こんなのはどうだ?

●愛美?
…………。


●愛美
えっ……。わ、私!?


●ひなた
愛美ちゃんが2人!? ど、どうして!?

●神蔵
あれは瘴念人<ミアノイジー>。
瘴念の上位互換だ。

瘴念はひとの負の感情が作り上げた、極めて動物的な存在。
だが瘴念人は、特定個人の負の感情が凝縮された存在だ。

実際に意思がある……わけではないんだろうが、
少なくとも表面上は、意思があるように振る舞うのさ。

●琴音
あの、あそこに愛美さんがいるってことは……。

●神蔵
負の感情を溜めすぎたせいだ。現世<エイドス>でよほど
腹に据えかねることがあったと見えるな。

●琴音
も、もうちょっと、言葉を選んで欲しいです……。

●愛美
私の、負の感情……。

●愛美の瘴念人
…………。

●愛美
あ、逃げた!


●神蔵
マズイ、追いかけるんだ!
瘴念人はオリジナルと入れ替わろうとする性質がある!

放っておくと、現世での存在を乗っ取られるぞ!

●愛美
は、はぁ~!? 冗談じゃないわよ!

●琴音
行きましょう愛美さん!
追いかければまだ間に合います!

●愛美
もうなんなのよ~!
ホント、夢なら早く覚めて~!

ーーライブ会場

●ひなた
いた! あそこだ!
おーい! 愛美ちゃん!

●愛美の瘴念人
…………うふっ。

●ひなた
え?

●愛美の瘴念人
は~い! エミでぇ~す♪ はわわっ!?
もしかしてみんな、エミのライブ、観に来てくれたのぉ!?


●琴音
は、はい?

●和歌
急に猫かぶりモードになりましたね……。
どうしたんでしょう……。

●愛美
これは…………。

●愛美の瘴念人
じゃあ、お歌に入る前に、ひとつお願いしていいかなぁ?

エミがいち、にぃ、さんって言うから、
その後一緒に大きな声で、にゃぁ~って言って欲しいにゃん☆

●千尋
はーい。にゃんにゃん♪
うふふ~。愛美ちゃん、みんなと遊びたいのかなぁ~?

●愛美
……逆よ。
あれは、みんなを拒絶してるの。

●千尋
ん~? 来ないで、ってこと?
どうして~?

●愛美
…………別に。

●琴音
愛美さん…………?

●ひなた
(画面が真っ暗になり)わっ。暗くなった。
って、スクリーンが降りてきたけど……。

ライブじゃなかったの?
何か映ってるけど。


●愛美
っ! あれは、一年のときの私!?
それに、隣に映ってるのって……。

ちょっ……や、やめなさい!
アンタたちも観るなー!

●ひなた
そう言われても……って、あれ?
か、身体が動かない!

●和歌
私も! な、なんで!?

●琴音
どうなってるんですか~!?

●愛美の瘴念人
さあさあ! それじゃあ元気元気でレッツ『STAR☆TING!』!
はっじまるにゃ~ん♪


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想世(アンダー)サイド:第2章「輝きの誕生」第3話「望月愛美の慟哭」

ーー廊下

●愛美
……はぁ。まだ私の努力が足りない証拠ね。
もっと練習量を増やさないと……!

●ちゃらいアイドル(マミ)
あ、エミやっほ~。
どうしたの? 暗い顔して。

●愛美
マミ……。

●マミ
アイドルがそんなんじゃダメよ~。
アイドルはどんなときも笑顔。これ基本だからね~。

●愛美
またダメだったのよ、オーディション。
ちょっとずつ合格するものも増えてきてるんだけどね。

●マミ
ふーん、そう。残念だったね~。
まあ次頑張ればいいじゃん。

●愛美
……そうね。マミは合格したんだって?
おめでとう。やっぱりすごいわね。

●マミ
そう! 聞いてよエミ!
私、声優の仕事ゲットしちゃった~!

●愛美
声優? この前は歌手路線で行くって……。

●マミ
だって仕方ないじゃん。
歌も声優の仕事も、なんとなく受けたら受かっちゃったんだし。

別にそれに向けてレッスンしてたわけじゃないんだけど。
むしろ最近は、レッスンよりも自分磨きに力入れてるし。

やっぱりアイドルは着飾ってなんぼ!
装飾品や衣装にもお金をかけるべきよね!

●愛美
ええ、大事だと思うわ。
だけどもっと、お芝居とか歌のレッスンに時間をかけるべきじゃ。


●マミ
……はぁ。エミ、アンタ何も分かってない。
中学のときから、何も変わってないのね。

ぶっちゃけ、言いたくないけど才能ってあるのよ。
できるひとはできる。できなひとはできない。それだけ。

だったら、できるひとは頑張る必要ないでしょ?

●愛美
それは……。

●マミ
そういうこと。……うふふ。この調子でいけば、
ヴァルプロから声がかかるのも時間の問題かも。

じゃあ、これから仕事だから。
エミは頑張ってね。ふふふっ。

●愛美
頑張るのは、できないひとだけ。
だったら、私は頑張らないといけない……。

……分かってるわよ、そんなこと。
分かってる……。

……私、行かなきゃ。
次のオーディションまでに、もっとレッスンしないと……!

●当時のプロデューサー
残念ながら、不合格でした。


●当時のプロデューサー
不合格です。


●当時のプロデューサー
惜しかったんですが……。


●審査員
評価? そうねぇ……普通、かしら。
可もなく不可もなく、って感じ。

●審査員
なんというか、個性がありません。
敢えて貴女を採用する理由がありませんでしたので。


●審査員
不合格……ですが、そこまで言うなら合格にしてもいいですよ。
まあぶっちゃけ、そんな難しい仕事じゃないので……。


●審査員
努力は認めます。
だけど、努力じゃお客さんはつかない。


●審査員
あなた、才能ないわよ。


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想世(アンダー)サイド:第2章「輝きの誕生」第4話「女神の価値と愛美のカタチ」

ーーライブ会場

●愛美の瘴念人
私のぶりっ娘は、もちろんキャラよ。
そうやって自分のブランドを持たないと、戦えないから。


●琴音
愛美さん……。
でも、私たちの前では演技しなくていいんですよ。

だって、私たちは同じユニットなんですから。
自然体でいて欲しいです。

●愛美の瘴念人
……私がキャラを作るのには、もうひとつ理由があるわ。

●愛美
……お願い、やめて。

●愛美の瘴念人
ああやってアイドルを演じて本当の自分を隠せば、
誰かと比較されることもないでしょ。

私はどこに行っても、面白くないアイドルだって言われる。
つまらないって、言われるの。

ユニットを組んで分かりやすい比較対象がいると
それは余計に目立つ。

だから私は、ユニットなんか組みたくない。


●千尋
え、えぇ~!?

●琴音
愛美さん……。そんなこと考えてたなんて……。

●愛美の瘴念人
『Twinkle☆Star』と合併なんてもっての他!
本当は『ラブ・ビューティー』だってやりたくなかったの!

だけど1人での活動に限界を感じて、仕方なく!

●愛美
ち、違う! 私はそんなこと!

●愛美の瘴念人
違う? 本当に?
じゃあどうして『Twinkle☆Star』を拒絶した?

自分に足りないものをもっていて、
ユニットのプラスになるって思ってるのに?

●愛美
うるさい! ていうか誰よアンタ!
私の顔で私のこと、知ったふうに語らないで!

●愛美の瘴念人
私はアンタよ! 望月愛美!
……いや、望月ヴィーナス!

キャラクターどころか名前まで偽って、
そんなに自分を曝け出すのが怖いの!?

●愛美
う、うるさい! 黙りなさい!

……違う。違うんだから……!

●神蔵
……おい。いつまで黙って見ている。
倒すぞ、瘴念人<ミアノイジー>を。

●プロデューサー
倒す?

●神蔵
そうだ。我々調停者<プロデューサー>はそのためにいる。
だが現時点で、やつに物理的な攻撃は一切通じない。

●プロデューサー
どうして?

●神蔵
望月愛美が、自分自身である瘴念人を否定しているからだ。

いま瘴念人は、望月愛美の心を投影したようなもの。
彼女自身が存在を認めないかぎり、影は影でしかない。

つまり、望月愛美に己の影に立ち向かう意志を
抱かせる必要がある。そのためには……。

●千尋
愛美さん、はい、クッキーだよ。
これ食べて~?

●愛美
……何よ、こんなときに。
私はアンタたちと組まなきゃ良かったって言ったのよ。

それで、よく平気な顔で話し――。

●千尋
いいから、食べてくれるぅ?
お話はそれからしよう? ね?

●愛美
うっ……。ち、千尋?

●琴音
千尋さん……いつもと様子が……。
もしかして、怒ってるのかも……。

●愛美
…………食べたわよ。
これでいいの?

●千尋
うん、ありがとう♪
お腹すいてるとわけが分からなくなっちゃうからねぇ。

苦しいとき、落ち込んだとき、怒ったときはまずごはん。
そうでないと、冷静にお話できないから~。


●愛美
千尋……。

●琴音
あの、愛美さん。ちょっといいですか?
私、愛美さんに聞きたいことがあって……。

●愛美
琴音……。どうしたの?

●琴音
愛美さん、いまアイドルをやっていて楽しいですか?

●愛美
……え?

●琴音
私、ひなたちゃんたちの演技を見て思ったんです。
まず自分たちが楽しむことに全力だなって。

正直、最近の私は、アイドルって
つらいなって思うこと多くて。

●愛美
…………ごめん。
それって私のせいよね。

●琴音
ち、違うんです!
そんなことが言いたいんじゃないんです!

私が言いたいのは、
まずはアイドル、楽しんでみませんか、ってことです。

誰かと比べてとか、自分のブランドがとか、
そういうの1回全部置いておいて。

……そうでないと私たち、アイドルが
楽しいものなんだってこと、忘れちゃいそうで……。

●愛美
アイドルは、楽しいもの……。

(楽しいと思い出す愛美)

…………。


そう、だったわね……。
私もアイドルが楽しいってこと、忘れてたかも……。

いいわ。どうせ私に残された時間は少ない。
一発逆転の可能性しかないんだから。

これまでと同じやり方じゃダメよね。
一緒にいてくれた千尋と琴音が言うなら、やりましょう!

●琴音
はい!

●千尋
うん!

●愛美の瘴念人
……何をいまさら。新しくユニットなんて組んだって、
自分の才能のなさを余計に自覚するだけよ。

才能なき者は、消えればいいわ!

●神蔵
出番だ、相棒!
今なら瘴念人を撃退できるぜ!

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想世(アンダー)サイド:第2章「輝きの誕生」第5話「向き合う心の強さ」

ーーライブ会場

●愛美の瘴念人
こんなこと……無駄なのに……。
才能なき者は……どうせ、消える……わ。

●愛美
うるさいわね。分かってるわよ、そんなこと。
……でも、仕方ないでしょう。

私、琴音に言われて思い出したの。アイドルが好きだって。
そして、ひなたたちとなら、もう一度楽しめそうだって。

なれるなれないは、いまは考えてない。
だから……邪魔しないで!

●愛美の瘴念人
後悔……すると、いいわ……。


●神蔵
よくやった! 瘴念人<ミアノイジー>を倒したぜ!
これで現世<エイドス>に戻れるはずだ!

●愛美
もう、本当になんだったのよ……。
恥ずかしい過去を暴露されて、ホント最悪の気分。

……まあ、結果的に『Twinkle☆Star』と
組むって決断できたから、よかったけどね。

●ひなた
うん! これからよろしくね!
愛美ちゃん、千尋ちゃん、琴音ちゃん!

●愛美
はいはい、よろしくね。

●千尋
賑やかになるわねぇ~。

●琴音
よ、よろしくお願いします!

●ひなた
…………あれ? でも、何か大切なことを
忘れているような……。

…………。

ああああああっ!

●和歌
きゃっ! どうしたの、ひなた?

●ひなた
プロデューサー! あたし、元の世界に戻ったら、
こっちの世界のこと覚えてなかった!

もしかして、今回もそうなの!?

●プロデューサー
そうだよ。

●ひなた
えええぇぇぇ!?
じゃあ、愛美ちゃんたちと仲良くなれたのも……。

●プロデューサー
覚えてない。

●ひなた
そ、そんな……。

●愛美
はぁぁぁ!? じゃあ私はただの恥かき損ってこと!?

●神蔵
落ち着けよ、未来の歌姫<ディーヴァ>候補たち。
記憶はなくなるが、望月愛美の瘴念人は、たしかに倒した。

だったら、現世側でも自ずと素直になるだろう。
大丈夫。君たちは仲良くなれるよ。

●琴音
そう、なんですか?
だったらいいんですが……。

●和歌
……ていうか、さっきから気になってるんだけど、
望月ヴィーナスって……。

●神蔵
望月愛美がどうかしたのか?
望月愛美は望月愛美だろ。

●千尋
え? 愛美ちゃんの名前って、
エミちゃんじゃなくて、ヴィーナスちゃ――。

●愛美
そこのコスプレイヤー。

●神蔵
神蔵だ。

●愛美
んなことどうでもいいのよ!
これ、起きたら記憶なくなるのよね!


●神蔵
そうだ。
想世<アンダー>の記憶は想世でしか保持できない。

逆に言えば、もう一度ここに迷い込むことがあれば、
再び今日の記憶は蘇る。

●愛美
だったら二度と来ないわよ!
ていうかなんで初対面のアンタがそんなこと知ってるわけ!?

●神蔵
調停者<プロデューサー>だからな。

●愛美
なんの説明にもなってない!

●和歌
望月ヴィーナス……ぷっ。

●愛美
あぁん!?

●千尋
そうだったんだぁ。愛美ちゃんは愛美ちゃんじゃなくて
ヴィーナスちゃんだったんだねぇ~。

●愛美
これまで通り愛美でいいから!
お願い忘れて!

●ひなた
うん! 改めてよろしくね、ヴィーナスちゃん!

●愛美
いやああああああ!
私の過去よりも知られたくなかったああああああ!


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想世(アンダー)サイド:第2章「輝きの誕生」第6話「決意の5人」

ーー控室

●ナレーション
現世<エイドス>ではまだ対立状態である
『Twinkle☆Star』と『ラブ・ビューティー』。

だが、想世<アンダー>で神蔵の言葉を信じ、
2つを1つのユニットとして承認ライブに登録した。

結果、両者は見事に和解。
ユニットとして学園に認可されるため、承認ライブに挑む。

●琴音
承認ライブ本番……。
き、緊張してきました……。


●愛美
だ、だだだだらしないわね。
むむむ胸を張りなさい、胸を。

●和歌
いや愛美さんが一番緊張してそうに見えますけど……。

●千尋
それに比べて、ひなたちゃんは緊張してないねぇ?

●ひなた
そりゃもう、新生『Twinkle☆Star』の初舞台!
むしろ楽しみなぐらいだよ!

●愛美
そういえば、私たち別のユニットでやってたけど、
5人としてのユニット名はどうしましょうか?

●萌
え? 安心してください、
そこはしっかり『Twinkle☆Star』で申請しています。

●愛美
な、なに勝手なことしてるのよ!?
ユニット名ってのは、大事なものなのよ!?

●萌
はい。
だから『Twinkle☆Star』と。

●愛美
だ・か・ら!

『ラブ・ビューティー』はどこにいったのよ!?
なんで吸収合併みたいになってるの!?


●萌
え、だって『ラブ・ビューティー』ってダサいじゃないですか。
それなら『Twinkle☆Star』の方が良いだろうな、と。

●愛美
ダ、ダサっ!?
えぇ!?

私が1週間かけて考えた『ラブ・ビューティー』が
……ダサい!?

●萌
はい、流石に無いネーミングかと。
むしろこの名前に1週間かけた方が驚きです。

●愛美
千尋と琴音はどうなのよ!? 今までやっていた
『ラブ・ビューティー』に愛着とか名残とかあるでしょ!?

●千尋
ん~?
わたしは『Twinkle☆Star』の方がかわいくていいかなぁ~。

●琴音
……そ、そうですね。私も……ちょっとその、
『ラブ・ビューティー』というのは……正直……。


●和歌
というか、そもそも愛美さんの名前を横文字にしただけですよね。
よく2人とも受け入れたわね……。

●愛美
くっ……!
なら、プロデューサー的にはどうなのよ!?

ーー選択肢1
●プロデューサー
『Twinkle☆Star』で。

●愛美
ぐ、ぐぬぬ……!

ーー選択肢2
●プロデューサー
『ラブ・ビューティー』はさすがに……

●愛美
ぐ、ぐぬぬ……!

はぁ……もういいわ、それで。
おかげで緊張もどっかにいったわよ。

●和歌
あ、やっぱり緊張してたんだ……。

●ひなた
それじゃ、晴れてこの5人で新生『Twinkle☆Star』!
承認ライブ、楽しもうね!

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想世(アンダー)サイド:第2章「輝きの誕生」第7話「『Twinkle☆Star』」

ーー控室

●ひなた
やったーーーーーー!!!!!!

ねぇ、合格だよプロデューサー!
あたしたち、承認ライブに合格したんだって!

●プロデューサー
おめでとう!

●ひなた
へへへ~♪ プロデューサーが誘ってくれて、
しかも愛美ちゃんたちと引き合わせてくれたからだよ!

●和歌
ひなた~っ!

●ひなた
わわっ! 和歌!?

●和歌
合格だよひなた! これで私たち学プロのアイドルだよ!


これで、もっとたくさんのひとたちが
私たちのステージ、見てくれるよ!

●ひなた
うん!
これからも一緒に、たくさんアイドルやろうね!

●和歌
うん!

……はっ!

●ひなた
どうしたの?

●和歌
な、なんでもないのっ! あはは……。

……興奮のあまりひなたに抱きつくなんて、
私、なんて大胆なことを……。


●愛美
やったわね! 2人とも!

●和歌
わひゃっ!?

●愛美
何よ? 正式に同じユニットになるんだから、
いい加減慣れてよね。

●和歌
ち、違います。そうじゃなくて……。

●千尋
ステージではあんなに息ぴったりだったんだから、
きっと大丈夫よ~。

●琴音
私もそう思います。

2人には本当に感謝してます。
2人が来てから、ユニットの空気も変わりましたし。

おかげでユニットが……明るく? 元気?
なんというか……。

……あ、そう! 楽しくなりました!
だから私、本当に2人が入ってくれてよかったです!

●愛美
そうね。琴音の言うとおり。
私、まったく周りが見えてなかったから……。

●琴音
あ、ち、違います!

元から楽しくなかったわけじゃなくて、さらに楽しくなった
というか、アイドルの面白さを思い出したっていうか!

●愛美
いいのよ。自分でも分かってるんだから。

●琴音
愛美さん……。

●千尋
うふふ~。でも、これからはみんな仲良しさんだからね~♪

●ひなた
うん! これからもっともっと楽しくなりそうだね♪

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想世(アンダー)サイド:第2章「輝きの誕生」第8話「幻影と訪問者」

ーープロダクション室

●丁寧なアイドル(栞歩)
あのぉ……。


●ひなた
ん? なぁーに?

●丁寧なアイドル(栞歩)
突然すみません。えっと、櫻花ひなたさん、ですよね?

●ひなた
そうだけど?

●怖そうなアイドル(輝音)
…………。


●和歌
……あれ? ってこのふたり、どこかで見たような気が。

●萌
あ、あなたたちは……!

●丁寧なアイドル(栞歩)
あ、申し遅れました。私、火神栞歩と申します。いま、
『ヴァルキュリアプロダクション』ってところに所属しています。

●怖そうなアイドル(輝音)
同じく、天道輝音だ。

●ひなた
え、ヴァルプロ?

●萌
そうです! し、しかもNO.1の天道輝音さん!
そしてNO.2の火神栞歩さん!

●ひなた
え、えぇ~!

●和歌
そ、そんなひとが、ひなたになんの用です!?

●栞歩
私、ひなたちゃんのことよろしくって頼まれてて。
それで、ちょっとお節介しにきました。

●和歌
頼まれた? 誰に?

●栞歩
すばる……。櫻花すばるです。

●和歌
えっ!?

●ひなた
お姉ちゃん!?

●栞歩
すばると私は、彼女が学園時代からの友人なんです。
最近は、会えてないんですけどね。

●ひなた
お、お姉ちゃんは元気なの!?

●栞歩
はい。とても元気ですよ。
ただ、詳しいことは口止めされているので、言えないんですけど。

●ひなた
そう、なんだ……。
でも、元気ならよかったかな……。

●和歌
お節介っていうのはなんですか?

●栞歩
ちょっと待ってくださいね。いま眼鏡を外します。

●ひなた
へ?

●栞歩
すばるには、ひなたちゃんを
一切甘やかさないでって言われてるんです。

私、眼鏡とらないと、ちゃんと言いたいことが言えなくて……。

●栞歩
(眼鏡を外す)…………。

●ひなた
……あ、あのぉ?

●栞歩
このままでは、ダメになる。

●ひなた
え?

●栞歩
このままでは、『Twinkle☆Star』はダメになると言ってんだよ。
すべて、お前のせいでな。


●ひなた
えっ!?

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想世(アンダー)サイド:第2章「輝きの誕生」第9話「弱き者たちの苦悩」

ーープロダクション室

●栞歩
お前は本当にオンリーワンになりたいなんて思っていない。
そのことに気づけない限り、お前はすべてを台無しにする。

そのこと、忘れんなよ。


●和歌
(栞歩が去って)……な、なんなのよ。

●萌
眼鏡を外したら雰囲気が変わりましたね。
まるで、別人みたいに……。

●輝音
……櫻花ひなた。

●ひなた
え? あ、うん!

●和歌
何よ? 今度はこっち?

●輝音
今日、私はキミのライブを見ていたんだ。
なぜだか分かる?

●ひなた
分からない、けど……。

●輝音
お前が、櫻花すばるの妹だからだよ。

●ひなた
…………。

●輝音
正直、すごく期待していたんだけどな。

どんな逸材がこの学園にやってきたのか、
次のヴァルキュリアたり得るのか。

結論から言おう。

期待はずれだ。

●ひなた
…………。

●輝音
櫻花すばるの妹というから楽しみにしてたのに。
とんだ期待はずれだ。

失った時間を返して欲しいくらいだよ。
それほど、まったくもって無駄だった。

それだけ、伝えようと思ってね。
……ふふっ。意外と私は義理堅いだろ?

じゃあね。


●ひなた
(輝音が去って)期待、はずれ……。

●萌
い、一体なんだったんでしょう……?
まさかヴァルプロのワンツーコンビが、直接ひなたさんに……。

●和歌
……な、な。

何よあいつら! 信じられない!

ひなた! 気にしなくていいからね!

お姉さんの親友だかなんだか知らないけど、
いきなり現れて、勝手なこと言って……。

あんなひとに、ひなたの何が分かるっていうのよ!

●ひなた
う、うん。ありがとう、和歌。

でも……気にはなっちゃうかな。

あたしのせいで、ダメになる……。
オンリーワンアイドルになりたいなんて、思っていない……。

どういう意味か、ちっとも分からないから……。


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青空アンダーガールズ!Re:vengerS ・販売元: SQUARE ENIX Co., Ltd.
・掲載時のDL価格: 無料
・カテゴリ: ゲーム
・容量: 155.7 MB
・バージョン: 2.0.6
※容量は最大時のもの。機種などの条件により小さくなる場合があります。

(c) SQUARE ENIX CO.,LTD. All Rights Reserved.

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