【あおガルシナリオ集】想世(アンダー)サイド:第19章「迷子の少女」


2019年1月31日にサービス終了を迎えるスクウェア・エニックスのアイドルゲーム『青空アンダーガールズ! Re:vengerS(リベンジャーズ)』のシナリオ集をお届けします。

この記事では、想世(アンダー)サイド:第19章「迷子の少女」を紹介します。

目次
想世(アンダー)サイド:第19章「迷子の少女」第1話「動き出す歯車」
想世(アンダー)サイド:第19章「迷子の少女」第2話「託された想い」
想世(アンダー)サイド:第19章「迷子の少女」第3話「傍目八目」
想世(アンダー)サイド:第19章「迷子の少女」第4話「くすぶる輝きの星」
想世(アンダー)サイド:第19章「迷子の少女」第5話「消えゆく星のヒカリ」
想世(アンダー)サイド:第19章「迷子の少女」第6話「硝煙と軌跡」
想世(アンダー)サイド:第19章「迷子の少女」第7話「相棒はツンデレラ」
想世(アンダー)サイド:第19章「迷子の少女」第8話「神蔵の本気」

想世(アンダー)サイド:第19章「迷子の少女」第1話「動き出す歯車」

ーー廊下

――コンコン

●萌
学園長ー。吉永と他1名ですー。
呼ばれたので参上しましたー。

●学園長
はいはい、どうぞ~♪

●萌
失礼しまーす。

さて、急なお呼び出しなんて何事でしょうね。
ついにプロデューサーのクビが……っと、冗談ですよ。

ーー学園長室

●学園長
ふふっ……今日来てもらったのは他でもない、
みんなご存知の、アレが理由よ♪

吉永さん、何か思い当たることはあるかしらっ?

●萌
は? ……いえ、まったく。

●学園長
あら? 想定外の答えだわ……。
今の時期といったら、アレしかないでしょ? あ~れ~よ!

●萌
そう言われましても、本当にまったく心当たりが……
何かありましたっけ?

これから学園はスタフェスの準備に入るでしょうし、
私たちに関係するイベントごとは、特に何も……。

●学園長
おっ!

●萌
……え?

●学園長
ふふふ……どうしましたか? 吉永萌さんっ。

●萌
……そう、なんですか?

●学園長
さぁ? なんのことかしら?

●萌
あ、やっぱり。そうですよね、まさかそんな……。

●学園長
まぁぶっちゃけ、あなたの考えているもので合っていますよ。
スタフェスのこと絡みで呼んじゃいました♪

●萌
え、嘘ぉ!?

●学園長
嘘じゃないわよー? 学園長、嘘つかない。
ちゃーんと正式な理由で呼んでいるのでしたっ。


●萌
いやいやいや! うち、弱小ですよ!?
参戦するにはあと10年早いっていうか……。

●学園長
あらあら、それって何年留年しちゃってるの?
ちゃんと現役で出られるのに……。

●萌
えっと、プロデューサー。
一応聞きますが、スタフェスのこと、覚えていますよね?

ーー選択肢1
●プロデューサー
もちろん。

●萌
ま、さすがにそうですよね。

いくらプロデューサーといえども、
一度説明したことぐらいは知っていてもらわないと困ります。

ーー選択肢2
●プロデューサー
スタフェスとは?

●萌
まあ、そんなことだろうと思ってましたよ……。

学園長から説明があったはずですが、もう一度説明しますね。

えっと、スターライトフェスティバル……通称スタフェス。

数々の名だたるアイドル学園に所属する学プロから、
頂点を決めるための大会。

いわばアイドル甲子園!

学プロメンバーそして、プロデューサーにとっては、
非常に大きなチャンスとなるイベントです。

●萌
で、どういう理屈か、そのスタフェスの学内予選に
私たちが参加できることになったのです!

●学園長
学プロとして新人のあなたたちには、少し荷が重いかしら?
でも、私的には参加する資格はあると思ってるわ。

あなたの学プロ、勢いがあって楽しそうだものっ!

スタフェス予選に出たら、それこそみんなも
無視できないくらいにね。

……というわけで、早速聞かせてもらおうかしら。
スタフェス予選に参加して、全力で楽しんでみない?

●プロデューサー
任せてください。

●学園長
そうこなくっちゃ♪
あなたたちのライブ、楽しみにしているわねっ!


●萌
うわー……本当に?
知らない。私、知らなーいっと。

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想世(アンダー)サイド:第19章「迷子の少女」第2話「託された想い」

ーーレッスン場

●ナレーション
スタフェス予選に参加が決まり、
さっそく参加する代表のユニットの選考が行われた。

その結果、みなの総意で決まったのは、
『Twinkle☆Star』だった。


●萌
どうですか、みなさん。
代表に選ばれた感想は?

●愛美
私は望むところって感じだけど。

●琴音
はい。責任重大ですけど、精一杯やります。

●千尋
わたしだって、やるときはやるよ~?

……だけど、ひなたちゃんが。

●ひなた
ねぇ、本当に……決まっちゃったの?

●萌
私にも反対する理由はありません。
プロデューサーにも。

ーー選択肢1
●プロデューサー
任せる。

●ひなた
ま、任せるって……この前まで
選べないって言ってのにぃ~。

ーー選択肢2
●プロデューサー
やりたくないの?

●ひなた
えっと……そういうわけじゃないけど……。

でも、あたしより出たい人がいると思うし……。

●萌
……ひなたさんは、何が引っかかってるんです?

●ひなた
何って言われても……
本当に、あたしなんかでいいの……かな?

●萌
自信がないんですか?

●ひなた
……それもあるのかなあ。
結局、実力で選ばれたわけじゃないもん。

●愛美
何言ってんの!
私たちのパフォーマンスは、最高だったでしょ!!

●萌
そうですね。パフォーマンスを見ての結果でも、
十分選ばれる可能性はありました。

●ひなた
そうなんだ……うーん?

●和歌
…………。

●琴音
ひなたちゃんなら、さっきみたいに
仲間に託されたら、いつもよりやる気を出しそうですよね。

●ひなた
託された……?

●和歌
……ひなたは、選ばれたわけじゃないんだよ。
スタフェス予選にかける想いを、預けられたんだよ。

だから、みんな一緒だよ。
代表として、顔として、みんなと一緒にステージに立つの。


●ひなた
想いをあずけられた……。

●萌
何が引っかかっていたのか、わかりましたか?

●ひなた
……うん。分かった。
みんなで一緒にステージにあがるんだよね?

それだったら、いいかな……。

●和歌
ひなた……。

●ひなた
みんなの気持ちに応えるため……。

あたし、がんばって走ってみるね!!

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想世(アンダー)サイド:第19章「迷子の少女」第3話「傍目八目」

ーーレッスン場

●ひなた
1、2、3……っで、ターン!

……うーん。なんかキレがないなあ。
麗華さんたちは、もっときれいだったのになあ。

●和歌
まあ、麗華さんと比べてもって気はするけど……気になるわよね。
『GE:NESiS』をさしおいて、メインを張るわけだし……。

●ひなた
そう、なんだよね……。うーん……。

●晴海
ひなたちゃん!


●ひなた
あれ? 晴海ちゃん? それに麗華さんたちまで……。
どうかしたの?

●晴海
ひなたちゃんたちが居残り練習してるって聞いて、
ちょっと見に来たの。

それに和歌ちゃんからも聞いてたから。
ひなたちゃんが何か悩んでるみたいだって……。

●ひなた
えっ!? そ、そんなことないよ……。
あたしは、いつもどおり元気だよっ!


●和歌
端から見たらそうは見えないわよ。

●ひなた
……大丈夫!
すぐに調子良くなるから、心配しなくて大丈夫!

ちゃんと、みんなの分も……みんなの想いを、
無駄にしないで頑張るから!

●晴海
え? 別にそういうことを、言いたいんじゃなくてね?

●麗華
なるほど……ちょっと失敗したわね。

●麻里紗
そうねえ。私たちにも、ちょっと責任があるのかしらね。

●和歌
私たちにもって……どういうことですか?

●麗華
……わたしたちが、彼女を選んだから。

●麻里紗
選ばれたひなたちゃんは、私たちのために、
頑張ろうとしてくれてる。だけど……。

少し、それが空回りしてるのかしらね。

●和歌
……それは。

●ひなた
だ、だって……みんなのためにも……。

●麗華
ねえ……確かにわたしたちは、あなたたちに、
スタフェス予選での主役の座を託したわ。

だけど、それをあまり重く受け止めないで。

いつもどおりのあなたたちでいいの。

●ひなた
麗華さん……ありがとう。
でも……なんだか不安で……落ち着かないんだ……。

●晴海
ひなたちゃんは……何がそんなに気になってるの?

●ひなた
それが……よくわかんなくて……。
なんだか違和感があるの……。

●麗華
……違和感ね。

レッスンのメニューを確認したけど、
問題はなかったわ。

●晴海
それじゃあ……なんだろうね?

●麻里紗
気にしすぎなのかもね。
スタフェス予選に向けて、学プロ全体の雰囲気も変わったから。

●晴海
はい。いつもと違うなっていうのは、
私たちだって感じてますし。

●麗華
……不安になるなとは言わないけど、気にしすぎないで。
レッスンのことなら相談に乗るから。

●ひなた
……あたしたち……大丈夫だよね?

●麗華
さっきも言ったけど、いつものあなたたちでいいわ。

もちろん、歌も踊りももっとレベルアップが必要だと思うけど。

●晴海
そうそう。
ひなたちゃんは、ひなたちゃんらしくするのが一番だよ!

●麻里紗
自分は自分以外のものになれないから。
他の何かに、無理してなろうとしてもダメよね。


●ひなた
あたしらしくか……。
やってみようかな……。

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想世(アンダー)サイド:第19章「迷子の少女」第4話「くすぶる輝きの星」

ーーレッスン場

●ひなた
よしっ! これからは手品の練習もするからっ!!


●愛美
それはいいけど、どう組み込むつもりなのよ?

●ひなた
んー、やっぱりスタートで見せて、みんなを引き込む、
あとはラストに派手なの……かな?

●千尋
それってわたしたちもするんだよ……ね?

●ひなた
うん。みんなでやったほうが、盛り上がると思うし。

●琴音
あの……手品って……簡単に、できるようになるんですか?

●愛美
そうね。失敗しちゃったら、取り返しがつかなくない?

●ひなた
あ、あのね? あんまり言いたくないんだけどね……。

手品ってね、種もあって……その、専用の道具があるんだ。

なかには、その道具を使うだけで、
手品になっちゃうものがあるの。

●千尋
へぇー。そうなんだぁ。

●ひなた
うん。みんなには、
そういうのでやってもらおうかって思ってるの。

●愛美
なーるほど、ちゃんと考えてたのね。

でも、それならそんなに、
レッスン厳しくなくても大丈夫じゃない?

実際のとこ、歌とダンスの精度がまだまだだと思うし。

●ひなた
うん。道具さえ使えば簡単にできる手品はあるけど……。

ちゃんとやらないと、すごく悲惨なことになる手品もあるんだ。
あたしは、それに挑戦したいの。

●琴音
ほ、本当に……覚えられるんですか?

●ひなた
大丈夫! ダンスの練習と思えばいいよ!

●愛美
あんまり、時間の余裕はないわね。

さっきも言ったけど、ダンスと歌の方だって、
まだまだレッスンが足りてないんだから。

●ひなた
そ、そうだけど!
あたしらしいところって言ったら手品だと思うし……。

みんなも自分の思うようにやってみたらって言ってくれたし……!

正直、ダンスと歌は、いまから根を詰めても、
他のランクの高いユニットには太刀打ち出来ないし。

だったら、あたしたちらしい個性とインパクトで、
一発逆転を狙うしかないかなって。

●和歌
ひなた……。

●萌
自主トレーニングに関しては、前にメニューを
お渡ししましたが、変更しても構いませんよ。

ただ、無理はしないでください。

●ひなた
わかってる! 今度はちゃんとやるから!

じゃあ始めよう! 曲に合わせて、道具を一斉に使うだけだからね。

(手品の練習がはじまり)……愛美ちゃん、道具を使うタイミング、
もうちょっとだけ早くならないかな?

●愛美
え? い、いまよりも?

●ひなた
うん。ダメ、かな?

●千尋
だけどこれ以上早くするには、
ダンスの振り付けを変えないといけないかも?

●和歌
そうよ。曲の盛り上がるタイミングで道具を使うには、
もう3秒はステージの中央に戻ってくるのを早めないと。

●ひなた
じゃあ、振り付けを減らそう。

●和歌
えぇ!?

●琴音
けどやっぱり、私たちはアイドルです。
踊りと歌が割を食うのはちょっと……。

●愛美
……いいわよ。


●琴音
愛美さん!?

●愛美
センターの判断でしょ?

みんなもひなたに預けるって言ってくれたわけだし。
ここはひなたの判断を信じましょう。

●ひなた
ありがとう愛美ちゃん!

●琴音
そう、ですね……。

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想世(アンダー)サイド:第19章「迷子の少女」第5話「消えゆく星のヒカリ」

ーー控室

●萌
とうとう来てしまいましたね。
スタフェス予選本番。怖いような……ワクワクするような。

●ひなた
…………。

●愛美
何、まだ不安なの?

●千尋
胸を張りましょう。
ね、ひなたちゃん?

●琴音
今日まで一緒に頑張ってきたじゃないですか。

●和歌
ひなたは1人じゃない。
それに、いまはもう2人だけの『Twinkle☆Star』じゃない。

●和歌
私たちは21人でステージに立つの。
……みんな、ついてるから。

●ひなた
……うん。

●プロデューサー
みんな、頑張って。

●全員
はいっ!

●萌
掴みはバッチリ……ってところですね。

問題は、ひなたさんの見せ場ですね……。

●ナレーション
曲が最高潮に盛り上がるタイミングで、
ひなたがステージの中央に踊り立つ。

何かが起こる――誰もがその予感を覚え
固唾を飲んで見守っていた瞬間だった。

●ひなた
あっ!?


●ナレーション
吐息のような悲鳴とともに、ひなたが躓き……
ゆっくりと、倒れた。

●萌
……やはりダメでしたか。
うちは1回戦の敗退が決定したようです。

●ひなた
……っっ!?

●麗華
……予想通りね。

●茜
やっぱり、あれが効いたわよねえ。

●萌
失敗があれば、どうしても減点対象になります。
僅差の勝負であれば、それは決定的な敗北の要因になります。

●茜
あーもう! ノーミスなら絶対、勝てたのにぃ!!

●希
まあ、結果は結果として受け止めなきゃね。

●麻里紗
もう終わったことよ。次をどうするか考えないと……。

●ひなた
本当に……みんなごめん……あたしのせいで……。

●麗華
ああいうことは、誰にでも起こり得ることだから、
あまり気にしすぎないで。

まあ、そうは言っても無理だろうけど……。

●晴海
……違う……そんな簡単なことじゃないと思う。

ただの失敗……それで終わらせちゃったらダメ……だと思う。

●麗華
それは……そうなんだけど、今は……。

●晴海
……うん。やっぱり……おかしかったのよね。

ねえ、ひなたちゃんっ!

●萌
待ってください……今は帰って身体を休めてください。

反省会はまだ後日ちゃんとやります。
それまでに、各自で考えてください。

(ひなたたちがいなくなったあと)

●晴海
……どうして止めたんですか?


●萌
晴海さんが何を言おうとしていたのか、
なんとなくわかります。

でも、今言ってしまうと、どうしても
感情に引きずられますから。

落ち着いて冷静になってからの方がいいです。

●晴海
……そう言うってことは、萌ちゃんも、ひなたちゃんのこと、
気がついてたんですか?

●萌
私だけじゃないと思います。

●麗華
そうね……みんな薄々、気付いているんじゃないかしら。

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想世(アンダー)サイド:第19章「迷子の少女」第6話「硝煙と軌跡」

ーー廊下

●瘴念
グギャアアアアアア……!


●神蔵
ふぅ、粗方片付いたか。相棒も、いっぱしの
調停者<プロデューサー>って感じになってきたな。

どうする? 今日は近くで薊禰も狩ってるみたいだが、
ちょっと冷やかしに行くか?

●プロデューサー
行く。

●薊禰
……はぁ。はぁ。

クソっ! ハッ!

●瘴念
ピギィィィ……!


●薊禰
……倒したか。
ふぅ……。

●神蔵
薊禰! お、おい! こりゃどういうことだよ!?


●薊禰
……ああ、神蔵にキミか。
これは、情けないところを見られてしまったね。

●神蔵
情けないっつーか、なんだこの大量の瘴念<ノイジー>の残骸は!
お前が1人でやったのか!?

●薊禰
友達が少なくてね。

●神蔵
こんなの、初めてだろ……。ひとつの界門<ゲート>に対して、
これだけの瘴念が集まるのは……。

●薊禰
うん。
ちょっとばかり、異常だと言わざるをえない。

それに、やけに統率のとれた動きだった。
引き際もよかったしね。

これは何か、裏を感じるよ。

●神蔵
裏って……何だよ?

●薊禰
さあね。

●神蔵
……嫌ぁな空気になってきたな。

相棒、悪いが気合い入れてくれ。
近い内に、何かが起きそうな予感がするぜ……。

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想世(アンダー)サイド:第19章「迷子の少女」第7話「相棒はツンデレラ」

ーー駅前

●アリス
……で、なんで今日は私たちもいるんですの?


●栞歩
スペシャルゲスト、ってことですか?

●神蔵
想世<アンダー>ってのは気まぐれちゃんだからな。

ゲストどころか、レギュラー扱いでも構わないんだぜ?
なあ、俺の片割れ?

●栞歩
……その呼び方はやめてください。

●神蔵
ま、本当に、ただ偶然迷い込んだだけ、
もしくは、何か必要があって、呼び出されたかだ。

●アリス
必要……と言われましても
ワタクシは何もできませんわよ。

●神蔵
相棒の相棒がよく言うぜ。
お前らはもう、一心同体なんだぜ。

●アリス
だ、だから! なんのことかさっぱりですの!

●神蔵
相棒の相棒は嫌か?

●アリス
あ……そ、そういうわけでは………。
何度も助けていただいてますし……。

●神蔵
……ふむ。これがツンデレってやつか。

●アリス
デレてませんですの!

●栞歩
本当に、付き合ってられません。

●神蔵
相棒が仕事を終えるまで無理だ。
……悪いとは思ってるが、ガールズの力が必要なんだよ。

●アリス
……はぁ。どうしてこんなことに。

●神蔵
ま、相棒も最近はめっきり強くなった。
しかも相手はただの瘴念<ノイジー>。

すぐに終わるだろうよ。そこに座って見てればいい。

●アリス
…………。

……分かりましたわよ。

●神蔵
さ、現世<エイドス>でライブが始まったみてぇだ。

歌姫<ディーバ>の歌は、界門<ゲート>を閉じる能力がある。
だがその歌につられて、瘴念もやってくる。

その間、界門を守るのが、
調停者<プロデューサー>の役目、ってわけさ。

●アリス
それは以前聞きましたわ。

●神蔵
これは失礼。

お、ちょうど敵さんもやってきたみたいだな。
今日もサクッと片付けて……。

な……なんだこの量は!?
とんでもねぇ大群じゃねぇか!


●神蔵
……薊禰のときと一緒だ。
本当、一体何が起こってやがるんだ……。

●栞歩
あれだけいると……ちょっと気持ち悪いですね。

●律
どう………なってますの?

●神蔵
悪いが、ちょっと予定変更だ。

これは相棒1人では、難しいかもしれないな……。

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想世(アンダー)サイド:第19章「迷子の少女」第8話「神蔵の本気」

ーー駅前

●神蔵
大丈夫か、相棒!

●プロデューサー
なんとか……。

●神蔵
かなり厳しかったな……。
けど、なんとかしちまうのはさすがだぜ。

●アリス
いまのは一体……。

あの瘴念<ノイジー>とかいう虫……
あんなにたくさん出たのは、はじめて見ましたわ。

●神蔵
原因は目下調査中だ。
だが、何かが起こってる。それは間違いねぇ。

ともかく、相棒の体力を回復させよう。
どこか安全な場所に……。

●瘴念
オオオオオオ……。

●神蔵
なっ!? 瘴念だと!?
もう界門<ゲート>は開いてないんだぞ!?

●栞歩
しかも、さっきよりも多くないですか?
あんな数相手にしたら、今度こそ……。

●神蔵
ここは逃げるが勝ち……と、言いたいところだが、
現世<エイドス>にはまだ戻れねぇ。

ガールズたちを現世に送るには、相棒の体力が回復してない。
この状況で力を使ったら、それこそ相棒の身体は……。

●アリス
どうするんですの!?

●神蔵
……これも想世<アンダー>の導きか。

……言ったよな。ガールズたちがここに呼ばれたのは、
何か意味があってのことなのかもって。

まさしくその通りだ。
……すまないが、一時的に巻き込ませてもらう。

栞歩、合体だ!


●栞歩
は、はい?

●アリス
キャー! 変態! ですわ!


●神蔵
ぐふっ!?

ち、違う! 俺は至極真面目なことを言っている!

火神栞歩! お前の中には、俺の魂の欠片が眠ってる!
それを一時的に返してもらうことで、俺は復活できるんだ!

●栞歩
ゲームの話ですか? カノンみたいなこと、言わないでください。

●神蔵
マジな話だっての!

もういい! 時間がない!
返してもらうぜ、魂の欠片!

はぁぁぁ……!

●栞歩
な、何? なんだか、身体が光って……!


●アリス
どうなってますの!?

●神蔵
へへっ! 来たぜ、完全復活!

この俺が本気を出すからには、てめぇらチリ1つも残さねぇからな!

●プロデューサー
手伝う。

●神蔵
さすが相棒! 復活早ぇな!

だけど、無理はするなよ。いくぜ!

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青空アンダーガールズ!Re:vengerS ・販売元: SQUARE ENIX Co., Ltd.
・掲載時のDL価格: 無料
・カテゴリ: ゲーム
・容量: 155.7 MB
・バージョン: 2.0.6
※容量は最大時のもの。機種などの条件により小さくなる場合があります。

c SQUARE ENIX CO.,LTD. All Rights Reserved.

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