デ辞蔵: (上)「とりあえず辞書アプリが欲しい」ユーザにはこれ1本!今なら無料。1887
iPhone用の辞書アプリはもはや定番ジャンル。
売れ筋の物書堂「大辞林」をはじめ多数のアプリがリリースされているが、デ辞蔵は現時点ではほぼ最後発にあたる。
しかし後発であるだけに、他にはないユニークなフィーチャーを備えているアプリだ。
主な特長は3点挙げられる;
1. これ1本で無料のネット辞書4種類(英和・和英・国語・ウィキペディア)を利用できる
2. アプリ内からオプションのローカル辞書をダウンロード購入したり、有料のネット辞書にアクセスできる
3. 複数の辞書(ネット/ローカル)を串刺し検索できる
AppBankのレビュー記事としては異例ではあるが、今回は(上)・(下)2編に分け、上記2.については(下)で詳述することとしたい。
デ辞蔵をインストールして起動し、ネット接続が可能な場所にて画面上部の入力欄に検索語を入力すると、ネット辞書から該当するデータが検索される。ここで画面の左下に注目。「串刺し」タブが選択されていれば、入力した検索語を英和・和英・国語・ウィキペディアの各辞書で同時に引いてくれるのだ。
試しに「大人」と入力してみると、ウィキペディア・和英・国語の各辞書の該当データがリストアップされた。
もちろん、「単独で引く」タブを選択すれば、各辞書を個別に引くこともできる。
ここではせっかくだから英和でも「adult」を引いてみよう。
いったん検索した語は履歴に残るので、後から再度見ることもできる。
無料で利用できるネット辞書(英和・和英・国語)は、三省堂の「デイリーコンサイス」だ。そもそもハンディ辞書なので本格的な用途には物足りない内容だが、ちょっとした調べもの程度なら充分だろう。
何よりも、4種類の辞書を串刺し検索できる辞書ビューアが(期間限定ではあるが)無料で手に入るのは魅力的だ。各種の辞書アプリを個別にインストールするのと異なり追加アイコンが1個だけで済むうえ、専用ソフトだけあって Mobile Safari で辞書サイトを検索するよりも操作しやすく、また表示も見やすい。「とりあえず辞書アプリが欲しい」というユーザにおすすめしたい。
<『デ辞蔵:(下)専門分野もOK!追加辞書を購入すればさらにパワーアップ』につづく>
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