iFiles: 単なるファイルメモリかと思いきや、その実体はEvernoteに比肩する万能ツール!侮れない要注目アプリ。188


iFilesは、iPhoneをUSBメモリのように使えるアプリだ。パソコンとWi-Fi経由で接続し、ファイルを保存して持ち歩くことができる。それだけではなく、ファイルの編集や表示、新規作成までもこなす多機能タイプなのだ。
パソコンとの接続にはWebDAVプロトコルを利用する。Mac OS XならFinderの「サーバへ接続…」から、Windows XP/Vista/7なら「マイネットワーク」からアドレスを入力すれば接続可能だ。
接続が完了したら、iPhoneで持ち歩きたいファイルをコピーすればOK。初期設定では「Documents」「Movies」などのフォルダがあらかじめ用意されているが、これはおそらく「MobileMe」の「iDisk」を意識したものだろう。画面左下の「+」ボタンをタップすれば、新規フォルダの作成もできる。


ただファイルを保存するだけでなく、iFiles上で内容の表示も可能だ。標準テキスト・リッチテキストやPDF、「iWork」や「Microsoft Office」形式のファイルなどに対応している。


「Safari」でWebアーカイブ形式に保存したサイトをiFilesにコピーしておけば、移動中やオフライン時でもじっくりと見ることができる。


画像の表示や、動画・楽曲ファイルの再生も可能だ。ただしWMVやWMAには未対応なのが残念なところ。
これだけではない。ファイルを選択してフリックすると、メール添付・移動・コピー・Zip圧縮・プロパティ変更などの操作が可能なのだ。プロパティ画面からはラベル色の選択もできる。


さらに、画面左下の「+」をタップすれば、テキストファイルの新規作成や、写真の撮影・保存、ボイスレコーディングなどもできる。ちょっとしたメモやスクラップブック代わりにもなるのだ。


セキュリティが心配…という向きには、ID・パスワードによる認証設定も用意されている。


さらに、iFile専用のパスコードロックをかけることも可能だ。
これはもう、Evernoteに比肩する万能スクラップアプリと言ってよいだろう。Evernoteとの違いは、ネットワーク上のサーバやクラウドではなく、内蔵フラッシュメモリにファイルを保存できる点にある。電波状態を気にせず必要なファイルにすぐアクセスできるのは大きなメリットだ。
職場や学校のWindowsと自宅のMacの間でファイルを持ち歩きたい場合はもちろんのこと、出先でアイディアや取材のメモを取り職場・自宅で編集、などという用途にもバリバリ使える、要注目アプリだ。
- 販売会社リンク:Imagam – Contact
- 参考価格:230円
- 仕事効率化(Prodductivity)