Wivi Band™ 15-in-1: リアルなウインド&ブラスサウンド15種類がこれ1本で楽しめる!本格派管楽器アプリ。2088
Wivi Band™ 15-in-1は、iPhoneの内蔵マイクに息を吹きかけて鳴らすタイプの管楽器アプリだが、その中でも群を抜いてハイクオリティな逸品だ。
まずは実際のプレイを動画でご覧いただこう。プレイヤーはプログレッシブ・メタルバンド「Dream Theater」のキーボーディスト、ジョーダン・ルーデス氏だ。
Wivi(ウィヴィ)とは、スウェーデンのWallander Instruments社が開発した物理モデリング音源(楽器本体や演奏する空間のサイズ・形状・材質などをコンピュータでシミュレートし再現する音源)の名称。このアプリは、そのWiviによって再現されたリアルな管楽器サウンドを15種類収録している。15種類の内訳は、トランペット・トロンボーン・フレンチホルン・チューバ・テナーサックス・アルトサックス・フルート・アルトフルート・ピッコロ・クラリネット・バスクラリネット・オーボエ・イングリッシュホルン・バスーン・コントラバスーンだ。誰でも知っている代表的な楽器から。少々珍しいイングリッシュホルンやコントラバスーンのような楽器まで押さえられているのがシブい。
演奏は通常タイプの鍵盤インターフェースで行う。ただし画面が小さいので、左手で3つのボタンを押さえる組み合わせによってオクターブ切替を行いながら演奏するようになっている。詳しくはヘルプ画面を参照されたい。
iPhoneの内蔵マイクに吹きかける息の強さにより、きめ細やかな強弱表現が可能だ。楽器選択画面の下部にある「Microphone is OFF」をタップすると、息を吹きかけなくても鍵盤を押すだけで演奏できる(ただしこの場合強弱表現はできない)。また、「2 x Mic Amplification」をタップすると、マイクの感度が2倍になり演奏がしやすくなる(ただし微妙な強弱表現はやや付けにくくなる)。また、デフォルトではどのサウンドにもリバーブがかかっているが、「Reverb is OFF」をタップすればオフにできる。
鍵盤のオクターブ切替には少々慣れが必要だが、サウンドはかなり高品位でリアル、レスポンスも素晴らしい。iPhone用楽器アプリの中でもトップクラスの出来であることを考慮すれば、価格もかなり良心的と言えよう。
なお、トランペットのみを無料で試奏できるWivi Band™ Freeもある。
- 販売会社URL:Wivi Band – Portable Orchestra
- 参考価格:600円
- ミュージック(Music)
- 執筆時のバージョン: 1.9