Pulse Phone: カメラに指を当てて心拍数を測れる!健康管理の指標に毎日記録しよう。3539


Pulse PhoneはiPhoneに搭載されているカメラを使って人間の心拍数を測定します。
方法は簡単。アプリを起動してカメラに指を押し当てるだけ!計測結果は保存できます。この手軽さだと健康管理の1つの指標として毎日計測できます。
機能こそシンプルですが、本来なら撮影に使うカメラとフラッシュを心拍数の計測に用いるという発想の柔軟さ、そしてそのアイデアを具現化する技術力には唸らされます。Pulse PhoneはiPhoneの新たな可能性を発見したアプリと言えそうです。
注意:
精度に関しては記事の末尾に記載しておりますので、そちらをご覧下さい
詳しくご紹介します。
最初に免責事項が表示されます。
Pulse Phoneは医療目的での使用は想定されていません。
Pulse Phoneで計測した結果、心拍数が高いからといって心臓に関する疾患を患っているとは限りません。
参考として心拍数が計測できるだけです。
あらかじめご了承下さい。
左:計測にはカメラを使います。iPhone 3GS/第四世代iPod touchでも計測可能です。
右:あとは「Live」モードに切り替えて指を押し当てるだけです。


Live – 心拍数を測ろう!
iPhone 4ならフラッシュが常に点きます。
この状態になったら指をカメラに当てます。
画像のような色になるように指を当てます。
カメラが心拍数を認識すれば自動で計測が始まり、下にグラフが表示されます。
計測は安定した平均値が出るまで続きます。
精度を上げるには「More accurate」の方へスライドバーを動かします。
すると計測時間が長くなります。
より長く計測することで精度の高い平均値を出すことができます。
計測が終了すると最終的な心拍数の平均値が表示されます。
計測結果を保存するには「Save」。
測り直す場合は「New」をタップします。
History – 今までの記録を見る・メールする
左:日時と心拍数が見れます。データを選んで「Email」をタップすると…
右:選択したデータがメールで送信できます。


気になる精度は…?
おおよそ20歳以上の人間は心拍数が平均して60から75の間で推移するようです。
そこでPulse Phoneの計測精度を確かめるべく10回計測して平均値を出してみました。さらに実際に動脈から心拍数を10回測って平均値を出して比較してみます。
10回計測した結果の平均値は66.9。実際に10回測った結果の平均値は63.6です。指の当て方などによって計測精度は左右される可能性がありますが、なかなかの精度を持ったアプリであると言えます。
また、より良い精度を求める場合はiPhoneをケースから取り出して計測しましょう。
ケースによってカメラと指の間にすき間ができると余分な光が入りこんで精度が悪化する可能性があります。実際、ケースに入れたままで計測した時と、ケースから取り出した時に計測した時とでは後者の方が安定していました。
フラッシュがないIPhone/iPod touchでも使える?
iPhone 3GSでもテストしてみました。太陽光や室内灯にiPhone 3GSをかざしながら指をカメラに押し当てるとiPhone 4での計測環境とほぼ同じ状況が再現できます。
計測結果についてもiPhone 4に比べて特段悪くなっている訳ではなく、十分な明かりさえ確保できればフラッシュが搭載されていないiPhone 3GSでも利用できます。
今回、手元にiPhone 3Gと第四世代iPod touchがなかった為、実機でのテストは行えませんでしたが、ハードウェアの構成から考えてiPhone 3G・第四世代iPod touchでも利用できるかと思われます。
The app will also run on iPhones and iPods that don’t have a flash, so long as they have OS4.1 or higher,
また開発元でもiPhone 3G・第四世代iPod touchでも動作するとしています。
ぜひお試しください。
- 販売会社URL:Rafael Lozano-Hemmer
- 参考価格:230円
- 健康 & フィットネス(Healthcare & Fitness)
- 執筆時のバージョン: 1.1