PostEver – 1日分のメモが1つのEvernoteノートに: 公式アプリと一緒に使おう!”追記”に特化した Evernote アプリ。1389


実質、無制限に情報を記録できる Evernote 。先日のアップデートで公式アプリの使い勝手はかなり改善されて閲覧性は増しましたが、特定の用途ではまだまだです。
そんな足りない部分をしっかりと補ってくれるのが PostEver – 1日分のメモが1つのEvernoteノートに 。1つのノートに追記し続けることができる珍しい Evernote アプリです。
また、公式アプリでは不可能なチェックボックスの挿入や、追記の度にその時の位置情報を挿入する機能、さらには ATOK Pad との連携機能などがあり、入力に関しては公式アプリを凌ぐ出来栄えです。
簡単な使い方
左:初めてアプリを起動する際には Evernote アカウントを登録します。
右:ログインに成功すれば、すぐにテキストを打って Evernote に送信できます。


ここからが PostEver の本領です。送信中は設定を変更することこそできませんが、すぐに先のテキストの続きを入力できます。
つまり、先のテキストが保存されているのと同じノートにテキストを追記できるのです。
保存するノートブックを変えたり、ノートに位置情報を付加したい場合には設定を変更します。
設定画面
左:上級モードをオンにすることで様々な機能が使えるようになります。
右:一回の追記毎に挿入される時刻の書式や、書き込みの順番なども設定できます。


ブックマークレット
左:ブックマークレットをインストールにはいくつかの手順が必要ですが、簡単です。
右:では使ってみましょう。PostEver でタイトルと URL をメモりたいページで…


左:ブックマークを開き、「Post Everにペースト」をタップ。すると…
右:こんな感じでページのタイトルと URL が PostEver に転送されます。


上級モード
設定で「上級モード」をオンにすると、PostEver の投稿画面はこのように変わります。
1. ノートのタイトルが変更できます。同じタイトルを入力すればそのノートに追記可能。
2. ATOK Pad でテキストの入力・編集を行います。
3. ノートを保存するノートブックを指定します。
4. チェックボックスを挿入します。
5. 現在位置を追記の末尾に挿入します。
現在位置の取得はボタンをタップするだけで行われるので、とてもスムーズです。
初めてノートを作る際に位置情報を挿入すると、それがノートそのものの位置情報になります。2回目以降、位置情報ボタンをタップすると、追記文に位置情報を元に作成した Google マップへのリンクが挿入されます。
なお、いちいちボタンを押さなくても設定で自動挿入機能をオンにすれば、追記する度に位置情報が付記されるようになります。
「保存先のノートブック名」に文字列を入力すれば、PostEver から新しいノートブックを作成できます。
また、既存のノートブックをここから指定して、作成したノートの保存場所とすることができます。
チェックボックスを挿入できる機能を使えば Evernote に ToDo を追加するのも簡単!
ただし PostEver からはチェックボックスにチェックを入れることはできません。あくまで入力に徹したアプリだからですね。
左:ATOK Pad での入力に慣れているなら左下のボタンをタップします。すると…
右:ATOK Pad が起動して入力できます。テキストは PostEver に転送できます。
横に回転させた状態でも使えます。この状態でも ATOK Pad の呼び出しボタンやチェックボックス・現在位置の挿入ボタンも使えるようになっているところが良いですね。
圏外でも使える
PostEver は圏外でも使えます。
通常と同じように次々とテキストを入力して保存していくと内容はすべて PostEver に保存され、インターネットに接続できる状態になると Evernote にまとめて送信されます。
しかもバックグラウンドでの送信にも対応しているので、圏外で入力した後にアプリを閉じても 3G 回線が使えるようになればテキストを送信してくれます!
これは何気に便利な機能ですね。
Evernote から見ると…
こんな感じにノートへ追記できます。一回の追記ごとに1行分の間隔が空いており、追記した時刻や日付も挿入されています。
位置情報を自動挿入するようにしていると、日時の後に「Map」というリンクが挿入されます。これは追記した際の位置情報を表示する Google マップへのリンクです。
メモするごとに新しいノートを作るタイプのアプリが多かった中で、PostEver の追記を重視したスタイルは独特です。
Evernote を整然と使いたい方にとっても、Twitter 等を使わずに非公開でライフログを Evernote に残したい方にも待望のアプリと言えるのではないでしょうか。
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- 容量: 1.5 MB
- 執筆時のバージョン: 1.0.9