TOY CAM: リアルタイムにフィルタを調整できる、画期的なトイカメラアプリ。1422


フィルタを使うカメラアプリといえば、撮影してフィルタを選んで写真を完成させるというものでしたが、今回ご紹介するTOY CAM は違います。
iPhone のカメラで映し出される様子を見ながら、リアルタイムにフィルタを切り替えたり、その色合いや具合を調整することができるのです!
フィルタの結果を待つという楽しみはなくなりますが、その分だけ風景に合うフィルタを作っていくという今までにはない楽しみがあるアプリです。
フィルタは4種類
色付きのフィルタを適用する「COLOR」、写真を2つのトーンに分解する「2TONE」、輪郭を強調する「OUTLINE」、そして不都合な真実を隠す「MOSAIC」があります。
これらのフィルタをタップして選び、それから右に並ぶボタン(上から2番目)をタップして、フィルタの色合いを調整します。
「COLOR」フィルタ
「COLOR」ではフィルタの色合いを RGB でそれぞれの、または一度に調整できます。
「HOLE」はヴィネット効果を調整するもので、これを強くすることで写真の周囲が暗くなります。
サンプル写真。リサイズ前の解像度は360×360px とかなり小振りです。


「2TONE」フィルタ
「2TONE」は写真の暗い部分と明るい部分とを色に変換するフィルタです。ここではその色を RGB で指定することができます。今回はピンク色と紺色に分解しています。
ここでいう「TONE」は明るさのこと。これを調整することで同じ風景でも映るものと映らないものが出てくるので、なかなか調整のしがいがあります。
左と右とでは色の他に「TONE」も調整しています。黒く塗りつぶれていた部分が右の写真では見えるようになっていますね。


色の調整次第ではサイケデリックな色合いの写真を撮ることができます。


「OUTLINE」フィルタ
「OUTLINE」はその名の通り、写真の中の輪郭を強調するフィルタです。
輪郭を構成する色とその内側の色をここでは調整できます。
輪郭の色は青と赤、その内側の色はここでは白色に近いものにしています。


色を変えるとこんな感じになります。輪郭の色は目立ちませんが、その内側の色を変えることでかなり印象が変わります。
「MOSAIC」フィルタ
左:「DRAW」と「ERASE」を使って直接画面をタッチしてモザイクを入れられます。
右:「REVERSE」をうまく使う、より細かなモザイクを入れることができます。


例えばこんな感じに。
調整したフィルタを保存する
せっかく細かく調整したフィルタ。それを一度で捨ててしまうのはもったいないです。そこで保存機能を使いましょう。
右に並ぶボタンのうち、上から3つ目のものをタップすると、フィルタを4つまで保存できるボタンが表示されます。
現在使用しているフィルタをそのまま保存したい場合はボタンをタップすると、その調整結果を保存することができます。
出来上がる写真のサイズこそ小さいものの、リアルタイムに思い通りのフィルタを作り上げられるのは面白いですね。
写真を撮ってからフィルタを使う、という今までのフィルタ系カメラアプリとは異なる、とてもユニークなアプリです。カメラアプリ好きなら試してみる価値は十分あります!
- 販売会社URL:Plannet inc.
- 掲載時の価格:¥115
- 写真
- 容量: 464 KB
- 執筆時のバージョン: 1.0.1