「マルチタスク機能」の使い方。動作が重い時の対処法など。
この記事では、iOS 4 のマルチタスクについて解説します。
・マルチタスクとは?
・バックグラウンドで動くアプリ(音楽再生、VoIPなど)
・アプリが重い時の対処方法
などを解説していきます。この機会にご確認下さい。
マルチタスクとは、途中でゲームをやめて、メールなどをした後、やめた所からゲームを始められたり、SkypeをしながらSafariでインターネットをみることを実現する機能です。
なお、マルチタスクはiPhone 3GS以降、iPod touch (3rd generation 以降)、および iPadに対応しています。
それでは詳しく説明していきます。
マルチタスクとは?
マルチタスクが動作しているところを説明します。
ゲームを遊んでいましたが、途中で地図を見たくなりました。
そこで、一旦アプリを落とし、マップを立ち上げて地図をみました。
地図を見終わったので、ゲームを再開するために、先ほどのゲーム(右下にある「ポケベガ」)のアイコンをタップしました。
すると、アプリの起動画面からではなく、先ほど中断したところからゲームが再開しました。
これがマルチタスク(の一機能であるFast App Switching)です。
iOS 4からこのマルチタスクが機能として追加されました。なお、この機能が正常に動くためには、アプリ側もマルチタスクに対応している必要があります。
マルチタスクを使う
マルチタスクを活用する方法として、「ホームボタンの2度押し」があります。どのアプリを起動している時でも(ゲームでも、電話でも、音楽でも、書籍でも)、ホームボタンを2度押しすると、画面の下側がせり上がってきて、マルチタスク機能でバックグラウンドで待機しているアプリがずらりと表示されます。
こんな感じです。
この技を使うことで、アプリを切り替える時に、わざわざアプリを落とさずとも切り替えられるという利点があります。これは頻繁に使うので覚えておいてください!
ちなみに、マルチタスクの画面を右にスワイプすると、音楽のリモコンが表示されます!
(iPodアイコンが表示されていますが、他の音楽アプリやラジオアプリが起動していたら、そのアプリのアイコンが表示されます。)
バックグラウンドで動くアプリ
今まで見てきたように、マルチタスクによって、アプリを再開することができることがわかりました。しかしマルチタスクはそれだけではありません。バックグラウンドで動くアプリもあるのです。
その一つが音楽アプリ(iPodアプリ以外の)。
こちらの、自分の代わりに選曲をしてくれるGrooveという音楽アプリは、バックグラウンドで動作するため、このアプリの選曲で音楽を聴くことができます。
この他にもラジオアプリなどもバックグラウンドで再生可能になっています。
SkypeなどのVoIPアプリもバックグラウンドで再生できます。Skypeで話をしながら、Safariで調べ物をしたり、ゲームをしたり。
位置情報トラッキング系のアプリもバックグラウンドで動きます。
こちらはCyclemeter。自分が走ったり自転車で走行した道程を記録できるアプリですが、こちらも起動しておく必要はありません。他のアプリを使っている間も、現在位置を記録してくれます。
これ以外にも、バックグラウンドでダウンロードなどの処理を継続してくれる機能もあります。(RSSフィードをバックグラウンドで読み込む、など)
アプリが重い時の対処方法
アプリが重い時は、バックグラウンドで待機しているアプリを落としてみましょう。やり方としては、(1) ホームボタンを2度押しでバックグラウンドで起動しているアプリを表示させ (2) アプリ長押しをするとアプリの左上にマイナスのボタンが評されるのでこれをタップします。するとアプリが落ちます。
これを全て消すことで、バックグラウンドで待機していたアプリを全て消すことができます。
これで若干、アプリの動作が軽くなると思います。
ただし、バックグラウンドからアプリを消すと完全にアプリが終了してしまいます。
いったん中断していたゲームを再開しようと思っても、中断前の状態から再開とはなりません。はじめから起動し直されます。(ゲームのデータがなくなるわけではありません)
いったん中断していたアプリを再開しようと思っても、中断前の状態から再開とはならずに起動し直されます。
これでも上手くいかない時は、iPhoneを再起動しましょう。
まず、右上の「スリープ/スリープ解除」ボタンを長押ししましょう。すると、電源オフができるようになるので、電源をオフに。もう一度「スリープ/スリープ解除」ボタンを長押しすることで再起動完了です。
これ以外の方法としては、メモリ解放アプリを使うことが上げられます。
例えば、Memory for iPhone and iPod touchというメモリ解放アプリを使ったことで、残り使用可能メモリが75.23MBから255.55MBへと増えました!
以上です。マルチタスクは慣れると非常に重宝するので、ぜひご活用下さい!
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