【インタビュー】ランキング常連の大学生集団「超水道」に注目。プロの編集者たちも認めている!!

AppStoreに、ハイクオリティなノベルアプリを提供している集団をご存知でしょうか?
その名も「超水道」。

昨年、超水道は「森川空のルール」、「ヴァンパイアハンターHIROSHI〜Around the Clock Show!~」の2つを無料で立て続けにリリースしました。

前者はだれにでも楽しめる青春ノベルとしてロングランし、後者は無料アドベンチャー3位、無料ゲーム15位に入るヒットを飛ばし、その外伝を「ヴァンパイアハンターHIROSHI〜The Halloween Party!〜 」として有料アプリでリリース。

3作ともに平均評価は★4.5以上と、10割打者といっても過言ではないでしょう。

しかも、そのクオリティに目をつけた大手出版社「星海社」によって超水道第1作「森川空のルール」の番外編が期間限定でウェブ掲載されていたという快挙!言ってしまえば、AppStoreを通じてプロの編集者がスカウトに来たということで、アプリをプロ小説家への登竜門としてしまったわけです。

しかし、そんな彼らは実は普通の大学生。普通の大学生がなぜ、こんなに評価が高いアプリをリリースできるのか!?今回は「超水道」代表の「ミタヒツヒト」さんに話を伺って来ました。


人気作連発の大学生集団「超水道」にインタビュー。

さて、まず最初にミタヒツヒトさんの一言コメントと共にアプリの紹介をしたいと思います。

iPhone 超水道 サークル

「森川空のルール」

主人公「僕」が、変わり者と評判の転校生「森川空(もりかわくう)」に告白されることから始まる青春恋愛ノベル。


「付き合って下さい」と求められた「僕」は、軽い気持ちで首を縦に振ってしまうが…。嫌味なく挿入される音楽や演出が場を盛り上げ、単なる小説の枠を超えた演出がされています。さわやかな青春の1ページを味わってください。

「AppStoreで人に見てもらうとき、どんなものがいいのかをまず考えました。で、普通の人が普通に読める。そうしたいな、と思ったんです。

だから電車の中でも、どこでも「普通に」楽しめるように、縦持ちで、縦書きで、デジタル文庫本のようにしようと思いました。」

この作品の前はPCで読む小説アプリを製作していましたが、iPhoneに合わせて完全に作りを変えたそうです
そう言われてみると確かに片手で持って、落ち着いて読めるiPhone向けを意識して作られたノベルアプリ。
完成度が高すぎて、最初のiPhoneアプリとは思えないほどですね。

iPhone 超水道 サークル

「ヴァンパイアハンターHIROSHI around the clock show!」

普通の学生”ひろし”は、ある日突然ヴァンパイアハンターとして戦うはめに!?前作から一転、音楽と絵で語られるドタバタアクションノベル。


オープニングムービーや歌まで入ってこれで無料でいいのか心配になる豪華さ。

「前作は『小説』でした。今回は『映画』なんです。だから、横画面のウィンドウも使うし、音楽もたくさん入っています。違いを楽しんでください!」

iPhone 超水道 サークル

「ヴァンパイアハンターHIROSHI~The Halloween Party!~」

ヴァンパイアハンターHIROSHIのバックストーリーや登場人物を掘り下げた外伝。今回は250円のアプリですが、ボリュームは十分。多くのファンにもファンが買っているとは言え、AppStoreの平均評価が★5の快作。

「小説・映画ときて、映画を小説にした空気を目指しました。映画のノベライズってなにか違うじゃないですか。アレを目指しました。」


ー超水道って名前はなんで?
「なんか勢いがある名前がいいなあ、って話していて、水道は勢いがある、と。超・水道ならもっとすごいということで決まりました。深い意味は無いです!ごめんなさい!」

ー超水道のメンバーについて教えて下さい。
「私が大学生で、もう1人が幼馴染。その人と同じ学校の時『絵がうまくて成績も良くて、かっこよくて運動ができるやつが隣のクラスにいる!』と聞いて、『そんな完璧な人間がいるわけない!』と思って見に行ったら、完璧な上に性格も良くて仲良くなってしまったのがすずめくん。
最後に、大学で何かつくろうと思っていた時に話しかけてきた人を仲間にいれて4人です。」

ー普通の大学生なんですね。
「まあ、そうですね。」

ーストーリーや設定はどうやって決めているんですか?
「ストーリーは自分のちょっとした経験から来ているものが多いですね。それらを組み合わせたり、あとはみんなで話していて面白そうなものを。

ファミレスで集まって話すんですけど、『2mのオカマ、ってキャラがいたら面白いんじゃない?』
『もっと面白くするには…そうだ!ヴァンパイアハンターのオカマっていうのはどうかな?』
とかノリで面白そうなものを取り入れています。

もちろん、ヴァンパイアハンターはやったことないですけどね。」

ー「AppStoreを選んだのはどうして?Macが好きだった?」
「単純に、AppStoreが一番良さそうだったからです。みんなでMacを1台買ったのですが、費用を捻出するのが大変でした。」

ーノベルはかなりクオリティが高いですが、いちからプログラムしているのでしょうか?
「プログラムはできないのでノベルを簡単に作れるツールを使っています。プログラムができなくても作品をつくる手段があって、AppStoreを通じて多くの人の前に送り出せる。素晴らしい時代だと思います。」

ーでは、結構気楽にできてしまった?
「気楽というほどじゃなくて、ツールを使うのに少し苦労しました。でも、やる気があればみんなできると思います。」

ー小説や絵の専門の勉強をしたんですか?
「小説は特別訓練したわけでは…。絵もすずめくんだけ美大ですけども、描ける人で手分けしています。量が多いですから」

ーものすごい特別な事をしているわけではないのに、できてしまった。
「やる気の問題だと思うんですよ。やれば誰でもできるし、やらなければできない。本当にそれだけです。」


ーそして星海社さんから声がかかった?
「AppBankの神アプリにも入っている、森川空を読んでくださって、それをきっかけに声がかかりました。
AppStoreってすごいと思いましたね。」

ー気が早い話ですが、次回作はどうなりますか?いつ頃になるでしょう。
「『森川空のルール』の続編が順当に行けば夏ですね。 あとは、1週間でアプリを作ってリリースするチャレンジをしていて、『99’〜恐怖の大王と放課後の女神〜』という名前でうまくいけば4/5にリリースされるはずです。メインビジュアルが下のやつです!」

ーヴァンパイアハンターHIROSHIの続編は?

「アイデアはありますけども、まだですね。HIROSHI以外にもアイデアがたくさんあって、色々なものをつくってみたいんですよね。でもそれと同じように、HIROSHIの続編もつくってみたい!という気持ちはあります!

ーノベル以外を作ることはありえますか?
「作りたいという気持ちはありますが、ノベルという形態をもっと突き詰めていろいろやってみたい、と思っています。

超水道って面白ければなんでもありなんですよね。ゲームでも何でも、簡単に作れるツールが出てくればやることになるかもしれないですね。
って言っていると、出てきてしまいそうなのがAppStoreのすごいところです。」

ー最後になりますが、AppBank読者の方にひとこと。
「僕達は日常が便利になるアプリを作っているわけでも、友達と盛り上がるアプリを作っているわけでもありません。結局、読み物だから1人で読むことしかできない。
そのぶん、1人だからこそ味わえる、じっくり読む楽しさとちょっとしたワクワクとそして感動をお届けしたいと思っています。
僕達のアプリをiPhoneで楽しんでください。」

ーありがとうございました。

驚くべきことに、彼らは本当にMacを買うのにも苦労する普通の大学生でした。超水道の方々はプログラムもできませんし、専門の学校に通っていたわけでもありません。

しかし、先に紹介した高いクオリティの作品を送り出しています。これは間違いなく、AppStoreがより身近になったからでしょう。

AppStoreのすごさは今更語るべくもありません。2008年にiPhone3Gが発売されると共に、Macがあれば誰でも企業と同じ舞台でアプリを売ることができる巨大市場として瞬く間に広がって行きました。
今日、企業から個人開発者まで大量のアプリを一瞬で買うことができます。

AppStoreが大きくなるに連れて「素人でも頑張ればプロ級に見えるものが作れる」ツールが出てきています。
その気になれば「アプリをつくる」という行為も身近になりつつあるように感じます。
そして、気軽にチャレンジできて読者と作者の距離が近いというだけではなく、プロの目もある一大市場。

その象徴の1つとして超水道のようなサークルが出現する事になったのでしょう。
AppStoreの進化と共にできることが多くなり、より進化していく(はず)の超水道。
今後とも目がはなせません。

超水道のアプリのまとめ

森川空のルール: さえない少年と毒舌転校生による恋愛を描いたライトノベル。無料。 – AppBank

ヴァンパイアハンターHIROSHI〜Around the Clock Show!〜: 平凡な学生がヴァンパイアハンターに!無料。 – AppBank

ヴァンパイアハンターHIROSHI〜The Halloween Party!〜

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