iFiles vs GoodReader、最強ファイラー決定戦
動画やpdf、その他ドキュメントファイルなどを取り扱いたい場合には iFiles や GoodReader といったファイル管理アプリをインストールする必要があります。
先日私がレビューした iFiles が非常に良くできたアプリだったため、昔からたくさんのユーザーに愛されているファイラー GoodReader との違いを比較してみることにしました。
どんなアプリなのか知りたい方はレビューをどうぞ。
- GoodReader: 【保存用】GoodReader for iPhoneの使い方まとめ。基本・応用・小技がチェックできます。
- iFiles: iFiles: 動画・音楽・PDFなどを管理できる万能ファイラー。整頓されたデザインで使いやすい!
iFiles と GoodReader をこんな要素で比較していきます。
- ファイル再生ビューアー
- ファイル管理機能
- クラウドサービスとの連携
- それぞれにしかない機能
それでは行ってみよう!
ファイル再生ビューアー比較
写真の表示
まずは写真の表示からです。
左下のアイコンをタップすることで様々なアクションをすることができます。
スライドショー再生ももちろんできます。表示時間の間隔も2秒〜20秒の間で設定可能です。
GoodReaderはファイル名がタブのように表示されます。アクションのメニューはツールバーに並んでいます。
スライドショーはiFilesと全く同じですが、写真の切替に画面中央に更新マークのくるくるが表示されるのが少し気になりました。
音楽の再生
音楽ファイルの再生画面はこちらです。
音量操作が画面上でできるっていう点ではこちらの方が便利!という人もいそうです。
PDFはGoodReaderが強い
お次はPDFビューアーとしての実力を比べてみましょう。
ページのサムネイル表示やページ数を指定して移動できるなど、ビューアーとして基本的な機能は十分です。
GoodReaderのビューアーは閲覧だけでない機能が盛り沢山です。
三本指タップでメニューを表示するというのがわかりづらいですが…
テキストだけを抜き出して表示したり、余白を削除したりできます。
詳しくはこちらの記事を御覧ください。
GoodReader使いこなし: PDF を読む時に便利な機能の使い方
さらに、GoodReaderならPDF校正にも使えます。テキストにラインを入れたり、図形を追記したり…
こちらの記事にその方法がまとまっています。
GoodReader使いこなし: PDF にメモや線を書き込む方法
ファイル再生だけで言えばどちらのアプリもあまり変わりませんが、PDFに関して言えば圧倒的にGoodReaderですね。iPhoneでPDF校正をしたい人は、この時点でGoodReaderを選択してよいと思います。
ファイル管理機能比較
複数ファイルを一度に送るならzip圧縮
ファイル操作で一番やりたいことの一つが複数ファイルをまとめることです。
複数のファイルを選択してZipアイコンをタップすると圧縮されます。
ファイルを選択してZipボタンをタップ。
目的のファイルを見つける
次はファイルの検索機能です。ファイルが増えれば増えるほど嬉しい配慮だと思います。
GoodReaderの場合は、最近使ったファイルや追加されたファイルなどの種類ごとにファイルを探せます。
こちらに使い方がまとまっています。
GoodReader使いこなし: 目的のファイルをすばやく見つける方法
大切なファイルをパスワードで保護する
部外秘のファイル、人に見られたくない動画や写真…様々なファイルを管理するにはパスワード保護が必須ですよね。
シンプルでわかりやすい!
GoodReaderの場合にはファイル単位でパスワードをかけることができます。
もちろんアプリ全体でもパスワードロック可能ですが、より厳重にしたい人はファイル単位のほうが嬉しいはず。
クラウドサービスとの連携
iFilesが連携可能なサービス(接続法)は16種
iFilesはFlickrやPicasaなどオンラインアルバムサービスとの連携ができます。
アップした写真をバックアップしたいという時、非常に簡単にダウンロードができます。
GoodReaderが連携可能なサービス(接続法)は11種
対してGoodReaderには写真系サービスとの連携はありません。
あくまでも様々なファイルを管理するクラウドサービスとの連携が中心です。
それぞれにしかない機能
ここまではそれぞれが持っている機能に対して細かく比較してきましたが、最後にそれぞれにしかない機能についてご紹介しましょう。
iFilesならbluetoothでファイルが交換できる
外出中。iPadのデータをiPhoneに移動したい…でもiPadはWi-Fi版で電波がない!そんなピンチもiFilesなら問題ありません。
Bluetoothで接続して、ファイルをiPhoneのiFilesへ転送できます。
GoodReaderはメールの添付ファイルを直接ダウンロードできる
メールの添付ファイルを確認しなきゃいけないけれど、メールが届きすぎて、どの添付だったかわからない…
そんな場合にはGoodReaderです。メールアカウントを登録すると、添付ファイル付きのメールのみを表示してくれます。
その添付ファイルをすぐにGoodReaderで閲覧できるというわけです。
以上、様々な視点から比較してきたわけですが、そろそろ勝敗を決めなければなりませんね。
細かな機能差でファイラーとしてもPDFリーダーとしてもGoodReaderの勝利!
比較していくと、GoodReaderの細かな機能差が使い込むほど嬉しいということに気づきます。例えば今回の中だけでも下記のような要素です。
- 音楽の再生表示が曲単位になる
- ファイル検索の手段がいくつかある
- ファイル単位で保護できる
さらにPDFリーダー・校正ツールとしての実力は比較にならないほどGoodReaderが優秀です。しかし単純にPDFを読むだけであれば、iFilesでも全く問題はありません。
ユニバーサルアプリiFilesは価格競争で勝利!
GoodReader圧勝のように見えていますが、そうとも言い切れません!
実はiFilesはユニバーサルアプリです。iPhone・iPad両方を使っていて、ファイルのやり取りをする方。そんな方はiFilesがオススメですよ。
iFilesはユニバーサルアプリで350円。
GoodReaderはiPhone版・iPad版それぞれが450円ですので、両方使うならば900円かかります。
そして最後に個人的な思いも込めておくと、iFilesはアプリの作りが丁寧・親切だなと感じます。こんな部分からです。
- 写真を表示時のメニューバーがすっきりしている
- 画面上に表示されるメニューアイコンが最小限である・サイズが大きい
- アイコンに拡張子が表示されて、ファイル形式がわかりやすい
使い心地がいいんですよね。そういった理由から私、@spring_mao はiFilesを使っています。
いかがでしたか?自分のファイル管理方法にあったアプリをぜひ使ってみてください!