iOS6のマップアプリの地図が、iOS5以前と異なる理由
こちらの記事の訂正版です
→ 【訂正】iOS 6のマップアプリの地図とGoogleマップの地図が異なる理由
iOS 6 がリリースされて以降、多くのユーザーが最初からインストールされているマップアプリに不満を表明しています。というのも、iOS 5 では Google マップの地図が表示されましたが、iOS 6 からは Apple 製の地図が表示されるようになったからです。
iOS 6 のマップアプリでは、地図を拡大しても建物が表示されない・存在しない道が表示される・地名が正しくないなど、日本だけでなく世界各国で不具合が発見されています。
そこで疑問に思うのが「なぜ Apple と Google でこれほどに地図が異なるのか」。今回はそのことについて調べてみました。
地図アプリの製作
地図アプリの地図は、次のような過程で作られると考えられます。
まず、地図情報を提供している企業から提供を受けた地図データから、必要な地図のデータを取捨選択します(例:道路・建物の位置など)。自社で用意する場合などもあります。次に、地理情報を参照する仕組みや、目的地検索などの機能などを盛り込んで、地図アプリを作ります。
仮に同じ地図データを基にしたとしても、アプリ毎に地図は異なるものになります。
Apple製の地図が酷評される原因
iOS 6 で使われている Apple 製の地図が酷評を受けることになったのは、地図の「製作」過程に問題があったのでは、との指摘があります。
→iOS6地図は元データや文化の差異ではなく、ずさんなエンジニアリングが原因 – 横浜スローライフ — My slow life in Yokohama
Apple は、ユーザーが地図に何を求めているのかを正しく理解できていない可能性があります。それは Google ほどに Apple が地図作成のノウハウを持っていないことが原因だと考えられます。
では今後、そういった状況が改善する見込みはあるのでしょうか。
Apple製の地図は改善されるのか
今後、地図作成のノウハウがある人材を取り込むことで、Apple は自社の地図を改善していくと思われます。そのために Apple が Google マップの元開発者を引き抜いている、とのニュースもあります。
→(情報筋)AppleがiOSマップ修正のためにGoogleマップの元開発者を積極的に引き抜いている(TechCrunch Japan)
マップアプリの代わりに使えるアプリ・サービス
Apple 製の地図が改善されるとはいえ、どれくらいの時間が必要なのかは定かではありません。そこで今から使える、代わりのアプリ・サービスを以下の記事でご紹介しています。
→【iOS 6】標準のマップアプリの代わりに使える、無料の地図アプリ・サービス。
また、Google マップの公式アプリが近々登場するとの噂もあります。
→Google マップの公式アプリが近々リリースされるとの噂