Evernote v5.0: 写真を自動で切り抜き、補正するスキャン機能「ページカメラ」の使い方。
今回のアップデートで Evernote の「ページカメラ」という機能が強化されました。


枠の中に収まるように書類や名刺を撮影すると、紙の縁を認識して余分な部分を切り取り、文字が読みやすいように写真を自動で補正します。
「ページカメラ」機能は、いわばスキャンアプリそのものです。そこで今回はこの機能を使って名刺を撮影、Evernote に取り込んでみました。
ページカメラ機能を使う
左:Evernote を開いたらホーム画面上のボタンをタップします。
右:すると撮影できる状態になります。


名刺をスキャンする
紙の色と机の色が近いと自動補正機能がうまく働きません。下の画像のように、異なる色を背景に撮影しましょう。

枠に収まるように iPhone と書類・名刺の距離を調整します。
フラッシュ(左上)はなるべくオフにしましょう。写真が白飛びすることがあります。
プレビューを確認する

撮影と補正が終わると右下に【1】ボタンが現れます。もう1枚撮影すると【2】になります。
これをタップすると…

撮影結果をチェックできます。不要な写真は削除できます。
OK なら右下のチェックマークをタップ。
写真をEvernoteに保存する

撮影した全ての写真が新しいノートに追加されます。
あとはアプリがノートを保存します。
まとめ:レスポンスは上々、画質は良好で文字は読みやすい
名刺以外の書類も試してみました。書類のサイズ・文字の大きさにもよりますが、iPhone/PC で見ても文字が読みやすく、Evernote の OCR 処理の対象となるので、あとから検索もできます。
一方で自動補正の影響か、書類に含まれる写真の画質は低下します。あくまでも書類の文字・文章を取り込むためのもの、と考えた方が良さそうです。
画質は撮影に使う iPhone/iPad/iPod touch にもよります。おそらく iPhone 4・第3世代 iPad・第5世代 iPod touch 以降で実用的な画質で撮影できます。
レスポンスはなかなか良く、Evernote アプリだけでスキャンから保存までが行えるとなれば使わない手はないでしょう。
「写真の文字が読める」という点で考えれば、スキャンアプリは Evernote で十分ではないでしょうか。
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・開発: Evernote ・掲載時の価格: 無料 ・カテゴリ: 仕事効率化 ・容量: 25.8 MB ・バージョン: 5.0 |