人気のオンラインメモサービス「Evernote」って何?どんな風に使えるの?
AppBank の主任です。
数ある iPhone アプリの中でも根強い人気を誇るのが Evernote です。
Evernote は同名のオンラインメモサービスを iPhone から利用できる公式アプリで、AppBank でもその使い方などをご紹介してきました。
今回は原点に立ち返り、Evernote で何ができるのか・どんな風に使えるのか、さらに利用料金などをご紹介します。
「ノート」に様々な情報を書く・貼り付ける
Evernote の基本は「ノート」です。これに文章を書いたり、ペーストしたり、画像・音声メモ・位置情報、短い動画・書類などのデータを貼り付けて保存できます。
ノートにはタイトル・タグが設定できます。「○○会議メモ」というタイトルに、「会議 本社 課長 係長」という検索に使うタグを設定できます。
これらのノートをまとめるのが「ノートブック」。フォルダやグループに相当するもので「進行中のプロジェクト」や「レシピ」という括りでノートが整理できます。
画像の中の文字も検索できる
Evernote はノート内の文字をキーワードで検索できます。
また、ノートに貼り付けた画像には OCR と呼ばれる処理が行われます。画像の中の印字・手書き文字を認識し、テキストにする作業です。
この作業が終わっていれば、あとから Evernote をキーワードで検索する際に、画像の中の印字・手書き文字も一緒に検索できます。
メモする時間がない場合は写真を撮り、Evernote に保存しておけば OK という訳です。
インターネットさえあればノートがつくれる・読める
Evernote は iPhone/iPad に対応しているだけでなく、Mac/Windows/Android にも対応しています。
インターネットに接続できる環境さえあれば、PC のウェブブラウザからでも Evernote にノートを追加したり、ノートを検索できます。
使い方は人それぞれ
これまでご紹介してきた機能を備える Evernote は様々な用途に利用できます。ここではいくつかの例をご紹介しましょう。
その1:いつでもどこでも最新のメモを見る・編集する
自宅の PC で欲しい商品の情報を Evernote に保存。買い物に出かけた際に、iPhone からそのノートを見て商品を探すという使い方ができます。
実際に商品を手に取り、思ったこと・感じたことを iPhone からメモに追記することもできます。
その2:名刺・書類をスキャンして保存する
iPhone/iPad 版アプリには名刺や書類を撮影すると、余分な部分を切り取り、読みやすいように補正する機能があります。
この機能を使えば、名刺・書類を手早く Evernote に保存。あとから名前や書類に含まれる単語で必要な情報を手早く取り出せます。
もちろん、ドキュメントスキャナを使ってスキャンした書類を Evernote に保存しておくこともできます。
その3:スクラップブックとして使う
Evernote にはウェブページを保存できます。ニュース記事やブログを見ていて気になったら、そのページを即保存しましょう。
1ヶ月間に Evernote に保存できる容量に制限はありますが、ウェブページの文章や画像であればそれほど容量は大きくありません。
あとで資料が必要になったら Evernote を検索したり、ノートを見返しましょう。
アナログなスクラップブックの難点は後から資料を探すのが大変なこと。Evernote ならその心配は無用です。
iPhone・PCが壊れてもデータは無傷
こうして Evernote に集めた貴重なデータはインターネット上に保存されます。iPhone・PC が壊れても、Evernote に保存したデータは無傷です。
使える容量は?
データの保存に使える容量に制限はありません。
ただし、1ヶ月間で Evernote に保存できる容量は 60MB まで。さらに1つのノートの容量は 25MB まで、という制限があります(無料会員の場合)。
例えば iPhone 5 で撮影した写真は1枚で約 2MB 。これを Evernote に30枚保存すると1ヶ月分の容量を使い切ります。1つのノートに貼り付けられるのは12枚までです。
容量は写真をリサイズすれば節約できます。例えば FastEver Snap を使えば、サイズを指定して撮影・保存できるので便利です。
ウェブページをまるごと保存する場合は、文章が主体であること・画像の容量が小さいことから、写真以上にたくさんの情報が保存できます。
なお、「1ヶ月間で保存できる容量」に制限があるだけなので、今月は 60MB 使い切っても、来月にはまた 60MB のデータを Evernote に保存できます。
もちろん、以前保存したデータを削除しなくても「1ヶ月間で保存できる容量」は変わりません。残したいデータは Evernote が存続する限り、保存できるのです。
利用料金は?
ほとんどの機能を無料で使うことができます。
一部の機能、例えばアプリをパスコードでロックする機能・iPhone にノートブックごとダウンロードする機能などは「プレミアム会員」でないと利用できません。
また、プレミアム会員なら1ヶ月間で Evernote に保存できる容量は1GB、1つのノートの容量は最大で 50MB に拡大されます。
プレミアム会員の会費は毎月450円あるいは毎年4,000円です。
iPhone版Evernoteの使い方
Evernote は発想次第でどんな使い方もできますが、アプリの使い方が分からないと思い通りに使うことは難しいですし、活かせません。
そこで AppBank では iPhone 版 Evernote の使い方をあらためてご紹介していきます。もちろん、最新の Evernote v5.0 対応です。
以下のページに随時追加いたしますので、ぜひご覧ください!
→【保存用】Evernoteの使い方・活用法まとめ。基本から応用まで分かりやすく解説!