Twitterで拡散中のブラクラに要注意!簡単な対策で予防できます。
AppBank の主任です。Twitter のツイートに含まれる URL(リンク)を開くと、同じメッセージが何回も表示される「ブラクラ」が拡散中です。
「ブラクラ」とはブラウザクラッシャーの略称。延々とメッセージを表示し続けたり、閉じる度に新しいウィンドウ・タブを表示することで、ブラウザをクラッシュさせたり、ブラウザとしての機能を果たせなくするものです。
今回のブラクラはトレンドマイクロ社の発表によれば、メッセージが消えないのでブラウザが使用不能になる以外に害はないそうです。
とはいえ、同社の発表でも指摘されているように、今後は URL を開いただけでウイルスに感染したり、詐欺サイトに誘導される恐れもあります。
そこで iPhone だけで出来る簡単な対策のほか、今回拡散中のブラクラの被害に遭った際の対処法をご紹介します。
対策1:JavaScript をオフにする
今回のブラクラは JavaScript を使ったものです。これをオフにすることで被害を未然に防げます。今回は Safari での対策をご紹介します。
左:設定アプリを開きます。
右:【Safari】をタップ。



Twitter クライアントアプリなどの内蔵ブラウザは JavaScript を停止できない場合があります。その場合は以下の URL を確認・展開する方法で予防しましょう。
対策2:URL を開く前に確認する
トレンドマイクロ社の発表によれば、今回のブラクラが呼び出される URL(一部省略)は以下の通りです。
hxxp://wi○○○rr.in/real.alaertstorm.html
「real.alaertstorm.html」を含む URL は開かないよう、リンクを開く際にはリンクを長押ししましょう。今回も Safari での対策をご紹介します。
左:リンクを開く場合はこれを長押しします。
右:すると URL が表示されるので、問題ないかを確認します。


対策3:URLを展開して確認する
Twitter などでは本来の URL とは異なる、短くなった URL(例:http://bit.ly/○○○)が表示される場合があります。
そこで短縮された URL を開く場合は、まず URL を展開できるアプリで本来の URL に戻してみましょう。
今回ご紹介するのは URL展開君(執筆時点では無料)です。
左:Safari などで開きたい URL を長押し。
右:URL をコピーします。



左:リンクをタップします。
右:「展開完了」の URL を確認します。



最終確認の後、Safari でその URL を開くことができます。
ブラクラ被害に遭った時の対処法
左:設定アプリを開きます。
右:【Safari】をタップ。



この作業を行ってから Safari を起動すれば問題のページは閉じているので、メッセージは表示されなくなります。JavaScript をオフにしているので、問題の URL を開いても再度被害に遭う可能性は低くなります。
それでもダメな場合は上記作業をもう一度行い、以下の手順で Safari を終了します。それから Safari を開きます。
左:ホームボタンを2回連続して押します。
右:Safari のアイコンを長押しします。


左:左上の赤いボタンをタップ。
右:Safari のアイコンが消えたらホームボタンを1回押します。

