ユーザー数5000万人の「Flipboard」がアップデート!超絶新機能について突撃インタビュー!
雑誌のように美しくレイアウトされた画面をペラペラとめくりながらウェブコンテンツを閲覧できるiPad/iPhone用アプリがFlipboardです。
全世界で5000万のユーザーを持つという同アプリが大々的なアップデートを行うとのことなので、一体どのような仕様になるのか来日中のFlipboard社の中の人にインタビューをしてきました!
インタビュー
今回インタビューを受けてくれたのはFlipboard社のインターナショナルビジネス事業開発責任者であるエリック・アレクサンダーさん。
-さっそくですが、今回のアップデートの内容を簡単に教えてください
アレクサンダーさん:
最も大きな変化はコンテンツを読むことが主な機能だった旧バージョンに、コンテンツを自分なりにまとめたり他の人とシェアするための機能を追加した点です。
具体的にはユーザーが自由にコンテンツを追加できる“マガジン”と呼ばれる機能を付けることで、自分が気になった記事をまとめておいて後でじっくりと読めるようにしました。
また、ファッションや歴史、グルメなど何でもいいのですが自分が興味を持っているジャンルの記事を独自の視点で集めたものを他のユーザーと共有することも可能です。
-気に入った記事や良いと思ったコンテンツを集めていくことでオリジナルの“雑誌”を作ってシェアできるソーシャル・ネットワーキングサービスというイメージですか?
アレクサンダーさん:
だいたいそんなところですが、我々はコンテンツ・ネットワーキングと呼んでいます。
ユーザーが編集した“マガジン”にはブログサイトの記事だけでなくFlickrに掲載された写真やYouTubeの動画、SoundCloudの音楽などのコンテンツを掲載することができます。
また、元の作者が誰であるのか自動でクレジットが表示されるので、ウェブ上のコンテンツを“盗む”のではなくフェアに使用できるのです。
-おもしろそうな仕組みですね。しかし、Flipboardはどのようにしてここから収益を得ているのでしょうか?
アレクサンダーさん:
コンテンツを提供している大手のパブリッシャーが掲載する広告がユーザーに表示された際に、パブリッシャーが獲得する金額の一部がFlipboardにも提供されます。
また、まだ確定事項ではありませんが将来的にはこの収益を“マガジン”を編集したユーザーに還元することができるか、可能性を探っています。
-なるほど。ところでアプリは何人くらいのスタッフで開発しているのですか?
アレクサンダーさん:
弊社は全部で77人の会社です。ほとんどがエンジニアですが、デザイナーや営業部隊も含めてこの人数です。
-個人的にはiPhoneやiPadを使うようになって、検索エンジンで何かを探したりする時間が減りました。
その代わりにTwitterのポストで評判の記事を読んで情報収集をしたり、外出先ではマップアプリやレストラン検索アプリなどからお店を探したりしています。
いわば、私たちはポスト・サーチエンジン的な時代の始まりにいるように思えるのですが、Flipboardはそういった流れどう捉えていますか?
アレクサンダーさん:
私達がイメージしているのは朝コーヒーを飲みながらFlipboardのiPadアプリでニュースを読んだり、外出先の空き時間にiPhoneでパッとニュースやSNSのアップデートを確認するといった使用法です。
ご質問への直接的な答えになっているかわかりませんが、素早く情報を集められること、無数の情報にあたるのではなくあなたが興味を持っていることにフォーカスして情報を集められるということをFlipboardは目指しています。
-今回のアップデートはiPhone/iPadが先に行われて、その後Android版でも提供されるそうですが、今後Macbookなどで使用できるデスクトップ版やウェブサービス版を作る予定はないのでしょうか?
あと、FlipborardでEvernoteやGmailなどが利用できると便利だと思うのですが?
アレクサンダーさん:
そのご質問には「ステイ・チューン(見ていてください)」としかお答えできません(笑)。実際のところ、まだ何かを申し上げられる段階ではないのです。
-わかりました。今日はどうもありがとうございました。
アップデートされたFlipboardをチェック
起動時の画面はタイル状のアイコンが広々と置かれたスッキリとしたデザイン。一般的なRSSリーダーのようにズラーッと未読記事の見出しが並ぶようなことはないので、リラックスした気分で記事を読めそうです ♫
ジャンルから「テクノロジー」を選ぶと現れたのは・・・AppBankでございます!
ウェブブラウザで見るのとは違う、雑誌のようなデザインで記事を閲覧可能。紙のようにペラペラとページをめくるインターフェスは前バージョンと同様です。
自分の気になる検索ワードを入力して記事を探すこともできます。なお、この場合検索の対象となるのはウェブ全体ではなくFlipboardに登録されているサイトだけになります。
雑誌を開いたような美しいレイアウトで入力したキーワードに対応する記事を表示。
さらに、画面の中にある「+」のマークをタップすることで自分が気に入った記事を集めてオリジナルの“マガジン”を作ることができます。
Safariなどのウェブブラウザにブックマークレットを用意しておけば、Macなどからも自分の“マガジン”にコンテンツを追加可能。
画像が大きく配置され“マガジン”の編集者やページ数や目次などが表示された画面は雑誌の表紙に近いイメージ。
気に入った記事をポチポチと選んで追加するだけできっちりとレイアウトされたページでまとめ読みできるようになるというのはかな〜り魅力的な機能です。
というわけで、進化したFlipboardはただ単にRSSフィードやTwitterの投稿を読むだけでなく自分専用のまとめ記事をつくったり、集めた情報をシェアしたりできる高機能な無料アプリとなっているので要チェックです!
また、2013年4月11日(木)20:00から代官山T-SITE蔦屋書店で日本初のFlipboard公式イベントが開催されるそうなので、こちらもあわせてチェックしてみてください。
![]() |
・開発: Flipboard Inc. ・掲載時の価格: 無料 ・カテゴリ: ニュース ・容量: 9.2 MB ・バージョン: 2.0 |
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