iOS 7は自動車との統合をさらに強化か。専用地図の表示機能を追加?
AppBank の主任です。
9to5Mac が、iOS 7 では自動車との統合をさらに強化するため、Siri のほかに標準のマップアプリも使えるようになる、と報じています。
(画像引用元:アップル – iOS 6 – あなたの声を使ってSiriにもっといろいろたのみましょう。)
現在でも対応している自動車であれば「アイズフリー」と呼ばれる、iOS 6 の機能が利用できるとされています。
「アイズフリー」はハンドルの発話ボタンを押すと Siri を使って、電話をかける・メッセージを送受信する・音楽を再生するといった機能が利用できるもの。ルート案内も利用できるようですが、音声のみのようです。
さらに運転者の注意を引かぬよう、iPhone のディスプレイは自動的にオフになります。
9to5Mac によれば、関係者の証言を元にこの「アイズフリー」機能が iOS 7 ではさらにアップデートされるとしていますが、こうした機能が利用できるのは最新の iPhone に限られるかもしれないとも書いています。
標準のマップアプリを車載ディスプレイに表示
関係者の証言によると、iPhone を対応する車に接続するだけで標準のマップアプリを車載ディスプレイに表示するようです。
表示される地図は自動車用に最適化・デザインし直されたものになるとしていますが、地図の正確性・信頼性のさらなる向上も不可欠でしょう。
マップアプリやその他の機能については、「アイズフリー」と同様に Siri を使って、音声で操作できるようです。
Bluetooth接続での機能を強化か
さらに 9to5Mac は Apple の求人情報を元に、カーステレオ分野での連携強化も図っているようだと分析しています。
これらの求人には「Bluetooth に関する経験が必要」とされており、このことから Bluetooth で接続した際の機能を強化する狙いがあるとしています。
Bluetooth の転送速度の遅さに起因する課題はありますが、もしかすると、マップアプリを使った連携も Bluetooth で利用可能になるのかもしれません。
iPhoneで車のロックも可能に?
数日前には Apple が申請した特許も話題になりました。
Bluetooth を使って iPhone で車のロックを解除したり、地下駐車場でも iPhone を使って駐車した場所を探せる、というものです。
今回申請された機能が iOS 7 に搭載されるかは不明です。