PRISM問題を受けて考案された暗号化メッセージサービス「Heml.is」

AppBank の主任です。

先月、元局員によるリークで発覚した「PRISM 計画」。この計画に基づいて、アメリカの情報機関は Apple・Google・Microsoft といった企業に利用者が保管しているデータへ無制限にアクセスしているとされています。

こうしたアクセスにより、Gmail で送った・受け取ったメールが読まれたり、Skype でやり取りした音声・ビデオが傍受されているとも言われています。

こうした PRISM 問題を受けて、立ち上がったのが「Heml.is」というサービスです。

Heml.is


Heml.is はメッセージサービスで、iPhone や Android スマートフォンとメッセージを暗号化してやり取りできます。通信内容を盗聴することは困難です。

まだサービスの提供は始まっていません。現時点では出資を募集している最中ですが、約3日で目標額の1.3倍の資金が集まっています。出資すると、写真の送信機能などのオプションが利用できる「コード」が進呈される予定です。

また、iOS・Android 用にそれぞれ専用アプリをリリースする予定とのこと。

Heml.is


(画像引用元:Heml.is – The Beautiful & Secure Messenger

どういう仕組み?

メッセージのやり取りには XMPP という技術を使います。かつては Jabber とも呼ばれていました。

メッセージの暗号化には PGP という技術を使います。これは PRISM 計画をリークした、エドワード・スノーデン氏も有効だとする技術です。

メッセージがいつ暗号化されるのかというと、メッセージを送信する際です。暗号を解いて元の状態に戻す「復号化」はメッセージを受信した際です。

暗号化・復号化はサーバでは行われず、各利用者の iPhone・Android スマートフォン上で行われるため、通信内容を盗聴される可能性は低くなります。

Heml.is


Heml.is – YouTubeより)

もちろん iPhone のセキュリティ機能がきちんと設定されていなければ、あるいは iPhone をロックせずに放置すれば、こうした暗号化・復号化技術も意味をなしません。

iMessageも同様の機能を備えているが…

iMessage も同様に iPhone/iPad で暗号化・復号化を行うため、Heml.is と同じ仕組みを持っていますが、エドワード・スノーデン氏によれば効果は弱いようです。

アメリカの警察が捜査する上では iMessage の通信内容を盗聴できないようですが、情報機関においては何らかの解読方法を利用しているのかもしれません。

そのため、Heml.is でも十分にセキュリティを確保できるかは分かりません。Heml.is そのものが情報機関に協力する可能性も否定はできません。

しかし、9,200人以上の人々が出資していることから、寄せられている期待は大きいようです。

※出資される際は、Heml.is の内容・出資条件・返金条件をよくご確認ください。

参考(順不同)

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