[ヘルシンキ] アプリ開発者インタビュー!Frogmind, Grey Area, Applifier, Grand Cru

moi!としずむです。

DevInterview - 1


先日Supercellのオフィスにお邪魔してきたわけですが(こちら→フィンランドにあるClash of Clansのオフィスに訪問!)、さらに、アプリ開発会社のインタビューもしてきていました。

インタビューを行った会社は4社です。

BADLANDで一躍有名になったFrogmind、位置情報連動ゲーをリリースしているGrey Area、ゲームが口コミする仕組みを提供しているApplifier、そして「minecraft × farmville」なアプリを開発中のGrandCruです。

それでは早速どうぞ!

Frogmind

一人目のインタビューは、Apple Design Award 2013に選ばれ、世界中で大ヒット中のゲームBADLANDをリリースしたFrogmindのCEO、Johannes Vuorinenです。

ゲームの世界観についての話が盛り上がり、最後には「BADLANDはナウシカの世界観と似てる。ナウシカ見たほうがいい!」という話になるという、ちょっと不思議なインタビューとなりました。

DevInterview - 1


Apple Design Awardの受賞、おめでとうございます

Johannes:
ありがとう。たった10個しか選ばれない中にBADLANDが入ったことにびっくりしている。ダウンロードも世界中で伸びてすごく嬉しいよ。初めてリリースしたゲームで、2人の会社なんだけど、、、とにかくびっくりしてる。

非常に独特な雰囲気のゲームですが、どんなことを意識して開発されましたか

Johannes:
ゲームと感じさせないものを作りたかった。例えばチュートリアルは用意してない。参考にしたゲームは Limbo や Locoroco。最もシンプルな操作である「タップ」だけで遊べる、誰でも楽しめるゲームを目指したんだ。一方で、簡単なゲームではないと思っている。進むほど深く、トリッキーになっていくんだ。

雰囲気が独特なゲームですが、ストーリーはありますか?

Johannes:
例えばムービーを流したりして無理やりストーリーを読ませるようなことはしたくなかった。プレイヤーはいつも画面を触ってるような設計をしたんだ。ストーリーは、よくよく注意してゲームを遊んでいると、なんとなく感づくような、そんなものにしている。背景をよく見ると、最初は自然が拡がってるよね。これってなんか「Good Land」みたいな感じがしない?

しますします。

Johannes:
だよね。でも、ゲームを進めると、森に何かが起こっていることがわかるんだ。鳥のさえずりがきえ、森が少しずつ機械に置き換わっていく。「あれ?何か変だぞ?」と、そんな風に感じるはず。

キーワードとして weird と nature が思いついたのですが。

Johannes:
それはピッタリだね!そうそう。そんなイメージ。

トトロとか、、、ナウシカっぽい世界観ですね!

(ここから15分ほどナウシカの腐海とBad Landの世界観の類似性について解説。とにかくナウシカを見たほうが良いと説得)

Johannes:
宮崎駿は知ってるよ。でも観たことはないね、、、、今度観てみるよ!

ゲームの話に戻りますが、ユーザー数はどれぐらいですか(6月20日時点)

Johannes:
有料アプリなんだけど今、ダウンロード数が23万なんだ。で、ユーザー数も計ってるんだけど、こちらは40万。ユーザー数の方が多いんだよね。

え?どうしてですか?

Johannes:
どうも中国の偽AppStoreみたいなところで売られてるらしく、そこのダウンロード数はわからないんだけど、ユーザー数は増えてるのがわかるんだ。まさかダウンロードの倍にユーザー数がなるなんて思ってなかったよ(笑)。でも、受け入れてもらえたというのは嬉しいよ。

中国はすごいですね(笑)。では最後にメッセージを一言下さい。

Johannes:
楽しんでもらえてとても嬉しい。Google翻訳でAppStoreのレビュー欄のコメントも読んでる。どんどんアップデートして、新しいものを追加していきたい。僕たちにとって一番嬉しいのは「こんなのみたことがない」といわれること。みんなを驚かせることを目指すよ。

Grey Area

二人目に話を伺ったのは、位置情報連動型のゲームをリリースしているGrey AreaのCEO、Ville Vesterinen。まだ日本ではゲームをリリースしていないということで、どんなゲームなのかを聞いてきました。日本でのリリースも検討されているそうです。

DevInterview - 2


Grey Areaのリリースしているゲームを教えて下さい。

Ville:
Shadow Cities」というゲームをリリースしているよ。地域情報を利用した、領土をチームにわかれて奪い合うゲームなんだ。基本的には、二つのチームにわかれて町のエリアを取りあうんだ。指で色んな軌跡を描いくことで発現する「ルーン」で戦うんだ。チャット機能も用意されていて、いつもにぎわってるよ。

DevInterview - 3


日本でリリースする予定はありますか?

Ville:
いつか日本語化したいと考えてはいるよ。

今後新しいゲームをリリースする予定はありますか。

Ville:
マルチプレイヤーでリアルタイムに戦えるアクションゲームを今作ってるよ。夏の終わり頃にはリリースする予定。

ぜひ日本でリリースする時は教えて下さい!

Ville:
もちろん!!

ちなみにこのインタビュー後、伝統的なフィンランド料理を提供するレストランを教えて欲しいと頼んだところ、一緒にランチしてくれたばかりか、なんとランチをおごってくれるという、とにかくいい奴でした!!(詳細:ヘルシンキ旅行記

DevInterview - 9


Applifier

三社目は、Applifier。Applifierは、小規模なゲームデベロッパーがFacebook上でユーザーを流し込みあう「Applifier」、ゲームの内容を動画で伝えるビデオネットワーク「Impact」、そして動画でプレイ動画を共有するSNS「Everyplay」を提供しています。サンフランシスコにも支社をもつ、広告系のベンチャーです。

今回はApplifierが提供しているサービスのうち「Everyplay」について、CEOの Jussi Laakkonen に話を伺ってきました。

DevInterview - 6


Everyplayについて教えて下さい

Jussi:
Everyplayは、ゲームのプレイ動画を共有しあうFacebookみたいなものだよ。ゲームのプレイしているところを動画でとって、みんなでシェアするんだ。例えば、RovioのBad Piggiesに入ってるよ。

今のバージョンは動画を共有してそこにコメントをつけられるだけなんだけど、次のバージョンでは、声と、あとインカメラを使って自分の顔もいれて動画も投稿できるようになるんだ。声はプレイ中にいれてもいいし、プレイ後でも入れられるんだよ。今のところiOSのみに提供しているんだ。

どんなゲームに入っているんですか

Jussi:
今のところおおよそ80個のゲームに対応しているんだ。Bad Piggiesの他、Ice Rage、Nimble Quest、Turbo(dream works)、Bike Cameraなどにはいってるよ。Unity、Unreal、Cocosなどに対応していて、Unityなら2分で導入できる。

2分は嘘ですよねw

Jussi:
ホントだよ!僕が2分でコーディングした動画もあるんだよ(笑)。

Everyplayについてもう少し教えて下さい

Jussi:
Facebookみたいな感じで、ゲームの公式ページがあるんだ。投稿した動画はtwitterにも投稿できる。投稿するには、ユーザーになればいいんだけど、ゲームが得意なプレイヤーには多くのフォロワーがいるんだ。動画でゲームが口コミされるから、小さなゲームも大きく売れる可能性がある。

日本のアプリでも導入できますか?

日本のアプリでも使えるけど、ユーザーが動画をみてそのアプリをダウンロードしようと思った時に、その国のApp Storeでリリースされていない場合は、App Storeに遷移した時にエラーがでてしまうから気をつけてね。

こちらに掲載したい場合は広告費が発生するんですか?

Jussi:
EveryplayのSDKを導入するだけだよ。今のところは広告の仕組みはいれていなくて、ユーザーと導入してくれるデベロッパーを増やすことに集中しているんだ。

ちなみにこちらがApplifierの事務所の雰囲気。フィンランドの会社のオフィスはみんなオシャレだったー(服装はみんな適当というか、どの会社にいってもみんな会社シャツ着てた)。

DevInterview - 5


Grand Cru

最後は、Grand CruのCEO、Markus Pasula。まだリリースしているアプリこそありませんが、「minecraft × farmville」という、誰もが期待してしまうアプリを開発中の会社です。

DevInterview - 7


現在開発中のゲームについて教えて下さい

Markus:
「Supernauts」というF2Pのゲームだよ。主にiPadで遊ぶためのゲームで、ユーザーのクリエイティビティにフォーカスしたゲームなんだ。もちろんチャットしたりもできる。

DevInterview - 8


どんなゲームに影響を受けていますか

Markus:
まず minecraft。世界を建設するゲームなんだ。そして farmville や heyday のように、F2Pの要素を取り入れた遊びやすいゲームにしようと思っている。そして最後が Habbo Hotel や Secondlifeのようなソーシャル性。いってみれば minecraftvilla みたいな。

なんかすごいですね

Markus:
(笑)。

リリースのスケジュールについて教えて下さい

Markus:
夏の終わり頃からもっと情報を公開していく予定。ニュージーランドではリリースしていて、次はカナダでリリースするよ。

本リリース前にカナダでリリースするのは一般的な手法なのですか?Supercellも行っていると聞きますが。

Markus:
F2Pのゲームではよくある手法だと思うよ。数字をみて、改善してからアメリカやヨーロッパでリリースする。Rovioみたいにしない会社もあるけど、僕はもう少し慎重だね(笑)。日本でも英語版だけどそのタイミングでリリースするよ。それでうまくいって、あとはいいパートナーがみつかったら、ローカライズするつもりだよ。

楽しみにしています!

参考になったらシェアお願いします!
Twitterへ Facebookへ はてブへ Pocketへ
▼新着記事やオススメ記事を投稿中!