「ゲーム内課金は登場する?」Ingressの今後について川島優志さんに聞くインタビュー第2弾!
「ゲーム内課金は登場する?」など、さらにいろいろ伺いました!
前回は文化庁メディア芸術祭や今後のIngressについてのお話を伺いました。
今回は皆さんが気にしてそうな「ゲーム内課金を実装する予定は?」や、3月に京都で行われるイベント『XMアノマリー -証人-』への思いなどを語って頂きました!
Ingressは女性ユーザーが多い
——プレイヤーの年齢層で1番多いのは?また、男女の比率はどれくらいですか?
20代後半から40代の方が多いですね。「しばらくゲームを遊んでいない」、「スマホでゲームをしたことがない」という方が遊んでくれています。「すごく久しぶりにハマッたゲームだ」という声も聞きます。
比率としては、意外と女性が遊んでくれていますね。男女比でいくと7:3くらい。
——私が初めてリアルキャプチャしたのも女性エージェントでした。「いい意味でゲームっぽくないのがいい」とおっしゃっていましたね。
画面がキレイ、歩くことがエクササイズにつながるIngressがモチベーションになってくれるといって遊んでくれているという声は聞きますね。アメリカでは「18kg痩せた!」なんて人もいるくらい。
あとは知らなかったステキなスポットが見つかるのも女性に響くポイントのようですね。
逆に聞きたいんですが、女性がIngressを続ける理由ってなんですか?
——(まさかの質問にビックリ)画面がいわゆるソーシャルゲームっぽくないのはいいですよね。あとは、エージェント同士の距離の近い感じが好きです。通勤途中にレゾネータを攻撃していて「あと一歩!」というところでレゾネーターを刺されてしまうと、思わず周囲を見回しますよね(笑)
「誰だ!?」みたいな。
ですです。今までは道ばたで立ち止まってスマホを見ている人は「メールチェックかな?」と思っていましたが、今は全員エージェントに見えます(笑)
そういうまったく関係のない、「目の前にいる人も同じゲームをしているかもしれない」って、今までにないことなのですごく新鮮です。
仮想世界が現実に重なっていく感じが面白いですよね。ぜひ周りの女性にも勧めていってください(笑)
——Recruiterメダル獲得目指します(笑)
ゲーム内課金は登場する?
——Ingressには課金要素がありませんが、アイテムや特別なアバターを配信するなど、課金システムを実装する予定はありますか?
▽ゲーム内で必要なアイテムは、すべてハックで手に入る。
Ingress自体は、そういう課金の予定はありません。将来的にIngressをプラットフォームとして解放したときに参入してきた方が、そういったカタチのマネタイズをするという未来はあるかもしれませんけどね。
ただ、さまざまな方法でマネタイズできるような整備はしていきたいと思っています。
Ingress自体はゲーム内課金モデルではありません。人が実際にその場所を訪れる、それに応じて報酬が生まれるというかたちを取ろうとしています。つまり、ポータルのスポンサーしてもらうというシステムを目指しているんです。そのひとつの成功例はローソンですね。
ローソンの場合で言うと、予想をはるかに上回る成果がでていると聞いています
——それはすごい!
今後もゲームの世界観を崩さないうえで、そういったシステムを拡張していきたいと考えています。
Ingressはリアル課金が話題になることも多い
——ゲーム外のリアル課金で、エージェント勧誘の電車の広告など驚きのものが
レポートされています。「コレは!?」と驚いたものはありますか?
チェコであった、路面電車の勧誘広告は驚きましたね(笑)あとは電波塔をレンタルし、まわりのモニュメントをポータルにしたのもすごかったですね。
#ingress チェコでついに、お金払って仲間の募集広告を出す人が出てきたそうな。みんなどんだけハマってるの… https://t.co/sFBVlGliVh pic.twitter.com/dNcbs43oCc
— Eiji Kitamura (@agektmr) 2014, 9月 24
——海外エージェントの課金の仕方はものすごく大胆ですよね。
そうですね、飛行機やヘリをチャーターしたりとか。でも、日本でもおそらく今後そういったことが起きるんじゃないかと思っています。
▽ヘリをチャーターしてハックをしたエンライテンドのエージェント。
この間のDarsana Tokyoでも、日本を覆うようなCFができあがった。
——日本が緑の海に沈んだアレですね。
その時ポイントのひとつだった襟裳岬に、一人のエージェントが吹雪のなか向かったわけですが、次回そういったことが起きたときにヘリをチャーターするためのカンパとか。もしかしたら起こってるかもしれないですよね(笑)
——壮大な作戦!
一人100円ずつ!みたいな(笑)
——この記事から「その発想があったか!」と活動が始まったらどうしよう(笑)
現実世界の見え方が変わる
——私は普段新宿でIngressをしているんですが、居酒屋の看板がポータルになっていたりして面白いなぁと思います。
東京は世界のなかでもポータルの密度が圧倒的に高いですしね。歴史的なモノも多いし、面白いモノを作る人も多い。
——坂本龍馬の像が居酒屋の看板で、それがポータルだったりします(笑)
▽新宿の坂本龍馬ポータル。街のおもしろさに気づけるのもIngressならでは。
そういうのに気づくのもすごいですよね。東京ってこんなにいろんなモノがあったんだ、っていう。
たとえば、自分が生まれた街や住んでいる場所が好きじゃない人って結構いると思うんです。でも、「Ingressを始めていつも行く場所や住んでいる場所が好きになりました」という声をよく聞くんです。Ingressを通して新しい発見があったり、愛せる場所になったりするのはすごくイイ効果だなと感じますね。
——たしかに通勤でなにげなく通る場所でも、おもしろいモノが発見できますもんね。
そうですね。地球上全部でそういう発見ができますよね。普段だけでなく、旅行に行ったときもちょっとスキャナーを開くだけで普通の観光コースじゃないところを発見できたりとか。
ポータルのある場所はローカルの人が行くところですから、ガイドに載っている場所だけでなく、ローカルの人しか踏み入れないような路地を見つけて、全然違う姿が見られたりして・・・普通の旅行ガイドとは違う、その街や都市のいいところを発見してもらいたいですね。
——新たなトラベルナビ、という感じですね。
だから、日本(東京)に来た海外からの旅行者の方にも、Ingressを開いて、地元の人が見ている居酒屋の看板に気づいてもらったりとか。そんな風にも楽しんでもらいたいですね。
今までなかったつながりが生まれる、それは現実世界でプレイしているから生まれるんですよね。それは今までのソーシャルゲームになった新しさだなと思いますね。
京都のイベントにむけて一言
——最後に、3月に京都で行われるイベント『XMアノマリー -証人-』に参加されるエージェント達に一言お願いします。
前回のDarsana Tokyoでは5,000人のエージェントが集まりました。今回もおそらく国内外からたくさんのエージェントが参加して、世界戦のような様相を呈していくと思います(笑)どんなドラマが起こるのか、ダルサナを超えるようなドラマが起こるかと非常に楽しみです。
今回の舞台は京都という歴史のある、素晴らしいポータルがたくさんある場所です。参加されるエージェントは(Ingressでの)戦いをするだけでなく、世界中のエージェントとコミュニケーションをとったり、京都のポータルをひとつひとつ味わう時間を作って欲しいと思います。京都を満喫しつつ、Ingressを満喫してください。
ボク自身も、どんな戦いになるのかすごく楽しみにしています。
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Ingressの今までとこれからについて、貴重なお話をたくさん聞かせて頂きました。AppBankも京都のイベントに参加します。日々進化しているIngressから今後も目が離せませんね!
川島さん、ありがとうございました!
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・開発: Google, Inc. ・掲載時のDL価格: 無料 ・カテゴリ: ゲーム ・容量: 48.9 MB ・バージョン: 1.66.0 |
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