眼鏡がブッ壊れるほど面白い。読まずに解く推理ゲーム『Her Story』
ゲームが面白すぎて眼鏡が壊れるなんて、あり得ない?いや、これがあるんです。
小説でも、漫画でも、ゲームでもいいんです。寝っ転がりながら楽しめて、面白すぎるものには眼鏡を壊す魔力があります。
私にとってその「面白すぎるもの」は、Her Storyという推理ゲームでした。
動画でも解説中
眼鏡を壊す方法
まず、面白すぎる体験で眼鏡が壊れることを写真付きで説明しましょう。
休日の夜に、寝転がりながらゲームを遊びます。時間を立つのも気にせずに遊んでいると・・・。
あー、面白かった。すやぁ。
そして、だんだんと体勢が崩れ・・・。
朝。起きるとあとにはフレームがゆがんだ眼鏡が。
眼鏡ユーザーなら、これを1度は体験したことがあるはず。
で、
何が面白かったの?
『Her Story』は、警察のデータベースにアクセスして1994年に起きた殺人事件の真相を探る推理ゲームです。
ただし、そのデータベースは現代のPCではなく、1994年のPC。見てください、この味気ない画面!
データの検索方法も原始的です。画面中央の検索ウィンドウに単語を入力し、地道に検索することしかできません。
殺人事件を探るので、まずは「MURDER(殺人者)」という単語でサーチします。
このPCには、重要参考人の証言が短い動画として収められています。
検索ワードに関連する動画があると画面中央に表示され、内容を閲覧できます。
動画を見ていると、「Simon’s murder」という単語が出てきました。
どうやら、殺されたのはSimonさんらしいですね。
次は、「Simon」というワードで検索。被害者は、どんな人間だったのでしょうか。
今度は61件もの動画が検索されましたが、最初の5つだけが閲覧できます。
どうやら、Simonは窓ガラスなどを作る仕事をしていたようです。また、その友人や親戚などの人間関係も見えてきました。
しかし、そこで捜査は行き詰まります。人間関係は見えてきたけど、次は何を調べればいいんだ・・・適当に検索しても、新しい動画は出てこないし。
自分で考えて、手持ちの情報を整理し、事件の謎に迫らなければなりません。
あった!
情報・・・情報・・・そういえば、警察と参考人のやりとりで「2月ですか、なんで?」というやりとりがあったような。
2月。2月に何かあったのかもしれない。
そこで、「February」で検索すると新しい動画が出てきました。やっぱり、これだったんだ!
警察は2月に事件があったと考えているようですが、参考人は2月にそのようなことはなかったと証言しているようです。
なぜ、警察の調査と参考人の記憶が食い違うのか。次はここを深掘りして検索するしかない。
推理する
推理小説などは順を追って物語を読み進めますが、このゲームに順番はありません。その代わり、プレイヤーのひらめき次第であらゆる角度から事件の真相に迫れます。
私の友人は人間関係をキーに事件を調べて解決しましたし、私は警察と参考人の意見の食い違いを調べていって事件の真相を明かせました。
自分のひらめきがすぐに反映され、事件の真相にだんだんと迫る感覚。これが嬉しくて、夜通し遊んで、気づいたら眼鏡が壊れていたわけです。
英語が苦手でも遊べる
ちなみに、このゲームで使われている英語は簡単なので、高校生レベルの英語で読めます。
動画再生中に画面上のバーを押せば、一時停止も巻き戻しも自由自在。英語が苦手な方でも、自分のペースで遊べます。
さらに、動画の右の【User Tags】をタップすると、独自のタグを設定していつでも動画を見られます。
「この動画は事件の鍵だ!」と感じたら、タグ付けして保存。
タグを検索ワードにすれば、いつでもタグ付けした動画が見られます。
タグ付けして情報整理していくのは、メモをとりながら推理小説を読んでいる感覚そのもの。
英語とか関係なく遊んでほしい
読み進めるのではなく、解き進める推理小説。それが『Her Story』です。推理小説好きの方、今年はガンガンにクーラーを効かせた部屋でこれを遊んでみてください。
絶対にはまりますよ!あ、眼鏡は外して読んでください。
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・販売元: Sam Barlow ・掲載時のDL価格: ¥600 ・カテゴリ: ゲーム ・容量: 1,761.6 MB ・バージョン: 1.1 |