データ通信量を節約できるブラウザ
データ通信量の節約で鍵を握るのは「ブラウザ」。日々の検索・ニュースチェックに使うブラウザで節約できれば、大きな効果が期待できます。
では、どんな選択肢があるのでしょうか?
Chromeがある!と思いきや・・・
データ通信量を減らせるブラウザの定番といえば、Googleの『Chrome』でした。
(© Google Inc.)
なぜ過去形でご紹介しているのかというと、実は執筆時点の最新版(48.0.2564.104)で、通信を圧縮する機能が廃止されてしまったからです。
(© Google Inc.)
原因は、Chromeに組み込まれたApple製の技術です。ウェブページの処理が高速化した一方、圧縮機能の搭載は認められていないので廃止されました。
このルールをAppleが変更した際には、圧縮機能をChromeにあらためて搭載するとGoogleは発表しています。
動画にも対応した節約ブラウザ
そこで登場するのが『Opera Mini』と『Opera Coast』です。PCで有名なブラウザ『Opera』のスマートフォン版です。
(© Opera Software ASA)
Opera Mini(左)はSafariに近いデザインですが、Opera Coast(右)は独特のデザインです。
(© Opera Software ASA)
どちらにもデータ通信量を減らす圧縮機能が用意されています。Opera MiniはOpera Coastよりも細かく設定でき、通信量を最大90%減らすモードもあります。
(© Opera Software ASA)
特徴的なのが「ビデオブースト」という機能。これを使えば動画のデータも圧縮して読み込めるので、通信量を減らせます。
(© Opera Software ASA)
Opera Miniのダウンロードはこちら。
Opera Coastのダウンロードはこちら。
Safari+コンテンツブロッカーという選択肢も
他社製のブラウザはどうにも合わない。そんなときはコンテンツブロッカーを使う方法もあります。
Safariでウェブページの広告をブロックできるとして話題になりましたが、もとはウェブページ上の特定のコンテンツを読み込まないように設定できる機能です。
たとえば『Speedafari』は、不要なコンテンツやスクリプトをブロックすることで読み込み時間を短縮し、データ通信量を削減します。
(© Arvid Lunnemark)
モードを切り替えることで、データ通信量の削減度合いも変わります。モードを「High」にすると、Safariは画像も読み込みません。
(© Arvid Lunnemark)
Speedafariは以下のページでご紹介しています。
→ Safariのページ読込が遅い? コンテンツブロッカー『Speedafari』で解決!
このほかにも様々なコンテンツブロッカーがあります。ぜひご覧ください。
→ iPhoneのSafariで広告をブロックする『コンテンツブロッカー』まとめ