本棚の中で眠れる「泊まれる本屋」に行ってきた【インタビューあり】
昨年11月、東京都豊島区・池袋にオープンした『BOOK AND BED TOKYO』。
『BOOK AND BED TOKYO』は「泊まれる本屋」がコンセプトのホテルです。以前からずーっと行きたかったこの場所に、ついに行ってきちゃいました。
『BOOK AND BED TOKYO』に行ってきた
『BOOK AND BED TOKYO』があるのは、JR池袋駅のすぐ近く。
エレベーターに乗り7階で降りると、目の前に突然おしゃれな空間が。
ドアには「HAVE A BOOK DAY」と描かれた張り紙。シャレオツ。
ベルを鳴らすと・・・
スタッフの方がひょっこりと顔を出してくれました!
さて、中に入ってみましょう。
ドアを開けるとズラーっと並ぶ本棚が。室内は暖色系のライトで照らされており、入った瞬間に暖かい、親しみやすい雰囲気を感じました。
奥にはボーダー柄のソファが設置されています。ここは共有スペースなので誰でも利用できるようです。大きな窓から入ってくる光がいい感じ。
ソファの向かいには、ポットやコーヒーメーカー、電子レンジなどが置かれています。そう、飲食もOKな本屋さんなのです。
天井には、まんまるの電球と本が吊るされていました。
『BOOK AND BED TOKYO』のコンセプトは「泊まれる本屋」。
本棚の間に、宿泊できるスペースが存在します。
そう、ココ!!!!!
ベッド入ってみると、マットレスが敷かれており、マクラや掛け布団が用意されていました。
コンセントも完備。スマホの充電もできます。
壁には自由に使える耳栓もありました。読書に集中したいとき、ぐっすり眠りたいときに使えそう。
実際に中に入らせて頂き、足を伸ばしてみました。
なんだか実家の押入れにいる気持ち。カーテンを閉めれば完全に個人スペース。本の世界にガッツリ入り込めそうです。
ベッドにもいくつか種類があります。
先ほど紹介したのが本棚の中で眠れる「BOOKSHELF」、そしてこちらが、より集中した環境で読書ができる「BUNK」です。
受付の近くにある廊下を歩いて行くと・・・
シャワールームがあります。女性専用の場所も備わっていましたよ。
1泊3,500円(税抜)から泊まれる『BOOK AND BED TOKYO』。ゆったりとした雰囲気で読書を楽しむことができ、そのまま眠れちゃう。
なんて幸せなんでしょうか。個人的に宿泊しに来ようと決意しました!
気になることを聞いてきました
そして今回、『BOOK AND BED TOKYO』を運営している「株式会社アールストア」の広報部、力丸さんにいろいろとお話を伺ってきました。
ー 本日はよろしくお願いします。
力丸さん:
よろしくお願いします。
ー まず『BOOK AND BED TOKYO』の誕生秘話を教えてください。
力丸さん:
アールストアはもともと不動産仲介の会社で、リノベーション物件などのオシャレな物件を紹介してまして。
これまでウェブ上のみでやっていたのですが、新しい展開を模索している中で、店舗をやろうかなという話になったんです。
いろいろ調べていくと「ホテル」が面白そうっていう話になって始まったのがきっかけですね。
ー ホテルと「本」を掛けあわせたのはなぜですか?
力丸さん:
表向きのコンセプトとしては「泊まれる本屋」なのですが、本来は「楽しくてしょうがない体験をしながら寝ちゃう」っていうのがコンセプトで、そのためのツールが「本」だったというわけです。
旅行に行く前って「本」を見てプランを立てたり、飛行機の中で本を読んだりと、「旅」と「本」って結構繋がってるんじゃないかという部分で、「本」を選んだって感じですかね。
ー どのくらいの年齢の方が利用していますか。
力丸さん:
20代〜30代が90%ですね。SNSとかで見て来てくれる、っていう方が多いんじゃないかなあ。「泊まれる本屋」ってだけで、面白そうって思ってもらえるんですよね。
図書館だとちょっと静かすぎたり、漫画喫茶だと区切られていてちょっと寂しい。友だちの家みたいな感覚で、ゆるーい感じで安心してこられるのだと思います。
図書館ではないのでおしゃべりもOKですし、店内は音楽も流していますよ。
「本が好きで好きでしょうがない」という人だけではなくて、コンビニで立ち読みする人たちや、「ジャケ買い」したりする人に合っているんじゃないかと思います。オープンしてから5ヶ月くらい経ちますが、稼働率(予約が埋まっている率)は100%です。
ー す、すごい。。外国の宿泊客もいらっしゃると伺いましたが?
力丸さん:
3分の1は外国のお客さんなので、英語、中国語、韓国語が話せるスタッフもいます。
海外からの評価が高く、イギリスにある上流階級向けの高級誌「インディペンデント」とか「ガーディアン」にも取り上げてもらったりして。
「ELLE」や「VOGUE」といったファッション系の雑誌にも紹介してもらいました。
『BOOK AND BED TOKYO』が「和」ではなく「東京」をテーマにしているため、東京の新しいカルチャーとして、かなり大きな評価を頂いています。
本も、20%くらいは洋書を入れていますよ。旅行で来た海外の方が、自分の本を置いていってくれたりして、「募金」ならぬ「募本(ぼほん)」と読んでいます(笑)。
ー 今、ここにはどのくらいの本がありますか?
力丸さん:
ここには、だいたい1,700冊くらいありますね。実はこのソファの下にも、700〜800冊くらい入っているんです。
本の選定自体は、渋谷にある「SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS(略称SPBS)」さんに頼んでいます。
ー どんな本を置いているのですか。
力丸さん:
ほんと、いろいろ置いています。
小説、ビジネス書、マンガ、写真集、ウォーリーを探せもあります(笑)。池袋はご飯屋さんがたくさんあるので、食べ物の本もたくさん置いていますよ。
ー イチオシの本を教えてください!
力丸さん:
俺のオススメは「アンソロジー カレーライス!!」ですね。あとは、ラーメンの本も人気です。
力丸さん:
あとは、世界のいろいろな建物が見られる「奇界遺産」とか。
力丸さん:
自分では手が届かないけど気になってる本ってあるじゃないですか。
そういうのが読めるのも『BOOK AND BED TOKYO』のいいところじゃないかと。
あとは、スラムダンクも人気ですね。
全巻読んで帰っていったお客さんもいました。
ー こういう人に来てほしい、というのがあれば教えてください。
力丸さん:
カフェや友だちの家に行くような感覚で、サードプレイス的な使い方をしてほしいですね。家でお風呂入って、ご飯食べて、ここに集合して泊まる、っていうのもおすすめです。
外国の方がいたり、地方の方がいたりと、いろんな人とコミュニケーションができるので、それもまた楽しいんですよね。スタッフもお客さんと仲良くなって、一緒にご飯にいったりもしてるみたいです。
ー 今後の計画があれば教えて頂きたいです。
力丸さん:
今年中に増やす店舗を予定です!どこかは教えません(笑)。
ー 最後に、これだけ伝えたいということがあればお願いします。
力丸さん:
近くに住んでいる方は、ぜひ泊まりに来てください!
2人で泊まっても1万円を切るくらいなので、遠出はできないけどいつもとはちょっと違う体験をしたい、という方にはぜひ。ゴールデンウィーク明けは、比較的予約が取りやすいので、ぜひお越しください。
あとは、「1LDK」さんとコラボしたグッズを発売しているので、鬼のように買って欲しいです(笑)。
オンラインストア → 1LDK STAND × BNBT Tシャツ – SIZE 2(M) | BOOK AND BED TOKYO STORE
力丸さん:
あと、うちの会社が作っているアプリ『R-STORE』をダウンロードしてください!

見ているだけでもかなり楽しい。

『R-STORE』ウェブサイトはこちら → 東京のデザイナーズ・リノベーション・おしゃれな賃貸ならR-STORE
(© R-STORE LTD.)
▼アプリのダウンロードはこちら▼
本日はありがとうございました!
お話を伺った『BOOK AND BED TOKYO』の方々。
とてもフレンドリーな皆さん。『BOOK AND BED TOKYO』に行ったらぜひ、スタッフの方にも話しかけてみてくださいね。
宿泊のご予約はこちら! → BOOK AND BED TOKYO | プラン一覧画面
参考
公式サイト:BOOK AND BED TOKYO
Instagram:BOOK AND BED TOKYOさん(@bookandbedtokyo)
Twitter:Day-time利用状況 | BNB(@BOOKANDBEDTOKYO)さん | Twitter
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・販売元: R-STORE LTD. ・掲載時のDL価格: 無料 ・カテゴリ: ナビゲーション ・容量: 17.0 MB ・バージョン: 3.2.5 |