もう「ださいたま」なんて言わせない。さいたま舞台のRPGが本気過ぎる
『さいたま市RPG ローカルディア・クロニクル』。
名前の通り、埼玉県の「さいたま市」と「川越市」を舞台にした、探索型RPGである。
© IGETAYA CO., LTD.
ゲームのストーリーはこうだ。
10の国で構成された世界。200年の豊かな生活に慣れた人々は、少しずつ歴史や伝統を忘れていき、モンスターたちも凶暴化していく。
そこで出会った、少女と少年の物語。
登場するキャラクター。かなりクオリティが高い。
ゲームは、十字キーを操作して主人公を移動させる。
ゲーム内に登場する地名や場所には地元にちなんだものも使われている。岩槻区は「ロックゼコルバ王国」、埼玉スタジアム2002は「コロッセオ2002」として登場するなどのこだわりっぷり。


対面型の敵とのバトルシーン。バトルで経験値を獲得しながらキャラを育て、物語を進めていく。


ゲーム内で実際に使えるクーポンがもらえたり、GPS機能を使って指定の場所に訪れるとアイテムが貰えるなど、このゲームならではの機能も備わっている。


さいたま市を舞台にした異色のRPG『ローカルディア・クロニクル』。
2015年には、さいたま市を元気にする、斬新なアイデアあふれるビジネスプランを表彰する『さいたま市 ニュービジネス大賞』のビジネスプラン賞を受賞するなど、各メディアでも取り上げられ話題になっているゲームである。
そんな『ローカルディア・クロニクル』の開発者に、気になるあれこれを聞いてみた。
開発者に聞いてみた
なぜ「さいたま市」なのか
「ださいたま」「県民愛着度ワースト1位」など、テレビなどでもマイナスな印象で取り上げられがちな「さいたま市」に、何らかの貢献をしたいと考えたのがきっかけです。
「さいたま市」×「RPG」という、かけ離れたキーワードを融合させることで、これまでにない話題作りをすることができるのではないかと、考えました。
(参考:「都道府県・郷土愛」ランキング!1位は北海道、最下位は自虐で有名な関東のあの県 (ダイヤモンド・オンライン) – Yahoo!ニュース)
開発者は全員、埼玉県出身?
はい。全員埼玉県の出身です。さいたま市と川越市の出身者です。
「さいたま市」を再現するための工夫
市民にほとんど知られていない「昔話」を探し出してゲームの物語に入れたり、強風になるとしばしば運転を見合わせる「JR川越線」を真面目なファンタジーに組み込むなど、ゲームの世界観を崩さずに、いかに地域の話題を出すかを重視し、物語の構成を考えました。
埼玉県民に注目してほしいポイント
「何もないのが特徴」という埼玉県ではありますが、RPGにできるほどの歴史や物語があることを再認識していただけると嬉しいです。
開発者様が思う「さいたま市 or 埼玉県」の魅力
鉄道博物館、盆栽町、浦和レッズ×大宮アルディージャ、現在のさいたま市には色々な魅力があります。
それと同時に、浦和・与野・岩槻・大宮、それぞれには長い長い歴史があり、たくさんの物語が残っています。
そのような知られざる面白さがまだまだ潜んでいること、それこそがさいたま市の魅力だと思います。
さいたま市版で終わらずに、今後は他地域へも展開していきたいと考えております。RPGにしたい地元や地域がございましたら、ぜひご連絡いただけると嬉しいです。
「埼玉愛」にあふれるゲーム
「埼玉を元気にしたい」という思いから生まれたというゲーム。開発者の言葉からは「地元愛」が伝わってきた。
こんな愛の溢れたゲームを、今後も応援していきたい。
さいたま市民でなくても、昔のRPGが好きな方ならきっと楽しめるはずだ。アプリの無料ダウンロードは下のボタンから。
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・販売元: IGETAYA CO., LTD. ・掲載時のDL価格: 無料 ・カテゴリ: ゲーム ・容量: 95.0 MB ・バージョン: 1.1.8 |