絶対に記憶させる、脳科学に基づいた「ToDoアプリ」とは?
やることを管理する、ToDoアプリ。いま、App Storeには様々なToDoアプリがあります。
約5年ほどiPhoneを使い続けている私もいろいろなToDoアプリを使ってきましたが、最近気になるアプリを見つけました。それが、『reminDO』。
iTunes Storeには、”脳科学に基づいた、記憶に残せるアプリ“と書かれています。このアプリについて、開発者の方にお話を伺いました。
脳科学に基づいたアプリとは?
やりたいことや、覚えておきたいことを入力すると「記憶に必要な復習時期を自動で計算」し、忘れかけた時に通知させることで、記憶力を大幅に向上させるという『reminDO』。


© 2016 reminDO

開発者の中島さんによると、このアプリでは”エビングハウスの忘却曲線”という有名な研究を元にして作られているそうです。
ドイツの心理学者・ヘルマン・エビングハウスは、3つのアルファベットを被験者に覚えさせ、その記憶がどれくらいのスピードで忘れられていくかを調べました。
その結果をグラフ化したのが『エビングハウスの忘却曲線』です。

実験の結果、記憶は、覚えてから約1時間後に半分近く忘れてしまうこと、残った部分はゆっくり忘れていき長く保持されることが分かっています。
この研究結果を元にした、「そろそろ脳が忘れるな」というタイミングで通知してくれるのがこのアプリ。
記憶を定着化するための方法として、東京大学の脳科学を研究している池谷教授も、この方法をすすめているそうです。
reminDOは「記憶専用」アプリ
『reminDO』は、reminder + ToDo の造語で、「記憶すること」を目的として作ったと中島さんは言います。
ToDoアプリはすでに優れた物がたくさんあり、物事を効率的に記憶するための使いやすいアプリはあまりなかったので、このアプリを開発したんだとか。
アプリ名には、覚えることをToDoリストのように一元化したいという意味を込めているそうです。


© 2016 reminDO
受験や資格勉強の「暗記」など、沢山の項目を「最低限の復習回数で効率的に覚える」という事に向いているのが『reminDO』。
それ以外にも、日常生活で「忘れたくないこと」や「今日絶対にやらなければいけないこと」などを登録し、覚えることができます。
暗記以外の活用法も
開発者の中島さんは、英文を読んでいて、知らない英単語が出てきた場合に『reminDO』に登録します。
登録すると辞書サイトにもリンクされ、単語の意味を知ることができ、『reminDO』に英単語を発音させることもできます。


© 2016 reminDO
また、読書でも『reminDO』を活用しているんだとか。覚えたいところに線を引くのではなく『reminDO』に登録しておくことで、重要な点を覚えられます。

© 2016 reminDO
『reminDO』はパソコンでも使用でき、WEBサーフィンしていて、覚えたい事や印象に残ったフレーズが出てきた場合にも使用しているそうです。
中島さんは、『reminDO』で登録した内容は、ほぼ記憶できているという実感があると言います。
覚えたいことを共有できる
『reminDO』には、英単語や名言、本の要点などがいくつか登録されています。ここから覚えたいことを選ぶことも可能です。


© 2016 reminDO
これらは、開発者の中島さんが、起業家や個人的に好きな人物の名言をピックアップしているそうです。
また、覚えたいことを登録する際に投稿を公開状態にすれば、誰でも名言などをシェアし、みんなでシェアした事をお互いに覚えるということも。


© 2016 reminDO
覚えたいことを”自然に”覚えられる
有名な研究結果を元にし、忘れたころに通知してくれる『reminDO』。
自分で意識をしなくてもアプリが覚えたいことを思い出させ、”自然に”脳に記憶させるので、頑張って覚える必要がありません。
受験や資格勉強以外にも、覚えたいこと、覚えなくてはいけないことってたくさんありますよね。
中でも、中島さんに教えて頂いた、読書での活用法はかなり良いと思いました。本は読んで終わりではなく、それを実践することが大事ですから、『reminDO』はかなり活用できると感じます。
覚えなくてはいけないことを見つけたら『reminDO』を使ってみてください。しばらく使うだけできっと、自然に覚えてしまっているはずです。
アプリのダウンロードはこちら
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・販売元: AT, K.K. ・掲載時のDL価格: 無料 ・カテゴリ: 仕事効率化 ・容量: 18.4 MB ・バージョン: 1.0.13 |