『iOS 10』公開テスト開始、一般ユーザーも参加OK

一般ユーザーもテストに参加できる『Apple Beta Software Program』に、今秋に正式リリース予定の『iOS 10』が追加されました。

開発者でないユーザーも、このプログラムに参加すればiOS 10をテストできます。

Apple Beta Software Programとは

正式リリースの前に、開発途上版のiOSを試用できるプログラムです。この取り組みでユーザーから得た意見・情報を元にして、正式リリースまでの間にiOSが改善されます。

参加費は無料ですが、有効なApple IDが必要になります。

あくまでテストなので、不具合を見つけたら報告しましょう。iOSの場合、『フィードバックアシスタント』というアプリを使って報告できます。

参加登録は以下のページで行えます。

このプログラムで配信される、ベータ版iOS 10はまだ完成していません。開発途中のバージョンなので不具合が起きる可能性が高いです。

Appleは、事前にiTunesでバックアップすることを勧めています。
→ iPhoneをPCでバックアップする方法【iTunes 12.4版】

たとえば仕事で使っているなど、重要なiPhoneでプログラムに参加することはお勧めできません。万が一の際にiOSが正しく機能しない可能性があります。

もし参加するのであれば、機種変更で余ったiPhoneなど、普段から使っていない・万が一の際に使えなくても構わまいデバイスを選びましょう。

iOS 10はまだベータ版なので、対応しているアプリはありません。

『iOS 9』では問題なく使えていても、ベータ版iOS 10では正しく機能しない可能性があり、普段通りに使えないことがあります。

一定の手順を踏めば、ベータ版iOS 10からiOS 9に戻せます。ただし、データは失われるのでバックアップから復元しなければなりません。

Appleのウェブページで詳しい手順が紹介されています。

このほかの注意点はAppleのウェブページでご確認ください。