ウェブページをメモアプリに楽々保存【Workflow】
© 2016 DeskConnect, Inc.
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今回は、ウェブページに書かれている情報を決めておいたフォーマットでメモに保存する作業を自動化します。
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メモに残すなら整理した形にしたい
あとで見直す・探すことを考えると、やみくもにメモするのではなく、ウェブページの必要な場所を、一定の書式に沿って残したいところです。
そこでワークフローで自動化する作業を分けると、「ページの選択部分・タイトル・URLを取得」→「一定の書式に整える」→「メモに保存」になります。
それではワークフローを組み立てましょう。基本的な操作方法は以下のページでご紹介しています。
→ ワークフローの組み立て方
ページの選択部分・タイトル・URLを取得
Safariから実行できるように、ワークフローを【Action Extension】にします。
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次に使うのが、データを一時的に保管する「変数」です。データに名前を付けて保存すると、あとで再利用するときに重宝します。
ここではデータに変数を割り当てる【Set Variable】を使い、Safariから受け取ったオリジナルの情報に「source」という名前を付けます。
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Safariから受け取ったデータから特定の情報を抽出する【Get Details of Safari Web Page】を追加し、【Get】を【Page Selection】にします。これでページの選択部分だけを抽出できます。
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そして、ページの選択部分だけを抽出したデータに別の変数「body」を割り当てます。別に取得するタイトル・URLと合わせてメモに保存するためです。
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その下に、次はウェブページのタイトルを取得するアクションを組み込みます。
変数からデータを取得する【Get Variable】で【Variable】を「source」にします。これでSafariから受け取ったオリジナルの情報である変数「source」を呼び出せます。
さらに【Get Details of Safari Web Page】を追加し、【Get】を【Name】にします。これでウェブページのタイトルを抽出できます。
最後に、抽出したウェブページのタイトルに変数「title」を割り当てます。

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さらにその下に、ウェブページのURLを取得するためのアクションを組み込みます。
変数「source」でデータを呼び出して、【Get Details of Safari Web Page】の【Get】は【Page URL】に設定し、抽出したURLに変数「url」を割り当てます。

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一定の書式に整える→メモに保存
ここからは抽出したデータを整理し、メモに保存するアクションをつくります。
これまで抽出したデータはテキストなので【Text】アクションを追加。
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テキストエリアをタップし、キーボードの上の【Variable】をタップします。
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タイトルである変数「title」、ページの選択部分である「body」、URLである「url」をテキストエリアに追加。
それぞれの変数を入れた場所に、Safariから得たウェブページのタイトル・選択範囲のテキスト・URLが挿入されます。
これはテンプレートなので、変数をカギ括弧で囲んだり、わかりやすく区切り線を入れたりしてもOKです。
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最後にメモに保存するためのアクション【Create Note】を追加。これで完了です。
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今回のワークフローは以下のリンクからご覧いただけます。
→ Safariからメモに保存するワークフロー
Safariからメモに保存してみる
メモに保存したい部分を選択し、Safariの画面下にあるボタンをタップ。隠れているときはページを上にスクロールしてみましょう。

メニューの下段にある【Run Workflow】をタップ。見当たらないときは下段を右端までスクロールし、【その他】で追加します。

先ほど作成したワークフローを選びます。名前やアイコンを変更する方法は以下のページでご紹介しています。
→ ワークフローの組み立て方

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するとワークフローが実行されて、最後にメモの保存画面になります。【メモを選択】が「新規メモ」になっていることを確認し、右上の【保存】をタップしましょう。

これでSafariで選択していた範囲が、メモアプリに新しいメモとして保存されました。
残念ながら、この方法では選択範囲内の画像は保存されないようです。
ページ全体を保存したい・別のアプリに保存したい場合
ワークフローの中にある、ページ選択部分を抽出するアクション【Get Details of Safari Web Page】の【Get】を【Page Selection】から【Page Contents】にしましょう。
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これでページの主な部分がメモに保存されますが、処理に時間がかかったり、抽出や処理に失敗する場合があります。
別のアプリに保存したい場合は【Create Note】を別のアクションに置き換えます。たとえば『Evernote』なら【Create New Note】です。
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この際、EvernoteとWorkflowを連携させる必要があります。
次回は、状況に応じて処理を選べる「メニュー」を使います。お楽しみに!
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・販売元: DeskConnect, Inc. ・掲載時のDL価格: ¥360 ・カテゴリ: 仕事効率化 ・容量: 55.9 MB ・バージョン: 1.5.1 |