写真をまとめて編集→ZIP圧縮【Workflow】
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「iPhoneにこんな機能があったら・・・」というアイデアは、アプリ『Workflow』を使って現実のものにしてみましょう。
Workflowの紹介はこちら。
iPhoneに欲しい機能は『Workflow』で自作しよう!
今回は、複数の写真をまとめてリサイズするなどの編集を行い、ZIP形式に圧縮する作業を自動化します。
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どんな操作を自動化するのか
今回、ワークフローで自動化する作業は「選択された編集を実行」→「ZIP形式に圧縮」です。写真の選択・どの編集を実行するかを選ぶ操作はユーザーが行うようにします。
さらに、圧縮ファイルをメールに添付するところまでを自動化してみましょう。
ワークフローを組み立てる際の基本的な操作方法は、以下のページでご紹介しています。
→ ワークフローの組み立て方
写真の選択
【Select Photos】を追加します。オプションの【Select Multiple】をオンにすれば、複数の写真を選べるようになります。
目的に応じて編集アクションを選択→実行
そのときの目的に応じて編集の内容(例:リサイズ・回転・切り抜き)を選べると、ワークフローを何個も作る必要がなくなります。
それを実現するのが【Choose from Menu】です。メニューに項目を追加すると、その中に子ワークフローを作れます。
ワークフローの実行時には、ユーザーがメニューから実行したい子ワークフローを選ぶことになります。

今回は【Choose from Menu】を追加し、【リサイズ】と【再圧縮】という項目を追加。それぞれにアクションを追加していきます。

まずは「リサイズ」から。写真のサイズを変える【Resize Image】を追加。オプションの【Width(幅)】か【Height(高さ)】にリサイズ後のサイズを入力しておきます。

次に「再圧縮」です。ここには写真の形式・圧縮率を変える【Convert Image】を追加して【Format】を「JPEG」、【Quality】を好みのレベルにします。

【Quality】のつまみが左端に近いほど画質は落ちますが、ファイルサイズは小さくなります。逆に右端に近いほど高画質ですが、ファイルサイズは大きくなります。
それぞれのオプションのラベル部分をタップすれば、各設定は【Ask When Run】や【Variable】にできます。

【Ask When Run】はワークフローの実行時に、その都度ユーザーが設定を調整できる機能です。
【Variable】は変数です。たとえばワークフロー実行時に、ユーザーが設定値を入力するようにアクションを組むと、その数値を元にオプションを設定できます。
変数については以下のページで詳しくご紹介しています。
→ ウェブページをメモアプリに楽々保存
ZIP形式に圧縮
【Choose from Menu】の【End Menu】の下に、受け取ったファイルをZIP形式に圧縮する【Make Zip】を追加します。
メールに添付
最後に、ZIPファイルを添付したメールを作成する【Send Email】を追加しましょう。
オプションの【To】・【Cc】・【Bcc】・【Subject(件名)】を決めておけば、メールの作成がスムーズになります。

これで、カメラロールなどに入っている写真をまとめて選択し、リサイズや再圧縮をした後にファイルをまとめてZIP形式に圧縮。それをメールに添付して送れます。
今回のワークフローはこちらでご覧いただけます。
→ 写真をまとめて編集して圧縮するワークフロー
DropboxやiCloudにも保存可能
必ずしもメールに添付する必要はありません。『Dropbox』に保存するなら、【Send Email】の代わりに【Save to Dropbox】を置きましょう。

ただし、WorkflowとDropboxの連携を許可する必要があります。
【Save File】を使えば、『iCloud』にも直接保存できます。
ホーム画面から開けるようにする
今回のワークフローはほかのアプリとの連携が基本的に不要なので、ホーム画面や通知センターから実行できるようにしましょう。
以下のページで詳しくご紹介しています。
→ ワークフローの組み立て方
前回ご紹介した【Set Variable】、そして今回の【Choose from Menu】を駆使すればより複雑なワークフローが作れます。ぜひお試しください!
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・販売元: DeskConnect, Inc. ・掲載時のDL価格: ¥360 ・カテゴリ: 仕事効率化 ・容量: 55.9 MB ・バージョン: 1.5.1 |